JR武蔵野線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年4月〜6月期のJR武蔵野線 (南流山駅西船橋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +16.1%( +17.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 72 件(1年前(2021年)に比べて +14.3%( +9件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 12.1年(昨年 11.4年から +6.1 %増)。平均土地面積は 49.3 坪 (昨年 41.3 坪から +19.2 %増)。平均建物面積は 47.7 坪 (昨年 33.3 坪から +43.3 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。新八柱駅市川大野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは市川大野駅で昨年に比べ +30.9 %、坪単価は 113 万円/坪となった。

上位 2 駅(市川大野駅新八柱駅)は +26.7 %(坪単価 +26.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(船橋法典駅南流山駅)は +8.7 %(坪単価 +9.6 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.6 % → 2022年 7.4 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 24.6 % → 2022年 13.2 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.9 % → 2022年 14.7 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 7.9 % → 2022年 1.4 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった西船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +16.9%( +21.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった船橋法典駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.1万円/坪(29.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +7.2%( +6.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて -23.1%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR武蔵野線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR武蔵野線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
南流山駅139万/坪
(6.4年/54.2坪)
126万/坪
(7.8年/38.0坪)
133万/坪
(2.8年/44.2坪)
新松戸駅122万/坪
(18.4年/50.8坪)
105万/坪
(13.5年/40.0坪)
88.6万/坪
(22.4年/43.0坪)
新八柱駅147万/坪
(0.25年/47.2坪)
120万/坪
(5.5年/51.4坪)
112万/坪
(6.6年/48.1坪)
東松戸駅---
市川大野駅113万/坪
(9.8年/40.7坪)
86.1万/坪
(16.3年/45.4坪)
63.2万/坪
(19.3年/56.7坪)
船橋法典駅96.1万/坪
(10.7年/38.4坪)
89.6万/坪
(12.2年/35.5坪)
99.4万/坪
(5.9年/42.4坪)
西船橋駅150万/坪
(23.3年/78.2坪)
129万/坪
(8.5年/47.1坪)
142万/坪
(0.6年/37.3坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

市川大野駅112.7 万/坪(昨年同期比 +30.9 %)

市川大野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +30.9%( +26.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(1年前(2021年)に比べて +42.9%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 9.8年(昨年 16.3年から -39.7 %減)。平均土地面積は 40.7 坪 (昨年 45.4 坪から -10.3 %減)。平均建物面積は 29.7 坪 (昨年 36.0 坪から -17.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 16.3 年 → 2022年 9.8 年、-39.7 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 53.8 % → 2022年 60.0 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 38.5 % → 2022年 5.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.7 % → 2022年 15.0 %)

新八柱駅146.7 万/坪(昨年同期比 +22.5 %)

新八柱駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 147万円/坪(44.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +22.5%( +27.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 0.3年(昨年 5.5年から -95.4 %減)。平均土地面積は 47.2 坪 (昨年 51.4 坪から -8.2 %減)。平均建物面積は 39.6 坪 (昨年 43.5 坪から -8.9 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 5.5 年 → 2022年 0.3 年、-95.4 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 75.0 % → 2022年 100.0 %)

船橋法典駅96.1 万/坪(昨年同期比 +7.2 %)

船橋法典駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.1万円/坪(29.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +7.2%( +6.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて -23.1%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 10.7年(昨年 12.2年から -12.1 %減)。平均土地面積は 38.4 坪 (昨年 35.5 坪から +8.3 %増)。平均建物面積は 29.1 坪 (昨年 27.1 坪から +7.2 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2021年 12.2 年 → 2022年 10.7 年、-12.1 %と減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2021年 16.8 分 → 2022年 14.8 分、-12.1 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 46.2 % → 2022年 66.7 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 15.4 % → 2022年 22.2 %)

南流山駅138.7 万/坪(昨年同期比 +10.1 %)

南流山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 139万円/坪(42.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +10.1%( +12.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2021年)に比べて -21.4%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 6.4年(昨年 7.8年から -17.0 %減)。平均土地面積は 54.2 坪 (昨年 38.0 坪から +42.5 %増)。平均建物面積は 60.8 坪 (昨年 32.4 坪から +87.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2021年 7.8 年 → 2022年 6.4 年、-17.0 %と減少)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.1 % → 2022年 27.3 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 64.3 % → 2022年 45.5 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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