新京成電鉄線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜3月期の新京成電鉄線 (松戸駅京成津田沼駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.6万円/坪(24.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +3.9%( +3.0万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 205 件(1年前(2020年)に比べて +24.2%( +40件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 15.8年(昨年 15.1年から +4.6 %増)。平均土地面積は 51.9 坪 (昨年 49.3 坪から +5.3 %増)。平均建物面積は 35.6 坪 (昨年 37.0 坪から -3.8 %減)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が減少。

値上がりした駅数は 15 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。全体的に上昇基調。みのり台駅八柱駅元山駅北初富駅二和向台駅滝不動駅高根木戸駅薬園台駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは初富駅で昨年に比べ +131.6 %、坪単価は 108 万円/坪となった。

上位 2 駅(初富駅北初富駅)は +103.4 %(坪単価 +54.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(松戸新田駅松戸駅)は -55.4 %(坪単価 -61.4 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.5 % → 2021年 8.8 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 17.9 % → 2021年 16.6 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.6 % → 2021年 22.8 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 51.3 % → 2021年 50.8 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった上本郷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 137万円/坪(41.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +17.9%( +20.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった松戸新田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -85.5%( -97.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -60.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

新京成電鉄線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
新京成電鉄線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
松戸駅75.4万/坪
(23.1年/33.8坪)
101万/坪
(17.5年/61.9坪)
95.8万/坪
(16.2年/32.4坪)
上本郷駅137万/坪
(1.0年/35.5坪)
116万/坪
(7.8年/31.8坪)
95.2万/坪
(18.3年/106坪)
松戸新田駅16.5万/坪
(54.0年/38.6坪)
114万/坪
(5.8年/43.9坪)
117万/坪
(12.2年/40.6坪)
みのり台駅92.7万/坪
(28.2年/68.3坪)
58.3万/坪
(23.0年/41.6坪)
125万/坪
(4.0年/55.5坪)
八柱駅77.1万/坪
(21.0年/27.2坪)
55.0万/坪
(16.0年/53.7坪)
-
常盤平駅85.0万/坪
(17.0年/50.0坪)
76.1万/坪
(7.8年/46.3坪)
83.9万/坪
(8.3年/51.4坪)
五香駅86.4万/坪
(17.0年/66.8坪)
75.2万/坪
(13.1年/48.9坪)
74.1万/坪
(13.6年/49.2坪)
元山駅105万/坪
(2.5年/35.5坪)
68.8万/坪
(19.8年/45.4坪)
60.4万/坪
(19.3年/34.8坪)
くぬぎ山駅57.9万/坪
(25.0年/303坪)
65.9万/坪
(17.5年/32.5坪)
-
北初富駅110万/坪
(0.4年/43.3坪)
62.9万/坪
(13.2年/35.9坪)
59.6万/坪
(19.3年/55.0坪)
新鎌ケ谷駅114万/坪
(0年/42.4坪)
99.2万/坪
(11.0年/63.5坪)
58.4万/坪
(16.0年/48.4坪)
初富駅108万/坪
(10.8年/110坪)
46.5万/坪
(30.4年/48.1坪)
116万/坪
(0年/46.9坪)
鎌ケ谷大仏駅61.9万/坪
(16.7年/34.9坪)
68.8万/坪
(15.4年/42.4坪)
61.8万/坪
(15.1年/42.9坪)
二和向台駅67.7万/坪
(17.0年/45.4坪)
49.2万/坪
(22.3年/56.6坪)
71.5万/坪
(14.7年/53.6坪)
三咲駅71.2万/坪
(12.5年/45.8坪)
63.6万/坪
(12.2年/46.9坪)
72.2万/坪
(9.1年/53.8坪)
滝不動駅72.8万/坪
(12.9年/41.0坪)
53.9万/坪
(11.0年/47.9坪)
86.7万/坪
(6.3年/52.5坪)
高根公団駅63.2万/坪
(12.4年/37.5坪)
53.4万/坪
(17.3年/47.6坪)
43.2万/坪
(21.0年/25.7坪)
高根木戸駅102万/坪
(10.7年/39.1坪)
74.8万/坪
(20.8年/46.9坪)
62.5万/坪
(13.6年/36.5坪)
北習志野駅103万/坪
(11.6年/44.5坪)
131万/坪
(10.0年/44.7坪)
149万/坪
(7.3年/40.3坪)
習志野駅87.9万/坪
(9.8年/47.6坪)
95.0万/坪
(7.4年/46.0坪)
120万/坪
(16.5年/96.4坪)
薬園台駅83.2万/坪
(14.1年/73.5坪)
62.8万/坪
(25.5年/75.2坪)
94.0万/坪
(7.0年/35.5坪)
前原駅70.6万/坪
(25.4年/44.2坪)
91.2万/坪
(7.3年/40.1坪)
86.9万/坪
(8.6年/39.3坪)
新津田沼駅150万/坪
(1.0年/24.2坪)
--
京成津田沼駅93.3万/坪
(28.6年/66.0坪)
108万/坪
(8.6年/40.5坪)
90.2万/坪
(18.0年/57.5坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

初富駅107.7 万/坪(昨年同期比 +131.6 %)

初富駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +131.6%( +61.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 10.8年(昨年 30.4年から -64.6 %減)。平均土地面積は 109.5 坪 (昨年 48.1 坪から +127.7 %増)。平均建物面積は 38.4 坪 (昨年 35.7 坪から +7.6 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 30.4 年 → 2021年 10.8 年、-64.6 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 50.0 %)

北初富駅110.3 万/坪(昨年同期比 +75.3 %)

北初富駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +75.3%( +47.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -28.6%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 0.4年(昨年 13.2年から -97.0 %減)。平均土地面積は 43.3 坪 (昨年 35.9 坪から +20.6 %増)。平均建物面積は 31.2 坪 (昨年 29.0 坪から +7.6 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 13.2 年 → 2021年 0.4 年、-97.0 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 42.9 % → 2021年 100.0 %)

松戸新田駅16.5 万/坪(昨年同期比 -85.5 %)

松戸新田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -85.5%( -97.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -60.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 54.0年(昨年 5.8年から +830.9 %増)。平均土地面積は 38.6 坪 (昨年 43.9 坪から -12.1 %減)。平均建物面積は 18.2 坪 (昨年 32.7 坪から -44.4 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 5.8 年 → 2021年 54.0 年、+830.9 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2020年 7.2 分 → 2021年 8.5 分、+18.1 %と増加)

松戸駅75.4 万/坪(昨年同期比 -25.4 %)

松戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.4万円/坪(22.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -25.4%( -25.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(1年前(2020年)に比べて -6.2%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 23.1年(昨年 17.5年から +32.2 %増)。平均土地面積は 33.8 坪 (昨年 61.9 坪から -45.4 %減)。平均建物面積は 29.6 坪 (昨年 55.6 坪から -46.7 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 31.2 % → 2021年 20.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 17.5 年 → 2021年 23.1 年、+32.2 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 13.9 分 → 2021年 17.6 分、+26.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 % → 2021年 33.3 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 37.5 % → 2021年 33.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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