中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期のJR武蔵野線 (南流山駅~西船橋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +2.7%( +3.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 62 件(1年前(2020年)に比べて -10.1%( -7件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 15.0年(昨年 9.1年から +64.1 %増)。平均土地面積は 54.4 坪 (昨年 42.1 坪から +29.0 %増)。平均建物面積は 38.5 坪 (昨年 32.9 坪から +17.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。南流山駅、新松戸駅、市川大野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは南流山駅で昨年に比べ +37.5 %、坪単価は 171 万円/坪となった。
上位 2 駅(南流山駅、市川大野駅)は +30.7 %(坪単価 +33.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新八柱駅、西船橋駅)は -13.8 %(坪単価 -19.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 16.6 分 → 2021年 13.8 分、-16.5 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.5 % → 2021年 3.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 9.1 年 → 2021年 15.0 年、+64.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.3 % → 2021年 21.7 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.4 % → 2021年 15.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南流山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 171万円/坪(51.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +37.5%( +46.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて -20.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった船橋法典駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.0万円/坪(26.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +2.7%( +2.3万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて +160.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR武蔵野線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
南流山駅 | 171万/坪 (0.18年/37.6坪) | 124万/坪 (6.2年/38.3坪) | 108万/坪 (5.3年/48.7坪) |
新松戸駅 | 119万/坪 (13.5年/46.6坪) | 97.1万/坪 (16.0年/47.1坪) | 90.3万/坪 (19.8年/63.0坪) |
新八柱駅 | 100万/坪 (25.3年/58.0坪) | 117万/坪 (0.6年/39.6坪) | 116万/坪 (10.3年/77.3坪) |
東松戸駅 | 88.2万/坪 (5.8年/36.3坪) | 80.8万/坪 (21.5年/53.8坪) | - |
市川大野駅 | 105万/坪 (16.4年/86.5坪) | 84.9万/坪 (9.9年/47.3坪) | 87.5万/坪 (13.0年/52.5坪) |
船橋法典駅 | 87.0万/坪 (19.5年/40.1坪) | 84.7万/坪 (6.8年/36.6坪) | 91.5万/坪 (8.3年/40.1坪) |
西船橋駅 | 140万/坪 (12.5年/38.2坪) | 161万/坪 (3.5年/32.3坪) | 132万/坪 (10.4年/26.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南流山駅 170.7 万/坪(昨年同期比 +37.5 %)
南流山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 171万円/坪(51.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +37.5%( +46.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて -20.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.2年(昨年 6.2年から -97.0 %減)。平均土地面積は 37.6 坪 (昨年 38.3 坪から -1.7 %減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 30.4 坪から +2.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 6.2 年 → 2021年 0.2 年、-97.0 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 13.6 分 → 2021年 9.5 分、-30.1 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 % → 2021年 42.9 %)
市川大野駅 105.2 万/坪(昨年同期比 +23.9 %)
市川大野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +23.9%( +20.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(1年前(2020年)に比べて -16.7%( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 16.4年(昨年 9.9年から +65.5 %増)。平均土地面積は 86.5 坪 (昨年 47.3 坪から +82.9 %増)。平均建物面積は 37.5 坪 (昨年 34.2 坪から +9.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 21.8 分 → 2021年 16.3 分、-25.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 9.9 年 → 2021年 16.4 年、+65.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.6 % → 2021年 20.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 61.1 % → 2021年 46.7 %)
新八柱駅 100.2 万/坪(昨年同期比 -14.3 %)
新八柱駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 100万円/坪(30.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -14.3%( -16.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 25.3年(昨年 0.6年から +4466.2 %増)。平均土地面積は 58.0 坪 (昨年 39.6 坪から +46.5 %増)。平均建物面積は 36.0 坪 (昨年 43.1 坪から -16.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 12.2 分 → 2021年 9.7 分、-20.5 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 0.6 年 → 2021年 25.3 年、+4466.2 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 80.0 % → 2021年 16.7 %)
西船橋駅 140.0 万/坪(昨年同期比 -13.3 %)
西船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 140万円/坪(42.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -13.3%( -21.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -71.4%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.5年(昨年 3.5年から +253.3 %増)。平均土地面積は 38.2 坪 (昨年 32.3 坪から +18.2 %増)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 28.7 坪から -10.5 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 3.5 年 → 2021年 12.5 年、+253.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 14.5 分 → 2021年 18.5 分、+27.6 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 42.9 % → 2021年 25.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示