近鉄山田線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜3月期の近鉄山田線 (伊勢中川駅宇治山田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.1万円/坪(10.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -6.8%( -2.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 60 件(1年前(2018年)に比べて +15.4%( +8件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 27.3年(昨年 28.9年から -5.7 %減)。平均土地面積は 77.6 坪 (昨年 82.7 坪から -6.1 %減)。平均建物面積は 40.6 坪 (昨年 37.7 坪から +7.4 %増)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。伊勢中川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは櫛田駅で昨年に比べ +1352.8 %、坪単価は 50.6 万円/坪となった。

上位 2 駅(櫛田駅明野駅)は +1084.0 %(坪単価 +32.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(宇治山田駅斎宮駅)は -51.6 %(坪単価 -13.4 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 31.9 分 → 2019年 27.3 分、-14.6 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 30.4 % → 2019年 25.5 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.8 % → 2019年 6.7 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 39.1 % → 2019年 45.1 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 4.3 % → 2019年 2.0 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった伊勢中川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 117万円/坪(35.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +73.0%( +49.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった宇治山田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.5万円/坪(2.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -70.5%( -15.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

近鉄山田線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
近鉄山田線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
伊勢中川駅117万/坪
(8.0年/103坪)
67.8万/坪
(6.5年/133坪)
32.3万/坪
(23.0年/146坪)
伊勢中原駅--60.6万/坪
(7.0年/49.9坪)
松ケ崎駅37.2万/坪
(25.7年/119坪)
-59.8万/坪
(0年/66.6坪)
松阪駅41.4万/坪
(25.3年/52.1坪)
42.1万/坪
(29.0年/78.1坪)
49.2万/坪
(19.8年/101坪)
東松阪駅28.9万/坪
(36.5年/121坪)
28.5万/坪
(31.5年/87.7坪)
42.7万/坪
(17.3年/68.1坪)
櫛田駅50.6万/坪
(20.0年/62.8坪)
3.5万/坪
(48.0年/60.5坪)
30.3万/坪
(9.0年/56.0坪)
漕代駅6.6万/坪
(62.0年/142坪)
-14.9万/坪
(54.5年/163坪)
斎宮駅23.5万/坪
(11.0年/60.5坪)
34.9万/坪
(17.5年/60.5坪)
22.6万/坪
(29.5年/148坪)
明星駅-4.2万/坪
(52.0年/96.8坪)
19.3万/坪
(26.0年/66.6坪)
明野駅19.5万/坪
(29.0年/168坪)
2.1万/坪
(0年/66.6坪)
50.3万/坪
(10.0年/71.1坪)
小俣駅-20.7万/坪
(19.0年/99.8坪)
23.5万/坪
(22.5年/100坪)
宮町駅27.7万/坪
(31.0年/98.3坪)
26.8万/坪
(47.0年/60.5坪)
6.4万/坪
(38.4年/157坪)
伊勢市駅29.9万/坪
(25.7年/54.1坪)
44.4万/坪
(30.3年/94.1坪)
34.5万/坪
(24.0年/67.5坪)
宇治山田駅6.5万/坪
(42.5年/89.2坪)
21.8万/坪
(40.3年/51.8坪)
12.2万/坪
(44.8年/37.2坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

櫛田駅50.6 万/坪(昨年同期比 +1352.8 %)

櫛田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.6万円/坪(15.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +1352.8%( +47.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 20.0年(昨年 48.0年から -58.3 %減)。平均土地面積は 62.8 坪 (昨年 60.5 坪から +3.8 %増)。平均建物面積は 49.2 坪 (昨年 28.7 坪から +71.1 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 48.0 年 → 2019年 20.0 年、-58.3 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2018年 3.0 分 → 2019年 3.5 分、+16.7 %と増加)

明野駅19.5 万/坪(昨年同期比 +815.2 %)

明野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.5万円/坪(5.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +815.2%( +17.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均土地面積は 167.9 坪 (昨年 66.6 坪から +152.3 %増)。平均建物面積は 77.9 坪 (昨年 46.9 坪から +66.1 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 30.0 分 → 2019年 13.0 分、-56.7 %と大きく減少)

宇治山田駅6.5 万/坪(昨年同期比 -70.5 %)

宇治山田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.5万円/坪(2.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -70.5%( -15.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 42.5年(昨年 40.3年から +5.6 %増)。平均土地面積は 89.2 坪 (昨年 51.8 坪から +72.3 %増)。平均建物面積は 52.3 坪 (昨年 28.7 坪から +82.1 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 75.0 % → 2019年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 40.8 分 → 2019年 59.2 分、+45.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 50.0 %)

斎宮駅23.5 万/坪(昨年同期比 -32.8 %)

斎宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.5万円/坪(7.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -32.8%( -11.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 11.0年(昨年 17.5年から -37.1 %減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 60.5 坪から +0.0 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 28.7 坪から +5.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 17.5 年 → 2019年 11.0 年、-37.1 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 25.0 分 → 2019年 30.0 分、+20.0 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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