JR京浜東北線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年1月〜3月期のJR京浜東北線 (大宮駅川口駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 141万円/坪(42.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +7.8%( +10.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 222 件(1年前(2021年)に比べて -13.3%( -34件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 13.7年(昨年 10.9年から +26.2 %増)。平均土地面積は 43.4 坪 (昨年 41.1 坪から +5.5 %増)。平均建物面積は 45.5 坪 (昨年 41.4 坪から +9.8 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が減少。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。さいたま新都心駅与野駅浦和駅川口駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのはさいたま新都心駅で昨年に比べ +37.6 %、坪単価は 125 万円/坪となった。

上位 2 駅(さいたま新都心駅浦和駅)は +31.8 %(坪単価 +35.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大宮駅南浦和駅)は -10.0 %(坪単価 -14.6 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.6 % → 2022年 3.2 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.4 % → 2022年 0.9 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 10.9 年 → 2022年 13.7 年、+26.2 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 63.6 % → 2022年 51.2 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 8.4 % → 2022年 12.0 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった浦和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 175万円/坪(53.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +26.1%( +36.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(1年前(2021年)に比べて -7.7%( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった西川口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -7.6%( -10.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 21 件(1年前(2021年)に比べて -12.5%( -3件/坪)と不調に推移しています。)。

JR京浜東北線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR京浜東北線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
大宮駅135万/坪
(12.4年/60.0坪)
150万/坪
(12.3年/52.2坪)
123万/坪
(7.1年/34.6坪)
さいたま新都心駅125万/坪
(11.3年/49.4坪)
90.6万/坪
(22.0年/34.8坪)
120万/坪
(9.0年/37.1坪)
与野駅148万/坪
(13.5年/38.3坪)
119万/坪
(5.9年/32.4坪)
112万/坪
(10.7年/36.6坪)
北浦和駅165万/坪
(13.6年/41.0坪)
140万/坪
(10.5年/49.8坪)
106万/坪
(8.0年/49.2坪)
浦和駅175万/坪
(5.8年/35.6坪)
139万/坪
(8.0年/32.5坪)
153万/坪
(10.0年/36.6坪)
南浦和駅127万/坪
(14.3年/32.4坪)
141万/坪
(6.7年/34.6坪)
127万/坪
(8.2年/29.4坪)
蕨駅133万/坪
(13.9年/39.3坪)
115万/坪
(12.3年/37.7坪)
110万/坪
(12.1年/26.0坪)
西川口駅123万/坪
(17.6年/48.3坪)
133万/坪
(8.7年/25.8坪)
114万/坪
(19.9年/32.7坪)
川口駅127万/坪
(20.2年/44.6坪)
104万/坪
(15.3年/48.7坪)
114万/坪
(13.6年/43.1坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

さいたま新都心駅124.7 万/坪(昨年同期比 +37.6 %)

さいたま新都心駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +37.6%( +34.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 11.3年(昨年 22.0年から -48.5 %減)。平均土地面積は 49.4 坪 (昨年 34.8 坪から +42.0 %増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 27.6 坪から +31.5 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 22.0 年 → 2022年 11.3 年、-48.5 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 16.7 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 50.0 %)

浦和駅175.2 万/坪(昨年同期比 +26.1 %)

浦和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 175万円/坪(53.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +26.1%( +36.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(1年前(2021年)に比べて -7.7%( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 5.8年(昨年 8.0年から -28.1 %減)。平均土地面積は 35.6 坪 (昨年 32.5 坪から +9.7 %増)。平均建物面積は 66.1 坪 (昨年 38.4 坪から +72.1 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 8.0 年 → 2022年 5.8 年、-28.1 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 15.4 % → 2022年 8.7 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 73.1 % → 2022年 65.2 %)

大宮駅134.5 万/坪(昨年同期比 -10.2 %)

大宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 135万円/坪(40.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -10.2%( -15.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 34 件(1年前(2021年)に比べて -24.4%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 12.4年(昨年 12.3年から +0.9 %増)。平均土地面積は 60.0 坪 (昨年 52.2 坪から +15.0 %増)。平均建物面積は 55.1 坪 (昨年 58.4 坪から -5.7 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 27.9 % → 2022年 24.1 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2021年 22.8 分 → 2022年 26.2 分、+14.9 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 58.1 % → 2022年 48.3 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.0 % → 2022年 10.3 %)

南浦和駅127.3 万/坪(昨年同期比 -9.8 %)

南浦和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 127万円/坪(38.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -9.8%( -13.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 18 件(1年前(2021年)に比べて -41.9%( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 14.3年(昨年 6.7年から +111.9 %増)。平均土地面積は 32.4 坪 (昨年 34.6 坪から -6.5 %減)。平均建物面積は 29.8 坪 (昨年 32.0 坪から -6.8 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 6.7 年 → 2022年 14.3 年、+111.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.8 % → 2022年 25.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 79.3 % → 2022年 43.8 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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