JR総武線快速 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年10月〜12月期のJR総武線快速 (市川駅千葉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.1万円/坪(29.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +7.2%( +6.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 81 件(1年前(2018年)に比べて -12.9%( -12件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 17.7年(昨年 21.3年から -17.1 %減)。平均土地面積は 51.6 坪 (昨年 57.1 坪から -9.7 %減)。平均建物面積は 46.3 坪 (昨年 45.5 坪から +1.8 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。市川駅稲毛駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは船橋駅で昨年に比べ -17.3 %、坪単価は 94.5 万円/坪となった。

上位 1 駅(津田沼駅)は +382.4 %(坪単価 +175.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(船橋駅)は -17.3 %(坪単価 -19.8 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 21.3 年 → 2019年 17.7 年、-17.1 %と減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2018年 30.8 分 → 2019年 27.0 分、-12.3 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 27.3 % → 2019年 36.5 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 37.5 % → 2019年 23.0 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 5.4 % → 2019年 1.2 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった津田沼駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 221万円/坪(67.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +382.4%( +175.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった千葉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.2万円/坪(16.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -10.5%( -6.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 15 件(1年前(2018年)に比べて -40.0%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR総武線快速(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR総武線快速現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
市川駅116万/坪
(21.4年/45.7坪)
120万/坪
(20.2年/36.6坪)
122万/坪
(19.6年/40.1坪)
船橋駅94.5万/坪
(17.5年/45.9坪)
114万/坪
(33.6年/62.7坪)
95.4万/坪
(18.9年/54.5坪)
津田沼駅221万/坪
(0.8年/79.7坪)
45.9万/坪
(13.8年/40.8坪)
110万/坪
(19.5年/83.8坪)
稲毛駅83.5万/坪
(12.8年/41.4坪)
86.4万/坪
(16.5年/54.7坪)
78.2万/坪
(14.4年/67.9坪)
千葉駅54.2万/坪
(18.9年/76.6坪)
60.6万/坪
(24.3年/78.3坪)
79.1万/坪
(31.9年/76.4坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

津田沼駅221.5 万/坪(昨年同期比 +382.4 %)

津田沼駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 221万円/坪(67.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +382.4%( +175.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 0.8年(昨年 13.8年から -94.5 %減)。平均土地面積は 79.7 坪 (昨年 40.8 坪から +95.1 %増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 43.9 坪から -31.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 13.8 年 → 2019年 0.8 年、-94.5 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 28.2 分 → 2019年 12.0 分、-57.5 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 100.0 %)

船橋駅94.5 万/坪(昨年同期比 -17.3 %)

船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.5万円/坪(28.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -17.3%( -19.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2018年)に比べて -18.2%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 17.5年(昨年 33.6年から -47.8 %減)。平均土地面積は 45.9 坪 (昨年 62.7 坪から -26.8 %減)。平均建物面積は 95.3 坪 (昨年 63.7 坪から +49.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 33.6 年 → 2019年 17.5 年、-47.8 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 37.5 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 30.0 % → 2019年 12.5 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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