近鉄名古屋線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年4月〜6月期の近鉄名古屋線 (近鉄長島駅伊勢中川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.2万円/坪(16.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -6.8%( -4.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 123 件(1年前(2021年)に比べて -27.6%( -47件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 27.3年(昨年 24.4年から +11.9 %増)。平均土地面積は 81.3 坪 (昨年 81.5 坪から -0.3 %減)。平均建物面積は 50.7 坪 (昨年 49.7 坪から +2.2 %増)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少。

値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 13 駅。ほとんどの駅において下落した。益生駅伊勢朝日駅川越富洲原駅近鉄四日市駅千代崎駅白子駅千里駅白塚駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは霞ケ浦駅で昨年に比べ +135.5 %、坪単価は 55.3 万円/坪となった。

上位 2 駅(霞ケ浦駅江戸橋駅)は +135.5 %(坪単価 +35.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(北楠駅南が丘駅)は -68.9 %(坪単価 -62.3 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.7 % → 2022年 1.8 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.1 % → 2022年 7.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 24.4 年 → 2022年 27.3 年、+11.9 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 22.9 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 27.7 % → 2022年 33.0 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった伊勢朝日駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +38.6%( +31.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった磯山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.1万円/坪(4.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -66.3%( -29.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

近鉄名古屋線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
近鉄名古屋線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
近鉄長島駅35.5万/坪
(31.6年/97.3坪)
72.3万/坪
(24.1年/60.5坪)
22.0万/坪
(30.8年/92.3坪)
桑名駅77.9万/坪
(30.3年/62.7坪)
83.6万/坪
(16.6年/75.2坪)
63.9万/坪
(10.7年/57.6坪)
益生駅68.9万/坪
(21.8年/85.7坪)
38.1万/坪
(38.0年/162坪)
45.9万/坪
(28.6年/113坪)
伊勢朝日駅114万/坪
(0.25年/56.7坪)
82.5万/坪
(0.8年/58.5坪)
81.9万/坪
(0.25年/45.4坪)
川越富洲原駅48.8万/坪
(22.1年/112坪)
39.9万/坪
(24.4年/61.3坪)
52.7万/坪
(35.1年/51.3坪)
近鉄富田駅68.6万/坪
(16.6年/48.4坪)
70.7万/坪
(25.5年/77.4坪)
40.7万/坪
(26.1年/49.2坪)
霞ケ浦駅55.3万/坪
(36.0年/102坪)
23.5万/坪
(48.3年/105坪)
74.6万/坪
(6.0年/54.8坪)
阿倉川駅51.6万/坪
(29.8年/95.9坪)
75.7万/坪
(37.5年/102坪)
29.2万/坪
(37.3年/59.0坪)
川原町駅22.3万/坪
(44.8年/56.0坪)
69.0万/坪
(0.8年/63.5坪)
48.5万/坪
(20.5年/74.4坪)
近鉄四日市駅44.1万/坪
(43.3年/178坪)
31.8万/坪
(44.5年/102坪)
101万/坪
(18.6年/44.9坪)
新正駅59.0万/坪
(36.3年/106坪)
69.0万/坪
(16.8年/82.4坪)
-
海山道駅--79.3万/坪
(0.25年/30.3坪)
塩浜駅65.6万/坪
(0.25年/64.5坪)
-33.1万/坪
(35.3年/81.7坪)
北楠駅22.3万/坪
(29.3年/34.8坪)
73.8万/坪
(0.25年/59.0坪)
-
楠駅26.9万/坪
(42.0年/52.6坪)
35.8万/坪
(37.5年/76.0坪)
22.6万/坪
(35.3年/54.5坪)
長太ノ浦駅-9.9万/坪
(50.8年/74.1坪)
23.4万/坪
(54.3年/81.7坪)
箕田駅48.1万/坪
(8.3年/69.6坪)
-7.0万/坪
(40.3年/299坪)
伊勢若松駅-52.8万/坪
(39.7年/72.6坪)
27.0万/坪
(14.3年/189坪)
千代崎駅55.2万/坪
(21.8年/49.2坪)
40.3万/坪
(21.8年/114坪)
40.5万/坪
(18.9年/90.5坪)
白子駅86.7万/坪
(17.5年/63.7坪)
66.5万/坪
(14.9年/61.9坪)
72.2万/坪
(17.1年/94.5坪)
鼓ケ浦駅55.1万/坪
(12.3年/33.3坪)
-15.7万/坪
(30.3年/54.5坪)
磯山駅15.1万/坪
(39.8年/72.6坪)
45.0万/坪
(25.3年/52.2坪)
17.5万/坪
(43.3年/116坪)
千里駅52.2万/坪
(35.3年/247坪)
31.6万/坪
(50.3年/104坪)
-
豊津上野駅46.7万/坪
(18.0年/55.2坪)
--
白塚駅19.5万/坪
(37.3年/54.5坪)
12.7万/坪
(40.6年/184坪)
5.3万/坪
(0年/72.6坪)
高田本山駅29.2万/坪
(38.3年/484坪)
28.9万/坪
(37.3年/148坪)
-
江戸橋駅67.4万/坪
(21.3年/77.9坪)
28.6万/坪
(27.8年/49.9坪)
6.6万/坪
(40.9年/66.6坪)
津駅66.2万/坪
(31.9年/59.6坪)
55.4万/坪
(28.8年/81.2坪)
53.2万/坪
(36.3年/59.7坪)
津新町駅26.7万/坪
(39.2年/68.2坪)
29.1万/坪
(30.1年/89.9坪)
42.7万/坪
(33.0年/67.6坪)
南が丘駅34.4万/坪
(29.3年/51.4坪)
107万/坪
(13.1年/77.7坪)
166万/坪
(-0.08年/50.2坪)
久居駅54.5万/坪
(19.9年/91.8坪)
69.8万/坪
(27.3年/78.8坪)
76.3万/坪
(13.0年/57.2坪)
桃園駅-25.2万/坪
(15.3年/52.2坪)
87.7万/坪
(0.8年/110坪)
伊勢中川駅54.8万/坪
(21.9年/84.7坪)
77.9万/坪
(15.8年/56.0坪)
34.0万/坪
(38.6年/58.6坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

