【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年10月〜12月期の東京メトロ東西線 (中野駅～葛西駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 290万円/坪(87.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +32.6％( +71.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(１年前(2020年)に比べて -9.1％( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 70.9 坪 (昨年 32.8 坪から +116.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。中野駅、早稲田駅、神楽坂駅、西葛西駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは神楽坂駅で昨年に比べ +93.9 ％、坪単価は 557 万円/坪となった。
上位 2 駅(神楽坂駅、西葛西駅)は +89.7 ％(坪単価 +193.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(木場駅、南砂町駅)は -24.7 ％(坪単価 -65.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 9.1 ％ → 2021年 10.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった神楽坂駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 557万円/坪(168万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +93.9％( +269.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった南砂町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 128万円/坪(38.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -21.6％( -35.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東京メトロ東西線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 中野駅 | 353万/坪 (13.1坪) | 213万/坪 (26.5坪) | 160万/坪 (63.5坪) |
| 落合駅 | 236万/坪 (24.2坪) | - | - |
| 高田馬場駅 | 424万/坪 (18.2坪) | - | - |
| 早稲田駅 | 398万/坪 (20.4坪) | 328万/坪 (18.9坪) | 331万/坪 (24.2坪) |
| 神楽坂駅 | 557万/坪 (28.7坪) | 287万/坪 (37.1坪) | - |
| 飯田橋駅 | 529万/坪 (30.3坪) | 608万/坪 (37.8坪) | - |
| 九段下駅 | - | - | - |
| 竹橋駅 | - | - | - |
| 大手町駅 | - | - | - |
| 日本橋駅 | - | - | - |
| 茅場町駅 | - | - | - |
| 門前仲町駅 | - | 220万/坪 (15.9坪) | 220万/坪 (27.2坪) |
| 木場駅 | 249万/坪 (19.7坪) | 345万/坪 (13.6坪) | 416万/坪 (52.9坪) |
| 東陽町駅 | - | 200万/坪 (50.7坪) | - |
| 南砂町駅 | 128万/坪 (15.9坪) | 163万/坪 (52.4坪) | 105万/坪 (18.2坪) |
| 西葛西駅 | 254万/坪 (178坪) | 137万/坪 (22.7坪) | 205万/坪 (75.6坪) |
| 葛西駅 | 144万/坪 (97.3坪) | 123万/坪 (32.0坪) | 126万/坪 (65.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
神楽坂駅 556.8 万/坪(昨年同期比 +93.9 ％)
神楽坂駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 557万円/坪(168万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +93.9％( +269.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 28.7 坪 (昨年 37.1 坪から -22.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 6.0 分 → 2021年 4.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
西葛西駅 253.6 万/坪(昨年同期比 +85.6 ％)
西葛西駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 254万円/坪(76.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +85.6％( +117.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 178.5 坪 (昨年 22.7 坪から +686.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 18.0 分 → 2021年 12.6 分、-30.0 ％と大きく減少)
木場駅 249.2 万/坪(昨年同期比 -27.8 ％)
木場駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 249万円/坪(75.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -27.8％( -96.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 13.6 坪から +44.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 10.0 分 → 2021年 13.0 分、+30.0 ％と大きく増加)
南砂町駅 128.0 万/坪(昨年同期比 -21.6 ％)
南砂町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 128万円/坪(38.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -21.6％( -35.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 15.9 坪 (昨年 52.4 坪から -69.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 12.7 分 → 2021年 20.5 分、+61.8 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示