【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年1月〜3月期の江ノ島電鉄線 (鎌倉駅～藤沢駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 119万円/坪(36.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +59.2％( +44.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 31 件(１年前(2018年)に比べて -29.5％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 74.8 坪 (昨年 90.9 坪から -17.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。鎌倉駅、長谷駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは稲村ケ崎駅で昨年に比べ +9934.8 ％、坪単価は 248 万円/坪となった。
上位 2 駅(稲村ケ崎駅、鎌倉駅)は +5013.9 ％(坪単価 +162.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(柳小路駅、藤沢駅)は -27.0 ％(坪単価 -29.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 15.9 分 → 2019年 12.0 分、-24.4 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 15.9 ％ → 2019年 25.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった稲村ケ崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 248万円/坪(75.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +9934.8％( +245.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった藤沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.6万円/坪(18.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -15.3％( -10.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて -62.5％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 江ノ島電鉄線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 鎌倉駅 | 165万/坪 (81.6坪) | 85.7万/坪 (79.9坪) | 76.5万/坪 (98.2坪) |
| 和田塚駅 | - | - | - |
| 由比ケ浜駅 | - | - | 116万/坪 (49.9坪) |
| 長谷駅 | 96.3万/坪 (69.6坪) | 61.5万/坪 (133坪) | 96.2万/坪 (49.9坪) |
| 極楽寺駅 | - | - | 66.1万/坪 (49.9坪) |
| 稲村ケ崎駅 | 248万/坪 (60.5坪) | 2.5万/坪 (28.7坪) | - |
| 七里ケ浜駅 | - | - | 67.6万/坪 (66.6坪) |
| 鎌倉高校前駅 | - | 36.2万/坪 (63.5坪) | - |
| 腰越駅 | 66.0万/坪 (124坪) | - | 40.2万/坪 (34.8坪) |
| 江ノ島駅 | 102万/坪 (16.6坪) | - | 54.4万/坪 (40.8坪) |
| 湘南海岸公園駅 | 70.9万/坪 (72.6坪) | 66.2万/坪 (95.8坪) | 12.8万/坪 (21.2坪) |
| 鵠沼駅 | - | 96.2万/坪 (49.9坪) | 87.8万/坪 (57.5坪) |
| 柳小路駅 | 75.5万/坪 (89.2坪) | 123万/坪 (33.3坪) | - |
| 石上駅 | - | - | 92.6万/坪 (52.9坪) |
| 藤沢駅 | 59.6万/坪 (52.2坪) | 70.4万/坪 (103坪) | 47.0万/坪 (95.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
稲村ケ崎駅 247.9 万/坪(昨年同期比 +9934.8 ％)
稲村ケ崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 248万円/坪(75.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +9934.8％( +245.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 28.7 坪から +110.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 6.0 分 → 2019年 2.0 分、-66.7 ％と大きく減少)
鎌倉駅 165.4 万/坪(昨年同期比 +92.9 ％)
鎌倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(50.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +92.9％( +79.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(１年前(2018年)に比べて -17.6％( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 81.6 坪 (昨年 79.9 坪から +2.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 18.4 分 → 2019年 14.3 分、-22.2 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.8 ％ → 2019年 14.3 ％)
柳小路駅 75.5 万/坪(昨年同期比 -38.7 ％)
柳小路駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.5万円/坪(22.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -38.7％( -47.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 89.2 坪 (昨年 33.3 坪から +168.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 2.0 分 → 2019年 5.5 分、+175.0 ％と大きく増加)
藤沢駅 59.6 万/坪(昨年同期比 -15.3 ％)
藤沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.6万円/坪(18.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -15.3％( -10.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて -62.5％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 52.2 坪 (昨年 102.9 坪から -49.3 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示