東武東上本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年4月〜6月期の東武東上本線 (和光市駅寄居駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.0万円/坪(28.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +5.1%( +4.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 359 件(1年前(2020年)に比べて +28.7%( +80件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 14.5年(昨年 14.7年から -1.3 %減)。平均土地面積は 49.1 坪 (昨年 47.7 坪から +3.0 %増)。平均建物面積は 37.0 坪 (昨年 36.9 坪から +0.3 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。

値上がりした駅数は 15 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。鶴瀬駅上福岡駅鶴ケ島駅若葉駅高坂駅東松山駅森林公園駅つきのわ駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは森林公園駅で昨年に比べ +80.7 %、坪単価は 79.2 万円/坪となった。

上位 2 駅(森林公園駅東松山駅)は +79.3 %(坪単価 +33.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(志木駅川越駅)は -20.3 %(坪単価 -25.9 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 0.4 % → 2021年 1.7 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 15.8 % → 2021年 11.2 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 55.9 % → 2021年 50.7 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 21.3 % → 2021年 24.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった和光市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 170万円/坪(51.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +4.3%( +7.1万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて +80.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった男衾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.2万円/坪(1.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -15.1%( -1.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

東武東上本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
東武東上本線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
和光市駅170万/坪
(2.8年/34.5坪)
162万/坪
(3.5年/30.6坪)
167万/坪
(11.7年/47.0坪)
朝霞駅120万/坪
(7.5年/34.5坪)
130万/坪
(4.3年/33.1坪)
128万/坪
(11.8年/29.8坪)
朝霞台駅106万/坪
(12.0年/45.8坪)
108万/坪
(5.8年/35.7坪)
95.8万/坪
(15.7年/36.6坪)
志木駅100万/坪
(18.7年/42.9坪)
127万/坪
(6.2年/33.9坪)
105万/坪
(11.4年/27.1坪)
柳瀬川駅120万/坪
(5.9年/33.0坪)
118万/坪
(14.8年/33.3坪)
91.8万/坪
(4.3年/16.6坪)
みずほ台駅119万/坪
(8.4年/32.6坪)
102万/坪
(3.8年/32.4坪)
100万/坪
(14.3年/34.0坪)
鶴瀬駅125万/坪
(4.9年/32.4坪)
73.7万/坪
(24.4年/30.2坪)
86.4万/坪
(15.8年/34.8坪)
ふじみ野駅88.4万/坪
(22.6年/38.0坪)
84.1万/坪
(15.6年/31.0坪)
87.5万/坪
(20.1年/28.6坪)
上福岡駅90.2万/坪
(14.9年/38.1坪)
70.4万/坪
(17.4年/53.2坪)
95.9万/坪
(22.9年/32.8坪)
新河岸駅92.6万/坪
(12.9年/38.6坪)
80.1万/坪
(13.2年/58.3坪)
62.2万/坪
(23.8年/38.4坪)
川越駅104万/坪
(13.4年/70.6坪)
128万/坪
(13.0年/57.2坪)
92.1万/坪
(7.2年/74.4坪)
川越市駅82.2万/坪
(14.7年/42.0坪)
90.1万/坪
(0.25年/36.3坪)
85.7万/坪
(16.6年/58.2坪)
霞ケ関駅85.0万/坪
(8.7年/37.1坪)
89.6万/坪
(0.5年/35.5坪)
79.2万/坪
(14.3年/38.8坪)
鶴ケ島駅68.0万/坪
(19.3年/43.9坪)
49.7万/坪
(28.9年/45.1坪)
54.4万/坪
(28.3年/43.0坪)
若葉駅99.4万/坪
(1.7年/41.1坪)
69.4万/坪
(19.9年/45.2坪)
54.6万/坪
(22.5年/36.7坪)
坂戸駅73.6万/坪
(16.6年/63.9坪)
77.9万/坪
(20.9年/65.8坪)
54.6万/坪
(23.2年/79.6坪)
北坂戸駅71.4万/坪
(19.5年/88.0坪)
66.9万/坪
(14.0年/37.4坪)
62.5万/坪
(13.8年/101坪)
高坂駅63.4万/坪
(20.0年/70.3坪)
38.9万/坪
(22.9年/63.8坪)
88.0万/坪
(7.8年/75.4坪)
東松山駅73.1万/坪
(15.3年/66.8坪)
41.1万/坪
(27.0年/62.9坪)
72.1万/坪
(18.9年/52.9坪)
森林公園駅79.2万/坪
(9.8年/73.4坪)
43.8万/坪
(22.5年/181坪)
37.1万/坪
(28.9年/45.7坪)
つきのわ駅60.6万/坪
(8.5年/113坪)
48.2万/坪
(10.3年/112坪)
89.9万/坪
(1.0年/73.8坪)
武蔵嵐山駅39.9万/坪
(25.9年/51.4坪)
36.3万/坪
(34.7年/130坪)
57.2万/坪
(20.8年/47.6坪)
小川町駅26.9万/坪
(43.9年/73.2坪)
28.0万/坪
(28.8年/129坪)
13.6万/坪
(39.9年/61.8坪)
東武竹沢駅-5.1万/坪
(41.3年/48.4坪)
-
男衾駅6.2万/坪
(43.3年/45.4坪)
7.2万/坪
(35.5年/38.9坪)
8.8万/坪
(26.3年/45.4坪)
鉢形駅11.3万/坪
(33.3年/69.6坪)
13.8万/坪
(36.8年/43.1坪)
10.3万/坪
(26.9年/48.9坪)
玉淀駅---
寄居駅11.0万/坪
(49.3年/172坪)
-6.3万/坪
(46.8年/84.7坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

