西武池袋線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年4月〜6月期の西武池袋線 (所沢駅吾野駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.5万円/坪(28.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +2.3%( +2.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 164 件(1年前(2021年)に比べて +3.8%( +6件/坪)と小幅に増加しています。)。

平均築年数は 18.6年(昨年 15.8年から +18.1 %増)。平均土地面積は 45.2 坪 (昨年 49.1 坪から -8.0 %減)。平均建物面積は 33.8 坪 (昨年 36.6 坪から -7.6 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。所沢駅西所沢駅飯能駅高麗駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは東吾野駅で昨年に比べ +191.4 %、坪単価は 40.4 万円/坪となった。

上位 2 駅(東吾野駅飯能駅)は +124.1 %(坪単価 +27.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(武蔵藤沢駅稲荷山公園駅)は -28.6 %(坪単価 -27.0 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 30.1 % → 2022年 26.4 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.9 % → 2022年 3.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 15.8 年 → 2022年 18.6 年、+18.1 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.2 % → 2022年 18.9 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 42.9 % → 2022年 39.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった所沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 157万円/坪(47.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +31.9%( +38.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて -41.2%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった高麗駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.1万円/坪(7.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +38.8%( +7.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて +125.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

西武池袋線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
西武池袋線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
所沢駅157万/坪
(6.7年/47.8坪)
119万/坪
(10.3年/38.9坪)
103万/坪
(17.6年/38.6坪)
西所沢駅116万/坪
(11.0年/40.2坪)
96.0万/坪
(11.9年/36.8坪)
84.3万/坪
(4.5年/31.3坪)
小手指駅120万/坪
(5.0年/32.3坪)
126万/坪
(9.6年/56.7坪)
110万/坪
(15.7年/54.5坪)
狭山ケ丘駅93.8万/坪
(15.5年/36.9坪)
102万/坪
(9.0年/33.3坪)
79.5万/坪
(15.9年/34.0坪)
武蔵藤沢駅45.7万/坪
(30.8年/43.4坪)
74.2万/坪
(17.7年/58.8坪)
87.6万/坪
(10.0年/40.8坪)
稲荷山公園駅110万/坪
(0.8年/33.3坪)
136万/坪
(-0.75年/60.5坪)
493万/坪
(48.3年/393坪)
入間市駅78.0万/坪
(14.7年/51.0坪)
79.1万/坪
(14.9年/43.3坪)
67.9万/坪
(19.5年/45.8坪)
仏子駅71.6万/坪
(17.7年/46.1坪)
75.6万/坪
(25.4年/66.2坪)
105万/坪
(5.3年/41.4坪)
元加治駅93.3万/坪
(30.6年/24.5坪)
98.7万/坪
(10.5年/49.6坪)
93.0万/坪
(6.4年/47.1坪)
飯能駅75.5万/坪
(20.9年/41.8坪)
48.1万/坪
(27.1年/49.1坪)
47.6万/坪
(23.5年/65.7坪)
東飯能駅106万/坪
(16.3年/128坪)
107万/坪
(-0.25年/45.4坪)
76.0万/坪
(0.25年/30.3坪)
高麗駅26.1万/坪
(39.8年/49.7坪)
18.8万/坪
(39.9年/44.6坪)
44.1万/坪
(30.5年/47.6坪)
武蔵横手駅-63.0万/坪
(23.3年/121坪)
27.0万/坪
(26.3年/24.2坪)
東吾野駅40.4万/坪
(24.3年/92.3坪)
13.9万/坪
(47.3年/126坪)
-
吾野駅---

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

東吾野駅40.4 万/坪(昨年同期比 +191.4 %)

東吾野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.4万円/坪(12.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +191.4%( +26.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 24.3年(昨年 47.3年から -48.7 %減)。平均土地面積は 92.3 坪 (昨年 126.3 坪から -26.9 %減)。平均建物面積は 28.2 坪 (昨年 20.4 坪から +38.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 47.3 年 → 2022年 24.3 年、-48.7 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.0 分 → 2022年 80.0 分、+700.0 %と大きく増加)

飯能駅75.5 万/坪(昨年同期比 +56.9 %)

飯能駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.5万円/坪(22.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +56.9%( +27.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2021年)に比べて +9.1%( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 20.9年(昨年 27.1年から -22.7 %減)。平均土地面積は 41.8 坪 (昨年 49.1 坪から -14.8 %減)。平均建物面積は 33.7 坪 (昨年 29.4 坪から +14.4 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 27.1 年 → 2022年 20.9 年、-22.7 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 65.7 分 → 2022年 18.2 分、-72.4 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 18.2 % → 2022年 8.3 %)

武蔵藤沢駅45.7 万/坪(昨年同期比 -38.5 %)

武蔵藤沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.7万円/坪(13.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -38.5%( -28.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -40.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 30.8年(昨年 17.7年から +74.2 %増)。平均土地面積は 43.4 坪 (昨年 58.8 坪から -26.3 %減)。平均建物面積は 38.8 坪 (昨年 37.8 坪から +2.7 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 17.7 年 → 2022年 30.8 年、+74.2 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 19.5 分 → 2022年 24.8 分、+27.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.0 % → 2022年 83.3 %)

稲荷山公園駅110.4 万/坪(昨年同期比 -18.8 %)

稲荷山公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -18.8%( -25.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 0.8年(昨年 -0.7年から -200.5 %減)。平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 60.5 坪から -45.0 %減)。平均建物面積は 28.0 坪 (昨年 27.2 坪から +2.8 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 -0.7 年 → 2022年 0.8 年、-200.5 %と大きく減少)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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