JR高崎線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年4月〜6月期のJR高崎線 (浦和駅神保原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.7万円/坪(27.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +7.5%( +6.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 299 件(1年前(2019年)に比べて +6.4%( +18件/坪)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 11.6年(昨年 14.5年から -19.5 %減)。平均土地面積は 56.1 坪 (昨年 57.7 坪から -2.7 %減)。平均建物面積は 38.1 坪 (昨年 38.1 坪から +0.0 %増)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が増加。

値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大宮駅北鴻巣駅神保原駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大宮駅で昨年に比べ +59.0 %、坪単価は 194 万円/坪となった。

上位 2 駅(大宮駅神保原駅)は +44.1 %(坪単価 +41.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(岡部駅吹上駅)は -34.7 %(坪単価 -14.5 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 14.5 年 → 2020年 11.6 年、-19.5 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 51.5 % → 2020年 60.9 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 13.3 % → 2020年 8.8 %)

価格下落要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 2.7 % → 2020年 1.1 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 2.1 % → 2020年 1.7 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった大宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 194万円/坪(58.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +59.0%( +71.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 36 件(1年前(2019年)に比べて +20.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった岡部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.0万円/坪(4.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -41.4%( -9.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -60.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR高崎線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR高崎線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
浦和駅133万/坪
(4.9年/41.0坪)
147万/坪
(12.5年/33.0坪)
133万/坪
(9.3年/37.8坪)
さいたま新都心駅101万/坪
(4.8年/36.8坪)
99.1万/坪
(12.8年/31.8坪)
114万/坪
(12.8年/75.9坪)
大宮駅194万/坪
(9.0年/43.6坪)
122万/坪
(10.7年/49.8坪)
95.2万/坪
(11.8年/76.2坪)
宮原駅105万/坪
(9.8年/42.4坪)
111万/坪
(17.3年/52.2坪)
103万/坪
(5.7年/46.5坪)
上尾駅96.8万/坪
(5.6年/40.5坪)
88.7万/坪
(12.8年/42.9坪)
93.4万/坪
(5.6年/47.9坪)
北上尾駅97.5万/坪
(7.1年/59.0坪)
82.6万/坪
(19.0年/54.6坪)
89.9万/坪
(6.0年/39.4坪)
桶川駅80.2万/坪
(17.3年/49.2坪)
94.6万/坪
(19.3年/53.5坪)
63.0万/坪
(16.7年/44.7坪)
北本駅63.5万/坪
(10.4年/56.7坪)
65.0万/坪
(12.1年/42.0坪)
155万/坪
(19.1年/72.1坪)
鴻巣駅62.2万/坪
(19.6年/60.9坪)
56.0万/坪
(14.2年/108坪)
60.1万/坪
(14.8年/73.1坪)
北鴻巣駅80.5万/坪
(0.5年/98.6坪)
63.4万/坪
(23.4年/71.7坪)
50.9万/坪
(16.8年/47.9坪)
吹上駅49.1万/坪
(13.6年/56.0坪)
68.1万/坪
(11.3年/70.2坪)
54.6万/坪
(18.0年/54.9坪)
行田駅63.7万/坪
(10.3年/77.8坪)
70.4万/坪
(3.1年/63.7坪)
67.1万/坪
(13.1年/45.6坪)
熊谷駅53.0万/坪
(20.4年/66.5坪)
60.1万/坪
(15.4年/71.6坪)
48.6万/坪
(20.8年/86.5坪)
籠原駅63.0万/坪
(11.3年/80.8坪)
79.7万/坪
(7.0年/58.2坪)
60.9万/坪
(13.5年/91.0坪)
深谷駅52.4万/坪
(14.1年/73.7坪)
44.5万/坪
(24.7年/60.3坪)
46.1万/坪
(20.1年/83.2坪)
岡部駅14.0万/坪
(33.8年/51.4坪)
23.8万/坪
(34.8年/142坪)
29.5万/坪
(31.3年/199坪)
本庄駅54.1万/坪
(15.5年/60.5坪)
45.4万/坪
(15.3年/75.7坪)
55.9万/坪
(18.8年/64.6坪)
神保原駅46.4万/坪
(23.0年/100坪)
35.9万/坪
(20.3年/57.9坪)
52.5万/坪
(13.5年/68.2坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

大宮駅193.7 万/坪(昨年同期比 +59.0 %)

大宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 194万円/坪(58.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +59.0%( +71.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 36 件(1年前(2019年)に比べて +20.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 9.0年(昨年 10.7年から -15.7 %減)。平均土地面積は 43.6 坪 (昨年 49.8 坪から -12.4 %減)。平均建物面積は 37.9 坪 (昨年 51.8 坪から -26.9 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 10.7 年 → 2020年 9.0 年、-15.7 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 56.7 % → 2020年 66.7 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 26.7 % → 2020年 21.2 %)

神保原駅46.4 万/坪(昨年同期比 +29.3 %)

神保原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.4万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +29.3%( +10.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -60.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 23.0年(昨年 20.3年から +13.6 %増)。平均土地面積は 100.2 坪 (昨年 57.9 坪から +73.0 %増)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 32.5 坪から +7.0 %増)。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 22.2 % → 2020年 25.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 20.3 年 → 2020年 23.0 年、+13.6 %と増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 14.6 分 → 2020年 21.2 分、+45.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 44.4 % → 2020年 75.0 %)

岡部駅14.0 万/坪(昨年同期比 -41.4 %)

岡部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.0万円/坪(4.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -41.4%( -9.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -60.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 33.8年(昨年 34.8年から -2.9 %減)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 141.6 坪から -63.7 %減)。平均建物面積は 23.4 坪 (昨年 38.2 坪から -38.6 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 75.0 % → 2020年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 19.0 分 → 2020年 45.0 分、+136.8 %と大きく増加)

吹上駅49.1 万/坪(昨年同期比 -27.9 %)

吹上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.1万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -27.9%( -19.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて -60.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 13.6年(昨年 11.3年から +19.9 %増)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 70.2 坪から -20.3 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 43.0 坪から -29.6 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 17.7 分 → 2020年 12.7 分、-28.6 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 16.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 11.3 年 → 2020年 13.6 年、+19.9 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 8.3 % → 2020年 16.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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