JR常磐線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年7月〜9月期のJR常磐線 (取手駅大津港駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.2万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -6.6%( -3.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 289 件(1年前(2018年)に比べて -17.0%( -59件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 20.1年(昨年 18.8年から +7.4 %増)。平均土地面積は 83.7 坪 (昨年 87.6 坪から -4.4 %減)。平均建物面積は 45.6 坪 (昨年 42.6 坪から +7.0 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。

値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 16 駅。ほとんどの駅において下落した。神立駅羽鳥駅友部駅内原駅常陸多賀駅日立駅南中郷駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは内原駅で昨年に比べ +63.8 %、坪単価は 76.7 万円/坪となった。

上位 2 駅(内原駅日立駅)は +63.0 %(坪単価 +19.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(十王駅磯原駅)は -72.8 %(坪単価 -58.5 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 28.8 % → 2019年 32.5 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 39.0 % → 2019年 34.6 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2018年 33.9 分 → 2019年 37.5 分、+10.7 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.3 % → 2019年 17.1 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 1.4 % → 2019年 1.4 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった内原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.7万円/坪(23.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +63.8%( +29.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -87.5%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった十王駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.5万円/坪(4.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -74.5%( -45.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR常磐線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR常磐線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
取手駅41.8万/坪
(24.4年/60.3坪)
42.4万/坪
(22.1年/51.3坪)
44.6万/坪
(21.0年/67.9坪)
藤代駅41.4万/坪
(25.8年/64.3坪)
57.7万/坪
(25.6年/70.5坪)
49.9万/坪
(13.9年/50.4坪)
龍ケ崎市駅43.3万/坪
(14.0年/60.1坪)
39.7万/坪
(23.5年/80.3坪)
44.3万/坪
(16.9年/69.5坪)
牛久駅39.9万/坪
(26.0年/69.1坪)
34.7万/坪
(25.1年/86.5坪)
36.4万/坪
(21.9年/63.3坪)
ひたち野うしく駅75.8万/坪
(6.5年/79.0坪)
79.9万/坪
(10.8年/62.9坪)
67.3万/坪
(16.3年/107坪)
荒川沖駅38.6万/坪
(28.8年/83.8坪)
48.2万/坪
(15.6年/73.8坪)
40.7万/坪
(18.7年/93.0坪)
土浦駅26.0万/坪
(21.6年/78.1坪)
31.8万/坪
(24.7年/64.7坪)
31.0万/坪
(22.6年/104坪)
神立駅39.5万/坪
(15.9年/60.2坪)
29.3万/坪
(22.3年/87.7坪)
32.9万/坪
(17.6年/108坪)
高浜駅20.3万/坪
(24.8年/104坪)
53.1万/坪
(14.5年/103坪)
11.3万/坪
(34.9年/120坪)
石岡駅31.2万/坪
(21.2年/108坪)
31.5万/坪
(15.0年/104坪)
36.1万/坪
(18.4年/70.9坪)
羽鳥駅41.1万/坪
(15.5年/89.2坪)
32.2万/坪
(16.4年/86.5坪)
32.5万/坪
(15.6年/183坪)
岩間駅34.2万/坪
(16.8年/139坪)
40.5万/坪
(7.0年/57.1坪)
5.1万/坪
(46.5年/93.8坪)
友部駅61.0万/坪
(15.5年/86.2坪)
43.5万/坪
(12.6年/152坪)
56.1万/坪
(8.4年/106坪)
内原駅76.7万/坪
(0.5年/78.7坪)
46.8万/坪
(12.4年/116坪)
77.5万/坪
(0.5年/75.6坪)
赤塚駅59.9万/坪
(18.8年/81.9坪)
65.0万/坪
(13.8年/90.4坪)
57.1万/坪
(17.3年/99.7坪)
偕楽園駅---
水戸駅62.2万/坪
(16.4年/101坪)
69.7万/坪
(15.9年/91.6坪)
47.9万/坪
(17.7年/78.4坪)
勝田駅57.2万/坪
(21.2年/92.6坪)
67.6万/坪
(13.2年/96.4坪)
72.7万/坪
(8.0年/75.9坪)
佐和駅43.9万/坪
(18.1年/70.7坪)
49.3万/坪
(17.0年/65.9坪)
42.5万/坪
(12.0年/62.8坪)
東海駅57.9万/坪
(19.2年/119坪)
52.9万/坪
(14.0年/80.4坪)
81.1万/坪
(8.5年/69.6坪)
大甕駅48.6万/坪
(14.2年/94.1坪)
58.4万/坪
(18.5年/99.6坪)
61.6万/坪
(23.4年/81.4坪)
常陸多賀駅66.5万/坪
(17.5年/82.6坪)
48.4万/坪
(25.8年/145坪)
49.8万/坪
(21.1年/73.6坪)
日立駅24.8万/坪
(33.7年/72.1坪)
15.3万/坪
(34.0年/100坪)
40.2万/坪
(30.9年/88.3坪)
小木津駅34.4万/坪
(24.5年/87.7坪)
36.6万/坪
(22.5年/62.0坪)
42.3万/坪
(20.7年/72.6坪)
十王駅15.5万/坪
(35.0年/115坪)
61.0万/坪
(9.5年/75.6坪)
42.4万/坪
(24.5年/93.8坪)
高萩駅26.5万/坪
(31.9年/78.7坪)
23.5万/坪
(25.5年/69.9坪)
32.6万/坪
(25.9年/67.8坪)
南中郷駅31.7万/坪
(42.5年/115坪)
24.0万/坪
(19.5年/80.2坪)
-
磯原駅29.1万/坪
(27.5年/71.8坪)
101万/坪
(4.5年/253坪)
49.3万/坪
(12.0年/67.6坪)
大津港駅-25.9万/坪
(28.5年/88.0坪)
4.0万/坪
(52.5年/109坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

内原駅76.7 万/坪(昨年同期比 +63.8 %)

内原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.7万円/坪(23.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +63.8%( +29.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -87.5%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 0.5年(昨年 12.4年から -95.9 %減)。平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 116.1 坪から -32.2 %減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 35.2 坪から +7.5 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 12.4 年 → 2019年 0.5 年、-95.9 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 37.5 % → 2019年 100.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 17.2 分 → 2019年 23.0 分、+33.3 %と大きく増加)

日立駅24.8 万/坪(昨年同期比 +62.2 %)

日立駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.8万円/坪(7.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +62.2%( +9.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2018年)に比べて -14.3%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 33.7年(昨年 34.0年から -0.9 %減)。平均土地面積は 72.1 坪 (昨年 100.3 坪から -28.1 %減)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 39.6 坪から +37.4 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 24.7 分 → 2019年 20.7 分、-16.4 %と減少)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 % → 2019年 80.0 %)

十王駅15.5 万/坪(昨年同期比 -74.5 %)

十王駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.5万円/坪(4.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -74.5%( -45.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 35.0年(昨年 9.5年から +268.3 %増)。平均土地面積は 115.0 坪 (昨年 75.6 坪から +52.0 %増)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 45.9 坪から -25.8 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 9.5 年 → 2019年 35.0 年、+268.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 50.0 %)

磯原駅29.1 万/坪(昨年同期比 -71.1 %)

磯原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.1万円/坪(8.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -71.1%( -71.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 27.5年(昨年 4.5年から +510.7 %増)。平均土地面積は 71.8 坪 (昨年 252.6 坪から -71.6 %減)。平均建物面積は 65.0 坪 (昨年 102.1 坪から -36.3 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 20.0 分 → 2019年 17.5 分、-12.5 %と減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 4.5 年 → 2019年 27.5 年、+510.7 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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