霞ケ浦駅55.3 万/坪(昨年同期比 +135.5 %)

霞ケ浦駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.3万円/坪(16.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +135.5%( +31.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 36.0年(昨年 48.3年から -25.4 %減)。平均土地面積は 102.5 坪 (昨年 104.9 坪から -2.3 %減)。平均建物面積は 55.2 坪 (昨年 31.0 坪から +78.0 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 48.3 年 → 2022年 36.0 年、-25.4 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.7 分 → 2022年 19.0 分、+29.5 %と大きく増加)

江戸橋駅67.4 万/坪(昨年同期比 +135.4 %)

江戸橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.4万円/坪(20.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +135.4%( +38.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 21.3年(昨年 27.8年から -23.4 %減)。平均土地面積は 77.9 坪 (昨年 49.9 坪から +56.1 %増)。平均建物面積は 114.2 坪 (昨年 40.8 坪から +179.6 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 27.8 年 → 2022年 21.3 年、-23.4 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 8.0 分 → 2022年 5.0 分、-37.5 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 50.0 %)

北楠駅22.3 万/坪(昨年同期比 -69.8 %)

北楠駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.3万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -69.8%( -51.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 29.3年(昨年 0.3年から +11513.0 %増)。平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 59.0 坪から -41.0 %減)。平均建物面積は 235.2 坪 (昨年 32.5 坪から +623.3 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 0.3 年 → 2022年 29.3 年、+11513.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.5 分 → 2022年 13.3 分、+40.4 %と大きく増加)

南が丘駅34.4 万/坪(昨年同期比 -68.0 %)

南が丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.4万円/坪(10.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -68.0%( -73.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -60.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 29.3年(昨年 13.1年から +124.1 %増)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 77.7 坪から -33.9 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 34.5 坪から -7.9 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 13.1 年 → 2022年 29.3 年、+124.1 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2021年 14.8 分 → 2022年 17.0 分、+14.9 %と増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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