中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の東葉高速鉄道 (西船橋駅~東葉勝田台駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -3.6%( -4.0万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 243 件(1年前(2020年)に比べて -30.8%( -108件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.4年(昨年 6.8年から +53.3 %増)。平均土地面積は 49.1 坪 (昨年 47.5 坪から +3.4 %増)。平均建物面積は 36.5 坪 (昨年 34.7 坪から +5.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。船橋日大前駅、八千代中央駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは船橋日大前駅で昨年に比べ +12.0 %、坪単価は 120 万円/坪となった。
上位 2 駅(船橋日大前駅、八千代中央駅)は +11.3 %(坪単価 +11.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東海神駅、北習志野駅)は -40.8 %(坪単価 -62.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.7 % → 2021年 5.3 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 0.9 % → 2021年 1.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 6.8 年 → 2021年 10.4 年、+53.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.6 % → 2021年 8.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 64.8 % → 2021年 54.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 141万円/坪(42.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -12.8%( -20.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 23 件(1年前(2020年)に比べて -36.1%( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東海神駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.2万円/坪(21.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -55.4%( -89.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
東葉高速鉄道 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
西船橋駅 | 141万/坪 (7.3年/42.5坪) | 162万/坪 (5.9年/39.5坪) | 131万/坪 (10.9年/54.5坪) |
東海神駅 | 72.2万/坪 (43.0年/113坪) | 162万/坪 (0.5年/31.8坪) | 148万/坪 (-0.12年/24.2坪) |
飯山満駅 | 106万/坪 (8.0年/43.8坪) | 122万/坪 (11.3年/60.7坪) | 91.8万/坪 (12.1年/57.1坪) |
北習志野駅 | 97.3万/坪 (17.1年/48.3坪) | 132万/坪 (8.7年/43.8坪) | 130万/坪 (10.2年/45.8坪) |
船橋日大前駅 | 120万/坪 (10.0年/41.4坪) | 107万/坪 (7.0年/44.2坪) | 99.8万/坪 (10.3年/47.6坪) |
八千代緑が丘駅 | 109万/坪 (9.4年/53.7坪) | 106万/坪 (4.9年/47.8坪) | 112万/坪 (4.6年/47.2坪) |
八千代中央駅 | 95.7万/坪 (8.6年/48.9坪) | 86.5万/坪 (9.4年/42.1坪) | 81.2万/坪 (22.1年/95.2坪) |
村上駅 | 77.0万/坪 (15.1年/88.9坪) | 87.1万/坪 (3.8年/79.1坪) | 81.5万/坪 (15.4年/45.2坪) |
東葉勝田台駅 | - | 132万/坪 (3.0年/45.4坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
船橋日大前駅 119.5 万/坪(昨年同期比 +12.0 %)
船橋日大前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 120万円/坪(36.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +12.0%( +12.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 26 件(1年前(2020年)に比べて -27.8%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.0年(昨年 7.0年から +43.5 %増)。平均土地面積は 41.4 坪 (昨年 44.2 坪から -6.4 %減)。平均建物面積は 31.4 坪 (昨年 35.9 坪から -12.4 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 17.6 % → 2021年 11.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2020年 52.9 % → 2021年 53.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 7.0 年 → 2021年 10.0 年、+43.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 11.4 分 → 2021年 13.7 分、+20.0 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 19.4 % → 2021年 7.7 %)
八千代中央駅 95.7 万/坪(昨年同期比 +10.7 %)
八千代中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.7万円/坪(29.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +10.7%( +9.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 45 件(1年前(2020年)に比べて -18.2%( -10件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 8.6年(昨年 9.4年から -9.4 %減)。平均土地面積は 48.9 坪 (昨年 42.1 坪から +16.1 %増)。平均建物面積は 39.7 坪 (昨年 33.6 坪から +18.1 %増)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 57.4 % → 2021年 61.4 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 13.6 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 3.6 % → 2021年 2.2 %)
東海神駅 72.2 万/坪(昨年同期比 -55.4 %)
東海神駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.2万円/坪(21.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -55.4%( -89.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 43.0年(昨年 0.5年から +8436.7 %増)。平均土地面積は 113.4 坪 (昨年 31.8 坪から +257.1 %増)。平均建物面積は 61.3 坪 (昨年 30.3 坪から +102.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 16.0 分 → 2021年 5.0 分、-68.8 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 0.5 年 → 2021年 43.0 年、+8436.7 %と大きく増加)
北習志野駅 97.3 万/坪(昨年同期比 -26.1 %)
北習志野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.3万円/坪(29.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -26.1%( -34.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 33 件(1年前(2020年)に比べて +26.9%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.1年(昨年 8.7年から +95.6 %増)。平均土地面積は 48.3 坪 (昨年 43.8 坪から +10.3 %増)。平均建物面積は 39.1 坪 (昨年 33.8 坪から +15.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.7 % → 2021年 18.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 8.7 年 → 2021年 17.1 年、+95.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.3 % → 2021年 19.4 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 % → 2021年 22.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示