森林公園駅79.2 万/坪(昨年同期比 +80.7 %)

森林公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.2万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +80.7%( +35.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 9.8年(昨年 22.5年から -56.7 %減)。平均土地面積は 73.4 坪 (昨年 181.1 坪から -59.5 %減)。平均建物面積は 32.1 坪 (昨年 92.3 坪から -65.2 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 22.5 年 → 2021年 9.8 年、-56.7 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 16.0 分 → 2021年 5.8 分、-64.1 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 50.0 %)

東松山駅73.1 万/坪(昨年同期比 +78.0 %)

東松山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.1万円/坪(22.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +78.0%( +32.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 27 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +18件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 15.3年(昨年 27.0年から -43.2 %減)。平均土地面積は 66.8 坪 (昨年 62.9 坪から +6.2 %増)。平均建物面積は 37.6 坪 (昨年 27.6 坪から +36.4 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 27.0 年 → 2021年 15.3 年、-43.2 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 30.3 分 → 2021年 22.9 分、-24.7 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 37.5 % → 2021年 44.4 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 % → 2021年 37.0 %)

志木駅100.3 万/坪(昨年同期比 -21.3 %)

志木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 100万円/坪(30.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -21.3%( -27.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 29 件(1年前(2020年)に比べて +3.6%( +1件/坪)と小幅に増加しています。)。

平均築年数は 18.7年(昨年 6.2年から +200.7 %増)。平均土地面積は 42.9 坪 (昨年 33.9 坪から +26.7 %増)。平均建物面積は 49.7 坪 (昨年 46.7 坪から +6.4 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 6.2 年 → 2021年 18.7 年、+200.7 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 17.5 分 → 2021年 21.6 分、+23.2 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.6 % → 2021年 18.5 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 % → 2021年 25.9 %)

川越駅103.8 万/坪(昨年同期比 -19.2 %)

川越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -19.2%( -24.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 20 件(1年前(2020年)に比べて +81.8%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 13.4年(昨年 13.0年から +3.5 %増)。平均土地面積は 70.6 坪 (昨年 57.2 坪から +23.5 %増)。平均建物面積は 45.1 坪 (昨年 38.4 坪から +17.5 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 43.5 分 → 2021年 26.9 分、-38.2 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 % → 2021年 10.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 25.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 % → 2021年 55.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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