西武新宿線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜12月期の西武新宿線 (所沢駅本川越駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.1万円/坪(26.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -2.1%( -1.9万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 341 件(1年前(2018年)に比べて -8.8%( -33件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 16.9年(昨年 15.7年から +7.2 %増)。平均土地面積は 49.6 坪 (昨年 53.2 坪から -6.7 %減)。平均建物面積は 36.9 坪 (昨年 42.2 坪から -12.7 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が減少。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。本川越駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは本川越駅で昨年に比べ +31.1 %、坪単価は 105 万円/坪となった。

上位 2 駅(本川越駅入曽駅)は +21.3 %(坪単価 +15.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(狭山市駅南大塚駅)は -15.3 %(坪単価 -13.0 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 25.3 % → 2019年 23.5 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 45.8 % → 2019年 41.3 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 14.6 % → 2019年 16.9 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった新所沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -2.6%( -2.9万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 62 件(1年前(2018年)に比べて -11.4%( -8件/坪)と不調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった新狭山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.1万円/坪(20.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +6.7%( +4.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 29 件(1年前(2018年)に比べて +45.0%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。

西武新宿線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
西武新宿線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
所沢駅99.9万/坪
(20.5年/47.3坪)
107万/坪
(16.1年/47.5坪)
106万/坪
(15.1年/64.6坪)
航空公園駅97.4万/坪
(14.1年/39.9坪)
108万/坪
(9.6年/32.7坪)
76.3万/坪
(21.6年/63.7坪)
新所沢駅106万/坪
(10.6年/44.2坪)
109万/坪
(14.5年/55.9坪)
99.9万/坪
(16.0年/44.3坪)
入曽駅67.2万/坪
(20.8年/47.8坪)
60.2万/坪
(24.3年/43.7坪)
59.8万/坪
(25.3年/43.7坪)
狭山市駅68.5万/坪
(16.8年/53.4坪)
83.2万/坪
(15.1年/58.5坪)
90.3万/坪
(10.0年/51.7坪)
新狭山駅67.1万/坪
(18.3年/57.8坪)
62.9万/坪
(18.8年/74.7坪)
65.6万/坪
(26.1年/40.1坪)
南大塚駅76.3万/坪
(13.7年/60.6坪)
87.8万/坪
(8.9年/48.2坪)
79.6万/坪
(12.5年/42.2坪)
本川越駅105万/坪
(22.0年/43.5坪)
80.1万/坪
(17.0年/64.2坪)
86.7万/坪
(14.9年/76.2坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

本川越駅104.9 万/坪(昨年同期比 +31.1 %)

本川越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +31.1%( +24.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 37 件(1年前(2018年)に比べて -15.9%( -7件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 22.0年(昨年 17.0年から +29.3 %増)。平均土地面積は 43.5 坪 (昨年 64.2 坪から -32.2 %減)。平均建物面積は 35.7 坪 (昨年 53.9 坪から -33.9 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 25.8 分 → 2019年 21.5 分、-16.5 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 32.6 % → 2019年 18.9 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 17.0 年 → 2019年 22.0 年、+29.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 14.0 % → 2019年 32.4 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 39.5 % → 2019年 29.7 %)

入曽駅67.2 万/坪(昨年同期比 +11.5 %)

入曽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.2万円/坪(20.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +11.5%( +6.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 41 件(1年前(2018年)に比べて -28.1%( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 20.8年(昨年 24.3年から -14.4 %減)。平均土地面積は 47.8 坪 (昨年 43.7 坪から +9.2 %増)。平均建物面積は 33.5 坪 (昨年 30.7 坪から +9.2 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 24.3 年 → 2019年 20.8 年、-14.4 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 28.6 % → 2019年 35.0 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 26.8 % → 2019年 20.0 %)

狭山市駅68.5 万/坪(昨年同期比 -17.6 %)

狭山市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.5万円/坪(20.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -17.6%( -14.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 60 件(1年前(2018年)に比べて +1.7%( +1件/坪)と僅かに増加しています。)。

平均築年数は 16.8年(昨年 15.1年から +11.5 %増)。平均土地面積は 53.4 坪 (昨年 58.5 坪から -8.7 %減)。平均建物面積は 41.3 坪 (昨年 41.5 坪から -0.4 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 16.9 % → 2019年 10.2 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 15.1 年 → 2019年 16.8 年、+11.5 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 55.9 % → 2019年 35.6 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.3 % → 2019年 27.1 %)

南大塚駅76.3 万/坪(昨年同期比 -13.0 %)

南大塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.3万円/坪(23.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -13.0%( -11.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 43 件(1年前(2018年)に比べて -28.3%( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 13.7年(昨年 8.9年から +53.5 %増)。平均土地面積は 60.6 坪 (昨年 48.2 坪から +25.8 %増)。平均建物面積は 38.4 坪 (昨年 34.6 坪から +11.2 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.7 % → 2019年 2.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 23.3 % → 2019年 23.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 8.9 年 → 2019年 13.7 年、+53.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.7 % → 2019年 11.6 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 6.7 % → 2019年 2.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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