西武池袋線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年7月〜9月期の西武池袋線 (所沢駅吾野駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.6万円/坪(28.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +12.7%( +10.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 179 件(1年前(2019年)に比べて +37.7%( +49件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 12.4年(昨年 15.2年から -18.5 %減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 46.2 坪から +8.1 %増)。平均建物面積は 33.7 坪 (昨年 36.6 坪から -8.0 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく減少。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。所沢駅西所沢駅入間市駅飯能駅高麗駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは高麗駅で昨年に比べ +74.2 %、坪単価は 32.4 万円/坪となった。

上位 2 駅(高麗駅所沢駅)は +61.1 %(坪単価 +27.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(武蔵藤沢駅仏子駅)は -17.1 %(坪単価 -13.8 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 15.2 年 → 2020年 12.4 年、-18.5 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 43.7 % → 2020年 47.6 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 22.2 % → 2020年 18.8 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった所沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +48.0%( +40.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(1年前(2019年)に比べて +92.3%( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった高麗駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.4万円/坪(9.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +74.2%( +13.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

西武池袋線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
西武池袋線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
所沢駅125万/坪
(13.6年/60.0坪)
84.4万/坪
(18.5年/39.8坪)
85.6万/坪
(19.4年/32.8坪)
西所沢駅115万/坪
(2.4年/35.6坪)
91.7万/坪
(12.6年/56.5坪)
92.5万/坪
(25.4年/35.2坪)
小手指駅110万/坪
(5.5年/55.2坪)
101万/坪
(15.4年/39.0坪)
123万/坪
(13.5年/40.2坪)
狭山ケ丘駅80.4万/坪
(18.7年/62.8坪)
78.4万/坪
(17.0年/39.9坪)
78.0万/坪
(19.0年/58.5坪)
武蔵藤沢駅75.2万/坪
(17.0年/40.8坪)
93.5万/坪
(14.7年/63.4坪)
82.2万/坪
(10.6年/41.3坪)
稲荷山公園駅50.5万/坪
(29.0年/40.8坪)
--
入間市駅78.8万/坪
(13.9年/36.5坪)
53.4万/坪
(19.2年/45.6坪)
84.1万/坪
(17.3年/77.8坪)
仏子駅53.8万/坪
(22.9年/52.2坪)
63.1万/坪
(18.4年/54.8坪)
70.0万/坪
(15.8年/62.3坪)
元加治駅85.1万/坪
(5.7年/41.7坪)
92.1万/坪
(13.5年/46.9坪)
57.4万/坪
(33.9年/54.5坪)
飯能駅77.7万/坪
(14.6年/72.0坪)
63.9万/坪
(22.3年/70.3坪)
58.0万/坪
(14.7年/57.7坪)
東飯能駅81.3万/坪
(11.2年/35.3坪)
73.3万/坪
(11.3年/39.9坪)
94.2万/坪
(2.3年/69.6坪)
高麗駅32.4万/坪
(36.5年/61.5坪)
18.6万/坪
(41.5年/30.3坪)
25.8万/坪
(30.5年/62.8坪)
武蔵横手駅---
東吾野駅---
吾野駅19.3万/坪
(37.5年/160坪)
-3.9万/坪
(27.5年/131坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

高麗駅32.4 万/坪(昨年同期比 +74.2 %)

高麗駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.4万円/坪(9.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +74.2%( +13.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 36.5年(昨年 41.5年から -12.0 %減)。平均土地面積は 61.5 坪 (昨年 30.3 坪から +103.3 %増)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 24.2 坪から +43.8 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 41.5 年 → 2020年 36.5 年、-12.0 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 66.7 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 12.0 分 → 2020年 19.3 分、+61.1 %と大きく増加)

所沢駅124.9 万/坪(昨年同期比 +48.0 %)

所沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +48.0%( +40.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(1年前(2019年)に比べて +92.3%( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 13.6年(昨年 18.5年から -26.4 %減)。平均土地面積は 60.0 坪 (昨年 39.8 坪から +50.8 %増)。平均建物面積は 39.1 坪 (昨年 35.8 坪から +9.2 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 18.5 年 → 2020年 13.6 年、-26.4 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2019年 19.2 分 → 2020年 16.5 分、-14.0 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 23.1 % → 2020年 40.0 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 23.1 % → 2020年 16.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 15.4 % → 2020年 20.0 %)

武蔵藤沢駅75.2 万/坪(昨年同期比 -19.5 %)

武蔵藤沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.2万円/坪(22.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -19.5%( -18.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2019年)に比べて -18.2%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 17.0年(昨年 14.7年から +15.4 %増)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 63.4 坪から -35.6 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 42.8 坪から -25.8 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 14.7 年 → 2020年 17.0 年、+15.4 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 27.3 % → 2020年 44.4 %)

仏子駅53.8 万/坪(昨年同期比 -14.7 %)

仏子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.8万円/坪(16.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -14.7%( -9.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて -53.8%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 22.9年(昨年 18.4年から +24.8 %増)。平均土地面積は 52.2 坪 (昨年 54.8 坪から -4.8 %減)。平均建物面積は 29.6 坪 (昨年 32.9 坪から -9.9 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 25.0 分 → 2020年 22.2 分、-11.3 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 30.8 % → 2020年 40.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 18.4 年 → 2020年 22.9 年、+24.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 15.4 % → 2020年 40.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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