中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期のJR宇都宮線 (浦和駅~栗橋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 120万円/坪(36.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +6.0%( +6.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 575 件(1年前(2021年)に比べて -16.8%( -116件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 13.2年(昨年 13.5年から -2.8 %減)。平均土地面積は 51.5 坪 (昨年 54.1 坪から -4.8 %減)。平均建物面積は 41.4 坪 (昨年 43.7 坪から -5.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が小幅減少。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。さいたま新都心駅、東大宮駅、新白岡駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新白岡駅で昨年に比べ +41.7 %、坪単価は 88.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(新白岡駅、さいたま新都心駅)は +35.3 %(坪単価 +28.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(久喜駅、浦和駅)は -8.9 %(坪単価 -7.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2021年 48.5 % → 2022年 49.9 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.7 % → 2022年 2.5 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 0.9 % → 2022年 0.7 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 4.5 % → 2022年 4.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浦和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 175万円/坪(52.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -1.0%( -1.7万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 93 件(1年前(2021年)に比べて -16.2%( -18件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった栗橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.1万円/坪(18.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +19.0%( +9.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 36 件(1年前(2021年)に比べて -21.7%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR宇都宮線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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浦和駅 | 175万/坪 (10.1年/34.0坪) | 176万/坪 (10.9年/40.7坪) | 149万/坪 (8.4年/35.2坪) |
さいたま新都心駅 | 134万/坪 (12.7年/67.0坪) | 104万/坪 (11.4年/33.9坪) | 126万/坪 (11.3年/33.9坪) |
大宮駅 | 160万/坪 (13.5年/48.5坪) | 143万/坪 (13.8年/53.3坪) | 139万/坪 (8.9年/40.6坪) |
土呂駅 | 166万/坪 (4.0年/36.6坪) | 157万/坪 (7.6年/45.7坪) | 141万/坪 (6.0年/39.8坪) |
東大宮駅 | 128万/坪 (7.6年/46.8坪) | 101万/坪 (10.1年/43.2坪) | 110万/坪 (7.6年/45.8坪) |
蓮田駅 | 89.9万/坪 (17.3年/66.0坪) | 85.8万/坪 (14.6年/64.3坪) | 90.5万/坪 (8.6年/57.6坪) |
白岡駅 | 76.6万/坪 (12.7年/53.2坪) | 71.0万/坪 (15.4年/59.8坪) | 82.3万/坪 (12.5年/52.5坪) |
新白岡駅 | 88.9万/坪 (16.8年/59.4坪) | 62.7万/坪 (24.5年/58.4坪) | 79.7万/坪 (18.1年/93.0坪) |
久喜駅 | 64.1万/坪 (21.3年/58.9坪) | 77.1万/坪 (17.0年/66.5坪) | 67.1万/坪 (14.7年/57.7坪) |
東鷲宮駅 | 67.7万/坪 (16.4年/94.8坪) | 65.1万/坪 (15.3年/84.5坪) | 81.3万/坪 (12.2年/84.6坪) |
栗橋駅 | 61.1万/坪 (12.9年/62.3坪) | 51.3万/坪 (18.4年/71.3坪) | 57.1万/坪 (10.6年/73.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新白岡駅 88.9 万/坪(昨年同期比 +41.7 %)
新白岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.9万円/坪(26.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +41.7%( +26.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -56.2%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.8年(昨年 24.5年から -31.4 %減)。平均土地面積は 59.4 坪 (昨年 58.4 坪から +1.7 %増)。平均建物面積は 36.5 坪 (昨年 72.6 坪から -49.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 24.5 年 → 2022年 16.8 年、-31.4 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 14.4 分 → 2022年 9.7 分、-32.4 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.1 % → 2022年 42.9 %)
さいたま新都心駅 133.8 万/坪(昨年同期比 +28.9 %)
さいたま新都心駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 134万円/坪(40.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +28.9%( +30.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2021年)に比べて -22.2%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.7年(昨年 11.4年から +11.4 %増)。平均土地面積は 67.0 坪 (昨年 33.9 坪から +97.8 %増)。平均建物面積は 61.0 坪 (昨年 32.1 坪から +89.8 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 11.4 年 → 2022年 12.7 年、+11.4 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 28.6 %)
久喜駅 64.1 万/坪(昨年同期比 -16.9 %)
久喜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.1万円/坪(19.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -16.9%( -13.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 79 件(1年前(2021年)に比べて +1.3%( +1件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均築年数は 21.3年(昨年 17.0年から +25.1 %増)。平均土地面積は 58.9 坪 (昨年 66.5 坪から -11.5 %減)。平均建物面積は 36.6 坪 (昨年 51.7 坪から -29.1 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 17.0 年 → 2022年 21.3 年、+25.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 20.4 分 → 2022年 32.4 分、+59.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 35.6 % → 2022年 41.6 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.0 % → 2022年 15.6 %)
浦和駅 174.5 万/坪(昨年同期比 -1.0 %)
浦和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 175万円/坪(52.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -1.0%( -1.7万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 93 件(1年前(2021年)に比べて -16.2%( -18件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 10.1年(昨年 10.9年から -7.4 %減)。平均土地面積は 34.0 坪 (昨年 40.7 坪から -16.3 %減)。平均建物面積は 44.1 坪 (昨年 44.3 坪から -0.5 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 7.5 % → 2022年 6.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 15.9 % → 2022年 15.4 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 4.5 % → 2022年 1.1 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 2.8 % → 2022年 2.2 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示