JR川越線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜3月期のJR川越線 (大宮駅高麗川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.8万円/坪(29.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -0.1%( -0.1万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 143 件(1年前(2019年)に比べて -0.7%( -1件/坪)と僅かに減少しています。)。

平均築年数は 12.5年(昨年 12.7年から -1.8 %減)。平均土地面積は 52.5 坪 (昨年 53.2 坪から -1.3 %減)。平均建物面積は 36.4 坪 (昨年 45.6 坪から -20.2 %減)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。西川越駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西川越駅で昨年に比べ +29.0 %、坪単価は 72.9 万円/坪となった。

上位 2 駅(西川越駅西大宮駅)は +21.0 %(坪単価 +16.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(高麗川駅南古谷駅)は -45.4 %(坪単価 -34.2 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 0.7 % → 2020年 2.1 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 21.4 % → 2020年 17.9 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 4.9 % → 2020年 2.1 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 58.6 % → 2020年 57.9 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった西大宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 136万円/坪(41.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +13.0%( +15.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 32 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった高麗川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.0万円/坪(8.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -60.0%( -42.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて -11.1%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。

JR川越線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR川越線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
大宮駅123万/坪
(7.1年/34.6坪)
116万/坪
(15.5年/52.5坪)
122万/坪
(12.7年/42.5坪)
日進駅108万/坪
(5.3年/33.3坪)
127万/坪
(8.5年/40.0坪)
92.5万/坪
(14.8年/50.8坪)
西大宮駅136万/坪
(3.7年/50.9坪)
121万/坪
(3.2年/41.5坪)
115万/坪
(1.5年/38.0坪)
指扇駅77.7万/坪
(13.7年/41.8坪)
87.0万/坪
(17.7年/43.1坪)
72.0万/坪
(12.6年/55.4坪)
南古谷駅59.3万/坪
(18.8年/69.1坪)
85.6万/坪
(18.8年/77.7坪)
61.4万/坪
(22.0年/41.7坪)
川越駅77.1万/坪
(20.2年/52.6坪)
72.1万/坪
(20.1年/93.3坪)
118万/坪
(12.0年/53.0坪)
西川越駅72.9万/坪
(39.4年/176坪)
56.5万/坪
(23.5年/55.0坪)
-
的場駅63.7万/坪
(11.3年/35.9坪)
77.8万/坪
(6.2年/32.5坪)
36.4万/坪
(39.0年/30.3坪)
笠幡駅67.2万/坪
(15.6年/92.9坪)
70.5万/坪
(5.4年/40.0坪)
61.9万/坪
(7.8年/56.3坪)
武蔵高萩駅36.0万/坪
(27.0年/74.4坪)
40.1万/坪
(25.5年/43.1坪)
60.4万/坪
(9.8年/78.3坪)
高麗川駅28.0万/坪
(30.6年/63.0坪)
70.1万/坪
(7.3年/48.2坪)
50.3万/坪
(23.9年/106坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

西川越駅72.9 万/坪(昨年同期比 +29.0 %)

西川越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.9万円/坪(22.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +29.0%( +16.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 39.4年(昨年 23.5年から +67.4 %増)。平均土地面積は 176.0 坪 (昨年 55.0 坪から +220.2 %増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 47.4 坪から -36.2 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 23.5 年 → 2020年 39.4 年、+67.4 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 7.5 分 → 2020年 16.0 分、+113.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 66.7 %)

西大宮駅136.2 万/坪(昨年同期比 +13.0 %)

西大宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 136万円/坪(41.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +13.0%( +15.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 32 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 3.7年(昨年 3.2年から +14.8 %増)。平均土地面積は 50.9 坪 (昨年 41.5 坪から +22.6 %増)。平均建物面積は 33.8 坪 (昨年 31.1 坪から +8.8 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 10.0 % → 2020年 6.5 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 3.2 年 → 2020年 3.7 年、+14.8 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 86.7 % → 2020年 83.9 %)

高麗川駅28.0 万/坪(昨年同期比 -60.0 %)

高麗川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.0万円/坪(8.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -60.0%( -42.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて -11.1%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 30.6年(昨年 7.3年から +317.7 %増)。平均土地面積は 63.0 坪 (昨年 48.2 坪から +30.5 %増)。平均建物面積は 26.7 坪 (昨年 30.1 坪から -11.4 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 11.1 % → 2020年 12.5 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 7.3 年 → 2020年 30.6 年、+317.7 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2019年 10.8 分 → 2020年 12.9 分、+19.5 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 11.1 % → 2020年 50.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 12.5 %)

南古谷駅59.3 万/坪(昨年同期比 -30.7 %)

南古谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.3万円/坪(17.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -30.7%( -26.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2019年)に比べて +9.1%( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 18.8年(昨年 18.8年から -0.4 %減)。平均土地面積は 69.1 坪 (昨年 77.7 坪から -11.1 %減)。平均建物面積は 43.5 坪 (昨年 48.1 坪から -9.7 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 27.3 % → 2020年 16.7 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 14.5 分 → 2020年 20.5 分、+41.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 18.2 % → 2020年 25.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 45.5 % → 2020年 33.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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