JR武蔵野線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜12月期のJR武蔵野線 (東所沢駅三郷駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 111万円/坪(33.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -3.6%( -4.1万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 530 件(1年前(2018年)に比べて -14.2%( -88件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 10.4年(昨年 9.1年から +14.6 %増)。平均土地面積は 48.5 坪 (昨年 48.8 坪から -0.5 %減)。平均建物面積は 41.6 坪 (昨年 38.9 坪から +6.9 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。三郷駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは三郷駅で昨年に比べ +12.2 %、坪単価は 88.0 万円/坪となった。

上位 2 駅(三郷駅東川口駅)は +10.3 %(坪単価 +9.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(越谷レイクタウン駅吉川美南駅)は -20.9 %(坪単価 -26.3 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 0.2 % → 2019年 0.6 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.8 % → 2019年 2.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 9.1 年 → 2019年 10.4 年、+14.6 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 62.1 % → 2019年 57.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 17.4 % → 2019年 19.3 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった南浦和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 139万円/坪(42.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +0.1%( +0.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 77 件(1年前(2018年)に比べて -16.3%( -15件/坪)と不調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった吉川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.6万円/坪(24.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -4.2%( -3.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 50 件(1年前(2018年)に比べて -12.3%( -7件/坪)と不調に推移しています。)。

JR武蔵野線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR武蔵野線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
東所沢駅97.1万/坪
(16.2年/70.9坪)
96.0万/坪
(15.3年/61.7坪)
98.1万/坪
(12.2年/47.6坪)
新座駅117万/坪
(13.7年/35.5坪)
115万/坪
(8.2年/39.1坪)
104万/坪
(11.8年/50.4坪)
北朝霞駅-101万/坪
(21.3年/31.8坪)
-
西浦和駅113万/坪
(7.2年/41.8坪)
121万/坪
(8.6年/38.0坪)
108万/坪
(8.2年/40.6坪)
武蔵浦和駅137万/坪
(5.8年/27.8坪)
154万/坪
(4.0年/32.0坪)
138万/坪
(10.9年/39.4坪)
南浦和駅139万/坪
(6.2年/36.7坪)
139万/坪
(8.5年/39.8坪)
127万/坪
(10.9年/38.8坪)
東浦和駅106万/坪
(8.3年/45.1坪)
104万/坪
(7.4年/40.0坪)
103万/坪
(9.9年/38.1坪)
東川口駅121万/坪
(7.7年/44.4坪)
111万/坪
(6.0年/36.2坪)
102万/坪
(6.2年/40.4坪)
南越谷駅---
越谷レイクタウン駅99.5万/坪
(15.8年/62.2坪)
133万/坪
(10.0年/82.6坪)
137万/坪
(5.4年/60.9坪)
吉川駅80.6万/坪
(17.2年/69.2坪)
84.1万/坪
(13.3年/59.0坪)
85.4万/坪
(12.4年/53.5坪)
吉川美南駅95.7万/坪
(4.8年/40.0坪)
115万/坪
(5.4年/119坪)
122万/坪
(9.0年/64.0坪)
新三郷駅86.6万/坪
(15.8年/73.8坪)
92.4万/坪
(8.9年/87.1坪)
100万/坪
(12.7年/83.1坪)
三郷駅88.0万/坪
(15.5年/62.7坪)
78.5万/坪
(22.6年/51.3坪)
112万/坪
(8.6年/66.8坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

三郷駅88.0 万/坪(昨年同期比 +12.2 %)

三郷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.0万円/坪(26.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +12.2%( +9.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 28 件(1年前(2018年)に比べて +47.4%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 15.5年(昨年 22.6年から -31.5 %減)。平均土地面積は 62.7 坪 (昨年 51.3 坪から +22.1 %増)。平均建物面積は 72.4 坪 (昨年 54.9 坪から +31.8 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 22.6 年 → 2019年 15.5 年、-31.5 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 15.8 % → 2019年 40.7 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 42.1 % → 2019年 29.6 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2018年 13.6 分 → 2019年 15.8 分、+16.1 %と増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 10.5 % → 2019年 7.1 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 5.3 % → 2019年 3.6 %)

東川口駅120.9 万/坪(昨年同期比 +8.5 %)

東川口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 121万円/坪(36.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +8.5%( +9.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 72 件(1年前(2018年)に比べて -28.0%( -28件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 7.7年(昨年 6.0年から +28.1 %増)。平均土地面積は 44.4 坪 (昨年 36.2 坪から +22.7 %増)。平均建物面積は 39.6 坪 (昨年 33.0 坪から +19.7 %増)。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.0 % → 2019年 1.4 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 6.0 年 → 2019年 7.7 年、+28.1 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 73.5 % → 2019年 66.2 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.0 % → 2019年 2.8 %)

越谷レイクタウン駅99.5 万/坪(昨年同期比 -25.1 %)

越谷レイクタウン駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.5万円/坪(30.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -25.1%( -33.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 31 件(1年前(2018年)に比べて -46.6%( -27件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 15.8年(昨年 10.0年から +58.9 %増)。平均土地面積は 62.2 坪 (昨年 82.6 坪から -24.7 %減)。平均建物面積は 35.7 坪 (昨年 50.4 坪から -29.1 %減)。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.2 % → 2019年 12.9 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 10.0 年 → 2019年 15.8 年、+58.9 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 15.3 分 → 2019年 22.5 分、+47.1 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 63.8 % → 2019年 32.3 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 10.3 % → 2019年 16.1 %)

吉川美南駅95.7 万/坪(昨年同期比 -16.7 %)

吉川美南駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.7万円/坪(29.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -16.7%( -19.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 4.8年(昨年 5.4年から -11.4 %減)。平均土地面積は 40.0 坪 (昨年 118.9 坪から -66.4 %減)。平均建物面積は 33.1 坪 (昨年 37.2 坪から -11.1 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 5.4 年 → 2019年 4.8 年、-11.4 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 % → 2019年 14.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 16.0 分 → 2019年 24.4 分、+52.7 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 80.0 % → 2019年 71.4 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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