中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期の東京メトロ東西線 (浦安駅~西船橋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 142万円/坪(43.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -6.3%( -9.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 38 件(1年前(2021年)に比べて -17.4%( -8件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 19.1年(昨年 12.3年から +56.0 %増)。平均土地面積は 71.0 坪 (昨年 47.7 坪から +48.6 %増)。平均建物面積は 93.0 坪 (昨年 64.6 坪から +44.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。南行徳駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは南行徳駅で昨年に比べ +39.2 %、坪単価は 165 万円/坪となった。
上位 2 駅(南行徳駅、行徳駅)は +19.1 %(坪単価 +22.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西船橋駅、原木中山駅)は -26.1 %(坪単価 -39.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 % → 2022年 8.1 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.2 % → 2022年 2.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 12.3 年 → 2022年 19.1 年、+56.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 12.4 分 → 2022年 14.8 分、+19.8 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 40.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 46.7 % → 2022年 29.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南行徳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(49.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +39.2%( +46.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -75.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった原木中山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -25.9%( -35.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
東京メトロ東西線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
浦安駅 | 150万/坪 (20.3年/89.0坪) | 173万/坪 (13.1年/38.2坪) | 127万/坪 (22.8年/39.1坪) |
南行徳駅 | 165万/坪 (-0.50年/16.6坪) | 118万/坪 (24.1年/75.8坪) | 143万/坪 (11.4年/42.8坪) |
行徳駅 | 147万/坪 (24.9年/35.8坪) | 149万/坪 (15.6年/49.2坪) | 129万/坪 (11.7年/31.8坪) |
妙典駅 | 146万/坪 (16.1年/81.2坪) | 166万/坪 (4.4年/27.7坪) | 160万/坪 (8.8年/81.0坪) |
原木中山駅 | 101万/坪 (24.8年/53.4坪) | 137万/坪 (9.9年/51.4坪) | 106万/坪 (17.0年/56.0坪) |
西船橋駅 | 121万/坪 (19.3年/82.4坪) | 164万/坪 (5.5年/49.3坪) | 171万/坪 (11.9年/48.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南行徳駅 164.6 万/坪(昨年同期比 +39.2 %)
南行徳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(49.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +39.2%( +46.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -75.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は -0.5年(昨年 24.1年から -102.1 %減)。平均土地面積は 16.6 坪 (昨年 75.8 坪から -78.1 %減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 110.4 坪から -75.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 24.1 年 → 2022年 -0.5 年、-102.1 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 11.9 分 → 2022年 13.5 分、+13.7 %と増加)
行徳駅 147.2 万/坪(昨年同期比 -1.1 %)
行徳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 147万円/坪(44.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -1.1%( -1.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 15.6年から +59.5 %増)。平均土地面積は 35.8 坪 (昨年 49.2 坪から -27.3 %減)。平均建物面積は 37.5 坪 (昨年 61.5 坪から -39.0 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 15.6 年 → 2022年 24.9 年、+59.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 % → 2022年 20.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 40.0 %)
西船橋駅 120.9 万/坪(昨年同期比 -26.2 %)
西船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 121万円/坪(36.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -26.2%( -42.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -42.9%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.3年(昨年 5.5年から +249.8 %増)。平均土地面積は 82.4 坪 (昨年 49.3 坪から +67.3 %増)。平均建物面積は 89.6 坪 (昨年 46.9 坪から +91.1 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 5.5 年 → 2022年 19.3 年、+249.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 13.3 分 → 2022年 15.2 分、+14.8 %と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 25.0 %)
原木中山駅 101.4 万/坪(昨年同期比 -25.9 %)
原木中山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -25.9%( -35.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.8年(昨年 9.9年から +149.9 %増)。平均土地面積は 53.4 坪 (昨年 51.4 坪から +3.9 %増)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 55.4 坪から -23.5 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 % → 2022年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 9.9 年 → 2022年 24.8 年、+149.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.8 分 → 2022年 32.0 分、+263.6 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 60.0 % → 2022年 25.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示