JR中央本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜12月期のJR中央本線 (信濃境駅田立駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.7万円/坪(9.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -13.4%( -4.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 244 件(1年前(2020年)に比べて -2.8%( -7件/坪)と僅かに減少しています。)。

平均築年数は 31.9年(昨年 31.1年から +2.4 %増)。平均土地面積は 140.4 坪 (昨年 136.0 坪から +3.2 %増)。平均建物面積は 44.3 坪 (昨年 49.2 坪から -10.0 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が小幅減少。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。富士見駅上諏訪駅上松駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは上松駅で昨年に比べ +50.9 %、坪単価は 11.7 万円/坪となった。

上位 2 駅(上松駅上諏訪駅)は +36.2 %(坪単価 +5.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(野尻駅原野駅)は -90.1 %(坪単価 -41.7 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.1 % → 2021年 12.0 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 43.9 % → 2021年 37.5 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 32.3 % → 2021年 40.4 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった塩尻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.6万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -9.9%( -5.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 21 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった野尻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.6万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -92.0%( -41.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR中央本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR中央本線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
信濃境駅10.9万/坪
(33.9年/149坪)
43.7万/坪
(23.7年/229坪)
28.4万/坪
(33.1年/226坪)
富士見駅35.9万/坪
(31.7年/166坪)
29.6万/坪
(28.4年/181坪)
37.1万/坪
(27.9年/217坪)
すずらんの里駅--15.7万/坪
(29.0年/151坪)
青柳駅19.9万/坪
(34.9年/91.8坪)
--
茅野駅39.3万/坪
(25.7年/178坪)
41.0万/坪
(27.8年/187坪)
39.1万/坪
(26.4年/202坪)
上諏訪駅39.0万/坪
(31.1年/98.0坪)
32.1万/坪
(34.9年/94.8坪)
41.0万/坪
(27.3年/96.2坪)
下諏訪駅34.1万/坪
(30.8年/70.1坪)
44.0万/坪
(32.0年/64.8坪)
34.9万/坪
(31.0年/86.5坪)
岡谷駅28.2万/坪
(31.0年/83.8坪)
39.7万/坪
(31.9年/128坪)
32.2万/坪
(32.7年/133坪)
みどり湖駅11.1万/坪
(41.2年/182坪)
24.1万/坪
(34.4年/177坪)
29.7万/坪
(27.1年/165坪)
塩尻駅47.6万/坪
(27.7年/128坪)
52.9万/坪
(24.9年/85.3坪)
53.9万/坪
(18.7年/114坪)
洗馬駅6.4万/坪
(46.5年/129坪)
23.9万/坪
(27.3年/87.7坪)
12.0万/坪
(32.5年/130坪)
日出塩駅---
贄川駅-7.7万/坪
(59.0年/78.7坪)
-
木曽平沢駅5.7万/坪
(47.3年/209坪)
11.1万/坪
(49.2年/62.0坪)
-
奈良井駅4.1万/坪
(47.5年/74.9坪)
-7.4万/坪
(0年/63.5坪)
藪原駅16.8万/坪
(37.5年/99.8坪)
--
宮ノ越駅9.4万/坪
(14.0年/99.8坪)
--
原野駅5.7万/坪
(41.8年/117坪)
48.1万/坪
(14.5年/167坪)
木曽福島駅16.1万/坪
(31.3年/216坪)
17.1万/坪
(36.4年/182坪)
16.5万/坪
(36.9年/222坪)
上松駅11.7万/坪
(53.4年/164坪)
7.8万/坪
(41.8年/92.8坪)
2.9万/坪
(27.3年/57.5坪)
倉本駅---
須原駅14.0万/坪
(66.3年/278坪)
-29.2万/坪
(42.5年/393坪)
大桑駅76.5万/坪
(34.4年/135坪)
--
野尻駅3.6万/坪
(59.5年/160坪)
44.6万/坪
(43.0年/51.2坪)
-
十二兼駅---
南木曽駅-5.0万/坪
(38.8年/136坪)
15.8万/坪
(34.9年/278坪)
田立駅10.7万/坪
(46.0年/266坪)
--

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

上松駅11.7 万/坪(昨年同期比 +50.9 %)

上松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.7万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +50.9%( +4.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 53.4年(昨年 41.8年から +27.7 %増)。平均土地面積は 163.9 坪 (昨年 92.8 坪から +76.6 %増)。平均建物面積は 97.8 坪 (昨年 79.7 坪から +22.8 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 11.3 分 → 2021年 5.3 分、-52.9 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 41.8 年 → 2021年 53.4 年、+27.7 %と大きく増加)

上諏訪駅39.0 万/坪(昨年同期比 +21.6 %)

上諏訪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.0万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +21.6%( +6.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 30 件(1年前(2020年)に比べて -28.6%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 31.1年(昨年 34.9年から -11.0 %減)。平均土地面積は 98.0 坪 (昨年 94.8 坪から +3.3 %増)。平均建物面積は 44.6 坪 (昨年 52.3 坪から -14.7 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2020年 34.9 年 → 2021年 31.1 年、-11.0 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.9 % → 2021年 18.5 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 36.8 % → 2021年 33.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2020年 29.4 分 → 2021年 32.5 分、+10.3 %と増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 4.8 % → 2021年 3.3 %)

野尻駅3.6 万/坪(昨年同期比 -92.0 %)

野尻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.6万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -92.0%( -41.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 59.5年(昨年 43.0年から +38.4 %増)。平均土地面積は 160.3 坪 (昨年 51.2 坪から +213.3 %増)。平均建物面積は 60.0 坪 (昨年 48.4 坪から +24.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 27.3 分 → 2021年 13.2 分、-51.5 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 43.0 年 → 2021年 59.5 年、+38.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 100.0 %)

原野駅5.7 万/坪(昨年同期比 -88.2 %)

原野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.7万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -88.2%( -42.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 41.8年(昨年 14.5年から +187.9 %増)。平均土地面積は 117.0 坪 (昨年 167.1 坪から -30.0 %減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 34.8 坪から -10.9 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 14.5 年 → 2021年 41.8 年、+187.9 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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