JR総武線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年7月〜9月期のJR総武線 (市川駅千葉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +8.3%( +8.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 175 件(1年前(2018年)に比べて -2.2%( -4件/坪)と僅かに減少しています。)。

平均築年数は 14.8年(昨年 16.2年から -8.9 %減)。平均土地面積は 54.9 坪 (昨年 59.1 坪から -7.2 %減)。平均建物面積は 48.9 坪 (昨年 53.9 坪から -9.3 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。新検見川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新検見川駅で昨年に比べ +38.3 %、坪単価は 119 万円/坪となった。

上位 2 駅(新検見川駅西千葉駅)は +26.8 %(坪単価 +22.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(幕張駅稲毛駅)は -15.1 %(坪単価 -17.2 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 23.0 分 → 2019年 20.5 分、-10.7 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 35.3 % → 2019年 50.9 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 29.4 % → 2019年 22.4 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.8 % → 2019年 14.3 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 6.1 % → 2019年 4.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった市川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +13.3%( +17.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 14 件(1年前(2018年)に比べて -6.7%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった千葉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.9万円/坪(19.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -7.6%( -5.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 22 件(1年前(2018年)に比べて -18.5%( -5件/坪)と不調に推移しています。)。

JR総武線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR総武線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
市川駅150万/坪
(14.4年/32.4坪)
133万/坪
(14.7年/49.2坪)
134万/坪
(14.1年/47.8坪)
本八幡駅121万/坪
(7.4年/33.8坪)
116万/坪
(20.7年/55.3坪)
138万/坪
(11.7年/34.3坪)
下総中山駅141万/坪
(7.6年/35.5坪)
128万/坪
(4.4年/37.4坪)
123万/坪
(8.3年/89.5坪)
西船橋駅123万/坪
(18.0年/78.7坪)
126万/坪
(14.7年/64.3坪)
119万/坪
(19.5年/103坪)
船橋駅138万/坪
(14.5年/42.5坪)
136万/坪
(18.3年/59.4坪)
122万/坪
(15.6年/61.9坪)
東船橋駅106万/坪
(9.5年/90.2坪)
115万/坪
(9.8年/38.2坪)
116万/坪
(7.6年/49.8坪)
津田沼駅107万/坪
(26.7年/58.7坪)
108万/坪
(26.8年/35.2坪)
114万/坪
(13.1年/109坪)
幕張本郷駅134万/坪
(10.2年/70.1坪)
153万/坪
(14.0年/63.5坪)
117万/坪
(5.7年/53.4坪)
幕張駅115万/坪
(17.8年/112坪)
139万/坪
(1.5年/48.7坪)
128万/坪
(1.9年/48.6坪)
新検見川駅119万/坪
(10.8年/33.7坪)
86.3万/坪
(11.2年/58.3坪)
103万/坪
(12.0年/42.8坪)
稲毛駅71.1万/坪
(18.8年/49.3坪)
82.0万/坪
(14.4年/60.6坪)
95.5万/坪
(17.3年/51.0坪)
西千葉駅89.1万/坪
(22.8年/77.1坪)
77.2万/坪
(31.5年/36.3坪)
134万/坪
(7.0年/72.6坪)
千葉駅63.9万/坪
(26.3年/73.2坪)
69.1万/坪
(18.2年/90.2坪)
83.5万/坪
(22.9年/100坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

新検見川駅119.4 万/坪(昨年同期比 +38.3 %)

新検見川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 119万円/坪(36.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +38.3%( +33.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて -61.1%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 10.8年(昨年 11.2年から -3.4 %減)。平均土地面積は 33.7 坪 (昨年 58.3 坪から -42.2 %減)。平均建物面積は 30.9 坪 (昨年 44.7 坪から -30.8 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 23.7 分 → 2019年 13.1 分、-44.6 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.6 % → 2019年 14.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 22.2 % → 2019年 14.3 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.6 % → 2019年 14.3 %)

西千葉駅89.1 万/坪(昨年同期比 +15.4 %)

西千葉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.1万円/坪(26.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +15.4%( +11.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて -12.5%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 22.8年(昨年 31.5年から -27.7 %減)。平均土地面積は 77.1 坪 (昨年 36.3 坪から +112.5 %増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 46.7 坪から -12.6 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 31.5 年 → 2019年 22.8 年、-27.7 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 12.5 % → 2019年 28.6 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 37.5 % → 2019年 14.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 11.4 分 → 2019年 15.7 分、+38.1 %と大きく増加)

幕張駅115.4 万/坪(昨年同期比 -16.9 %)

幕張駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 115万円/坪(34.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -16.9%( -23.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 17.8年(昨年 1.5年から +1083.1 %増)。平均土地面積は 112.4 坪 (昨年 48.7 坪から +130.9 %増)。平均建物面積は 65.3 坪 (昨年 33.3 坪から +96.1 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 1.5 年 → 2019年 17.8 年、+1083.1 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 83.3 % → 2019年 42.9 %)

稲毛駅71.1 万/坪(昨年同期比 -13.3 %)

稲毛駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.1万円/坪(21.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -13.3%( -10.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 12 件(1年前(2018年)に比べて -42.9%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 18.8年(昨年 14.4年から +30.9 %増)。平均土地面積は 49.3 坪 (昨年 60.6 坪から -18.7 %減)。平均建物面積は 48.2 坪 (昨年 51.0 坪から -5.4 %減)。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 38.1 % → 2019年 40.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 14.4 年 → 2019年 18.8 年、+30.9 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2018年 27.7 分 → 2019年 31.5 分、+13.7 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 42.9 % → 2019年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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