新京成電鉄線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年4月〜6月期の新京成電鉄線 (松戸駅京成津田沼駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.0万円/坪(25.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +6.0%( +4.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 140 件(1年前(2019年)に比べて -9.7%( -15件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 11.4年(昨年 15.5年から -26.1 %減)。平均土地面積は 42.5 坪 (昨年 51.2 坪から -17.1 %減)。平均建物面積は 34.1 坪 (昨年 39.3 坪から -13.1 %減)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が増加。

値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。みのり台駅くぬぎ山駅鎌ケ谷大仏駅二和向台駅高根公団駅高根木戸駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのはくぬぎ山駅で昨年に比べ +49.1 %、坪単価は 42.5 万円/坪となった。

上位 2 駅(くぬぎ山駅みのり台駅)は +48.8 %(坪単価 +25.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(京成津田沼駅前原駅)は -24.7 %(坪単価 -31.4 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 15.5 年 → 2020年 11.4 年、-26.1 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2019年 13.8 分 → 2020年 12.2 分、-11.2 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 51.7 % → 2020年 61.1 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 17.9 % → 2020年 9.9 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 1.3 % → 2020年 0.7 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった上本郷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 131万円/坪(39.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +15.9%( +18.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となったくぬぎ山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.5万円/坪(12.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +49.1%( +14.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

新京成電鉄線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
新京成電鉄線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
松戸駅105万/坪
(19.5年/45.9坪)
93.4万/坪
(16.4年/64.7坪)
76.4万/坪
(27.0年/47.5坪)
上本郷駅131万/坪
(1.6年/40.5坪)
113万/坪
(0.25年/39.3坪)
104万/坪
(6.5年/45.4坪)
松戸新田駅98.9万/坪
(11.5年/39.7坪)
102万/坪
(8.9年/70.2坪)
120万/坪
(7.5年/41.5坪)
みのり台駅112万/坪
(0.25年/38.4坪)
75.6万/坪
(16.8年/88.5坪)
83.3万/坪
(13.3年/41.3坪)
八柱駅74.3万/坪
(25.3年/46.1坪)
82.6万/坪
(17.3年/31.8坪)
-
常盤平駅72.4万/坪
(17.8年/36.3坪)
86.6万/坪
(5.2年/38.2坪)
67.0万/坪
(15.1年/43.0坪)
五香駅76.8万/坪
(10.3年/50.3坪)
74.3万/坪
(10.3年/61.8坪)
89.6万/坪
(13.0年/37.3坪)
元山駅81.7万/坪
(15.3年/43.9坪)
74.2万/坪
(10.3年/44.4坪)
79.7万/坪
(5.4年/58.6坪)
くぬぎ山駅42.5万/坪
(27.3年/69.6坪)
28.5万/坪
(32.3年/24.2坪)
66.1万/坪
(15.3年/33.3坪)
北初富駅56.9万/坪
(15.5年/40.8坪)
64.9万/坪
(20.8年/41.6坪)
78.4万/坪
(6.7年/35.7坪)
新鎌ケ谷駅126万/坪
(0.25年/34.8坪)
-74.0万/坪
(30.8年/50.7坪)
初富駅-92.3万/坪
(17.7年/50.5坪)
57.6万/坪
(27.7年/146坪)
鎌ケ谷大仏駅73.4万/坪
(11.1年/41.5坪)
55.8万/坪
(22.9年/43.9坪)
49.2万/坪
(29.0年/65.9坪)
二和向台駅57.7万/坪
(16.5年/38.5坪)
42.8万/坪
(32.5年/45.7坪)
58.7万/坪
(18.1年/38.8坪)
三咲駅65.4万/坪
(15.4年/43.2坪)
71.8万/坪
(20.0年/59.9坪)
68.9万/坪
(12.5年/44.7坪)
滝不動駅67.9万/坪
(14.4年/34.9坪)
74.9万/坪
(17.4年/46.9坪)
63.1万/坪
(14.9年/40.3坪)
高根公団駅70.2万/坪
(0.25年/35.8坪)
55.0万/坪
(25.8年/36.3坪)
67.5万/坪
(28.3年/66.6坪)
高根木戸駅79.3万/坪
(8.5年/49.5坪)
63.0万/坪
(19.0年/36.5坪)
109万/坪
(9.3年/162坪)
北習志野駅127万/坪
(11.8年/53.1坪)
128万/坪
(7.9年/33.0坪)
90.6万/坪
(18.3年/47.1坪)
習志野駅109万/坪
(0.4年/38.0坪)
92.5万/坪
(0.8年/37.4坪)
107万/坪
(0.5年/35.5坪)
薬園台駅84.2万/坪
(0.25年/34.8坪)
93.3万/坪
(8.3年/52.7坪)
74.1万/坪
(12.8年/32.1坪)
前原駅89.4万/坪
(8.1年/40.2坪)
117万/坪
(0.25年/27.2坪)
89.1万/坪
(20.4年/33.8坪)
新津田沼駅---
京成津田沼駅101万/坪
(4.6年/55.5坪)
136万/坪
(4.8年/54.7坪)
110万/坪
(12.8年/34.0坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

くぬぎ山駅42.5 万/坪(昨年同期比 +49.1 %)

くぬぎ山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.5万円/坪(12.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +49.1%( +14.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 27.3年(昨年 32.3年から -15.5 %減)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 24.2 坪から +187.5 %増)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 24.2 坪から +162.5 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 32.3 年 → 2020年 27.3 年、-15.5 %と減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 10.0 分 → 2020年 5.0 分、-50.0 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)

みのり台駅112.3 万/坪(昨年同期比 +48.5 %)

みのり台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(34.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +48.5%( +36.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて -16.7%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 0.3年(昨年 16.8年から -98.5 %減)。平均土地面積は 38.4 坪 (昨年 88.5 坪から -56.6 %減)。平均建物面積は 31.2 坪 (昨年 144.2 坪から -78.4 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 16.8 年 → 2020年 0.3 年、-98.5 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 100.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2019年 9.7 分 → 2020年 11.2 分、+15.9 %と増加)

京成津田沼駅101.3 万/坪(昨年同期比 -25.8 %)

京成津田沼駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -25.8%( -35.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 4.6年(昨年 4.8年から -3.5 %減)。平均土地面積は 55.5 坪 (昨年 54.7 坪から +1.4 %増)。平均建物面積は 53.9 坪 (昨年 51.4 坪から +4.9 %増)。

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 10.8 分 → 2020年 17.7 分、+63.1 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 83.3 % → 2020年 66.7 %)

前原駅89.4 万/坪(昨年同期比 -23.6 %)

前原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.4万円/坪(27.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -23.6%( -27.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて +133.3%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 8.1年(昨年 0.3年から +3119.7 %増)。平均土地面積は 40.2 坪 (昨年 27.2 坪から +47.6 %増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 27.7 坪から +9.1 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 13.3 分 → 2020年 9.9 分、-26.1 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 0.3 年 → 2020年 8.1 年、+3119.7 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 57.1 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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