JR紀勢本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜3月期のJR紀勢本線 (亀山駅鵜殿駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.2万円/坪(11.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +14.0%( +4.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 89 件(1年前(2018年)に比べて +4.7%( +4件/坪)と小幅に増加しています。)。

平均築年数は 29.2年(昨年 31.1年から -6.0 %減)。平均土地面積は 92.4 坪 (昨年 89.3 坪から +3.6 %増)。平均建物面積は 40.0 坪 (昨年 43.9 坪から -8.7 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。一身田駅阿漕駅六軒駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは紀伊長島駅で昨年に比べ +1449.8 %、坪単価は 35.2 万円/坪となった。

上位 2 駅(紀伊長島駅鵜殿駅)は +796.9 %(坪単価 +25.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(相可駅紀伊市木駅)は -88.6 %(坪単価 -28.5 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 38.7 % → 2019年 28.2 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 14.7 % → 2019年 15.4 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2018年 29.7 分 → 2019年 32.7 分、+10.2 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 37.3 % → 2019年 48.7 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 4.7 % → 2019年 3.4 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.7万円/坪(19.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +4.1%( +2.6万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2018年)に比べて +250.0%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった紀伊市木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -83.9%( -12.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR紀勢本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR紀勢本線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
亀山駅12.3万/坪
(39.9年/113坪)
27.4万/坪
(23.0年/133坪)
32.6万/坪
(29.4年/88.5坪)
下庄駅---
一身田駅47.2万/坪
(26.7年/64.7坪)
26.7万/坪
(27.0年/75.6坪)
43.2万/坪
(22.3年/67.6坪)
津駅64.7万/坪
(22.1年/69.0坪)
62.2万/坪
(27.0年/73.7坪)
55.9万/坪
(36.0年/49.5坪)
阿漕駅39.4万/坪
(34.0年/97.7坪)
32.5万/坪
(36.8年/77.4坪)
38.9万/坪
(29.3年/57.5坪)
高茶屋駅47.5万/坪
(31.0年/150坪)
40.5万/坪
(23.0年/63.9坪)
79.4万/坪
(7.2年/66.6坪)
六軒駅31.7万/坪
(17.0年/51.4坪)
19.8万/坪
(41.8年/148坪)
17.7万/坪
(33.7年/94.8坪)
松阪駅41.4万/坪
(25.3年/52.1坪)
42.1万/坪
(29.0年/78.1坪)
49.2万/坪
(19.8年/101坪)
徳和駅19.3万/坪
(33.0年/271坪)
22.7万/坪
(33.8年/51.4坪)
35.5万/坪
(26.9年/169坪)
多気駅---
相可駅3.2万/坪
(36.0年/118坪)
48.1万/坪
(21.3年/85.7坪)
28.3万/坪
(16.0年/124坪)
佐奈駅10.4万/坪
(42.0年/60.5坪)
--
栃原駅15.9万/坪
(42.3年/280坪)
-2.9万/坪
(49.0年/48.4坪)
川添駅---
三瀬谷駅-19.1万/坪
(35.0年/72.6坪)
-
滝原駅--48.9万/坪
(9.0年/139坪)
阿曽駅---
伊勢柏崎駅2.3万/坪
(41.0年/69.6坪)
--
大内山駅---
梅ケ谷駅---
紀伊長島駅35.2万/坪
(20.5年/80.9坪)
2.3万/坪
(39.0年/142坪)
8.6万/坪
(0年/43.1坪)
三野瀬駅-4.4万/坪
(43.0年/124坪)
-
船津駅---
相賀駅--0.12万/坪
(0年/27.2坪)
尾鷲駅13.6万/坪
(43.0年/27.2坪)
24.7万/坪
(45.0年/52.2坪)
24.3万/坪
(23.0年/79.7坪)
大曽根浦駅---
九鬼駅---
三木里駅-6.3万/坪
(27.0年/142坪)
-
賀田駅--8.3万/坪
(35.0年/75.6坪)
二木島駅---
新鹿駅-7.3万/坪
(26.0年/454坪)
-
波田須駅---
大泊駅---
熊野市駅--34.1万/坪
(33.0年/48.4坪)
有井駅35.7万/坪
(19.0年/218坪)
-7.6万/坪
(38.0年/49.9坪)
神志山駅34.8万/坪
(23.0年/182坪)
--
紀伊市木駅2.3万/坪
(40.0年/64.3坪)
14.4万/坪
(20.0年/96.3坪)
-
阿田和駅--28.7万/坪
(0年/106坪)
紀伊井田駅---
鵜殿駅30.3万/坪
(32.0年/69.6坪)
12.4万/坪
(43.0年/94.5坪)
-

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

紀伊長島駅35.2 万/坪(昨年同期比 +1449.8 %)

紀伊長島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.2万円/坪(10.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +1449.8%( +32.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 20.5年(昨年 39.0年から -47.4 %減)。平均土地面積は 80.9 坪 (昨年 142.2 坪から -43.1 %減)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 48.4 坪から -9.4 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 39.0 年 → 2019年 20.5 年、-47.4 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 90.0 分 → 2019年 15.5 分、-82.8 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 50.0 %)

鵜殿駅30.3 万/坪(昨年同期比 +144.0 %)

鵜殿駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.3万円/坪(9.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +144.0%( +17.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 32.0年(昨年 43.0年から -25.6 %減)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 94.5 坪から -26.4 %減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 74.6 坪から -51.4 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 43.0 年 → 2019年 32.0 年、-25.6 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 100.0 %)

相可駅3.2 万/坪(昨年同期比 -93.3 %)

相可駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.2万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -93.3%( -44.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 36.0年(昨年 21.3年から +68.8 %増)。平均土地面積は 118.0 坪 (昨年 85.7 坪から +37.6 %増)。平均建物面積は 56.0 坪 (昨年 40.8 坪から +37.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 36.7 分 → 2019年 30.0 分、-18.2 %と減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 21.3 年 → 2019年 36.0 年、+68.8 %と大きく増加)

紀伊市木駅2.3 万/坪(昨年同期比 -83.9 %)

紀伊市木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -83.9%( -12.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 40.0年(昨年 20.0年から +100.0 %増)。平均土地面積は 64.3 坪 (昨年 96.3 坪から -33.2 %減)。平均建物面積は 25.0 坪 (昨年 18.2 坪から +37.5 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 82.3 分 → 2019年 74.0 分、-10.1 %と減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 20.0 年 → 2019年 40.0 年、+100.0 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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