JR飯田線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜3月期のJR飯田線 (伊那小沢駅岡谷駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.9万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +13.0%( +4.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 56 件(1年前(2019年)に比べて -16.4%( -11件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 27.5年(昨年 25.7年から +7.1 %増)。平均土地面積は 138.9 坪 (昨年 126.0 坪から +10.2 %増)。平均建物面積は 67.7 坪 (昨年 64.7 坪から +4.6 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。毛賀駅下島駅北殿駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは伊那北駅で昨年に比べ +488.4 %、坪単価は 30.4 万円/坪となった。

上位 2 駅(伊那北駅七久保駅)は +361.0 %(坪単価 +29.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(沢駅駄科駅)は -82.2 %(坪単価 -56.6 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 3.0 % → 2020年 16.1 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 17.9 % → 2020年 19.1 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2019年 21.6 分 → 2020年 25.7 分、+18.7 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 27.7 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2019年 39.3 % → 2020年 40.4 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった毛賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.1万円/坪(25.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +99.9%( +42.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった駄科駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.0万円/坪(1.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -78.3%( -21.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

JR飯田線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR飯田線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
伊那小沢駅---
鶯巣駅---
平岡駅---
為栗駅---
温田駅3.4万/坪
(12.0年/87.7坪)
-1.2万/坪
(43.0年/27.2坪)
田本駅---
門島駅--1.0万/坪
(32.0年/39.3坪)
唐笠駅--6.6万/坪
(0年/172坪)
千代駅---
天竜峡駅---
川路駅7.3万/坪
(0年/296坪)
--
時又駅--29.4万/坪
(24.0年/72.6坪)
駄科駅6.0万/坪
(32.0年/151坪)
27.4万/坪
(12.0年/248坪)
-
毛賀駅84.1万/坪
(1.0年/93.8坪)
42.1万/坪
(22.5年/96.8坪)
-
伊那八幡駅23.0万/坪
(41.5年/86.2坪)
52.8万/坪
(10.0年/85.7坪)
-
下山村駅11.0万/坪
(62.0年/39.3坪)
-23.2万/坪
(37.0年/112坪)
鼎駅-53.9万/坪
(13.2年/133坪)
68.5万/坪
(8.0年/141坪)
切石駅18.8万/坪
(36.4年/160坪)
24.5万/坪
(35.3年/143坪)
36.7万/坪
(29.4年/146坪)
飯田駅16.5万/坪
(41.0年/80.2坪)
40.6万/坪
(17.5年/67.2坪)
18.5万/坪
(37.5年/71.4坪)
桜町駅20.8万/坪
(34.0年/175坪)
--
伊那上郷駅-40.1万/坪
(25.0年/73.6坪)
13.0万/坪
(56.0年/52.2坪)
元善光寺駅70.6万/坪
(47.0年/123坪)
-5.2万/坪
(28.0年/48.4坪)
下市田駅--
市田駅8.5万/坪
(39.0年/328坪)
-19.5万/坪
(35.0年/169坪)
下平駅---
山吹駅--33.1万/坪
(18.0年/109坪)
伊那大島駅100万/坪
(0年/95.3坪)
--
上片桐駅---
伊那田島駅---
高遠原駅---
七久保駅46.8万/坪
(16.5年/136坪)
14.0万/坪
(0年/138坪)
9.0万/坪
(45.0年/245坪)
伊那本郷駅---
飯島駅-8.1万/坪
(53.0年/59.0坪)
3.5万/坪
(25.0年/166坪)
田切駅-
伊那福岡駅-21.4万/坪
(30.5年/219坪)
37.8万/坪
(26.0年/78.7坪)
小町屋駅-61.1万/坪
(2.5年/96.8坪)
53.1万/坪
(20.7年/179坪)
駒ケ根駅57.1万/坪
(9.3年/162坪)
58.1万/坪
(29.7年/164坪)
54.3万/坪
(16.5年/182坪)
大田切駅85.0万/坪
(0年/90.8坪)
--
宮田駅---
赤木駅---
沢渡駅--23.8万/坪
(22.3年/154坪)
下島駅49.6万/坪
(28.0年/66.6坪)
32.1万/坪
(19.0年/96.8坪)
-
伊那市駅54.1万/坪
(8.8年/132坪)
23.4万/坪
(35.7年/114坪)
30.8万/坪
(32.2年/99.6坪)
伊那北駅30.4万/坪
(32.0年/167坪)
5.2万/坪
(36.5年/208坪)
4.0万/坪
(33.5年/86.2坪)
田畑駅25.7万/坪
(22.0年/133坪)
86.0万/坪
(0年/103坪)
14.7万/坪
(32.5年/84.7坪)
北殿駅16.2万/坪
(31.8年/127坪)
13.4万/坪
(26.0年/115坪)
51.9万/坪
(0年/72.6坪)
木ノ下駅---
伊那松島駅-12.0万/坪
(29.0年/112坪)
15.7万/坪
(37.5年/116坪)
沢駅14.7万/坪
(34.0年/96.8坪)
107万/坪
(0年/103坪)
101万/坪
(0年/87.7坪)
羽場駅--
伊那新町駅14.9万/坪
(32.0年/127坪)
--
宮木駅-3.9万/坪
(0年/112坪)
-
辰野駅-31.6万/坪
(36.0年/72.6坪)
-
川岸駅---
岡谷駅25.2万/坪
(40.2年/131坪)
28.7万/坪
(29.0年/119坪)
59.1万/坪
(19.0年/74.1坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

伊那北駅30.4 万/坪(昨年同期比 +488.4 %)

伊那北駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.4万円/坪(9.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +488.4%( +25.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 32.0年(昨年 36.5年から -12.3 %減)。平均土地面積は 167.1 坪 (昨年 208.0 坪から -19.6 %減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 102.9 坪から -63.2 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 36.5 年 → 2020年 32.0 年、-12.3 %と減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 21.2 分 → 2020年 15.0 分、-29.4 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 50.0 %)

七久保駅46.8 万/坪(昨年同期比 +233.5 %)

七久保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.8万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +233.5%( +32.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均土地面積は 136.1 坪 (昨年 137.6 坪から -1.1 %減)。平均建物面積は 192.1 坪 (昨年 43.9 坪から +337.9 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 13.0 分 → 2020年 6.0 分、-53.8 %と大きく減少)

沢駅14.7 万/坪(昨年同期比 -86.2 %)

沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.7万円/坪(4.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -86.2%( -91.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 102.9 坪から -5.9 %減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 27.2 坪から +50.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 16.0 分 → 2020年 3.0 分、-81.2 %と大きく減少)

駄科駅6.0 万/坪(昨年同期比 -78.3 %)

駄科駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.0万円/坪(1.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -78.3%( -21.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 32.0年(昨年 12.0年から +166.7 %増)。平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 248.1 坪から -39.0 %減)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 87.7 坪から -48.3 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 12.0 年 → 2020年 32.0 年、+166.7 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 11.0 分 → 2020年 60.0 分、+445.5 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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