JR上越線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜12月期のJR上越線 (高崎駅湯檜曽駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.9万円/坪(17.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -7.5%( -4.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 475 件(1年前(2019年)に比べて +20.6%( +81件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 18.7年(昨年 16.7年から +12.0 %増)。平均土地面積は 91.6 坪 (昨年 97.9 坪から -6.4 %減)。平均建物面積は 39.7 坪 (昨年 50.1 坪から -20.8 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。八木原駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは水上駅で昨年に比べ +106.0 %、坪単価は 39.9 万円/坪となった。

上位 2 駅(水上駅八木原駅)は +69.3 %(坪単価 +18.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(岩本駅後閑駅)は -42.5 %(坪単価 -19.6 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 27.0 % → 2020年 22.5 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 0.3 % → 2020年 0.6 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 16.7 年 → 2020年 18.7 年、+12.0 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 15.9 % → 2020年 22.2 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 41.2 % → 2020年 39.7 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった高崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.4万円/坪(22.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -13.7%( -11.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 87 件(1年前(2019年)に比べて +20.8%( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった後閑駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.3万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -41.1%( -5.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR上越線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR上越線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
高崎駅74.4万/坪
(22.7年/70.0坪)
86.2万/坪
(13.2年/77.8坪)
77.8万/坪
(18.9年/84.6坪)
高崎問屋町駅69.7万/坪
(18.2年/75.8坪)
70.6万/坪
(19.9年/118坪)
66.5万/坪
(28.8年/77.3坪)
井野駅67.8万/坪
(13.6年/77.8坪)
74.8万/坪
(12.9年/85.4坪)
67.3万/坪
(10.2年/86.8坪)
新前橋駅67.1万/坪
(14.3年/76.1坪)
77.0万/坪
(12.5年/83.3坪)
57.0万/坪
(18.6年/94.7坪)
群馬総社駅58.8万/坪
(11.1年/87.4坪)
52.3万/坪
(16.6年/109坪)
48.8万/坪
(12.6年/83.5坪)
八木原駅67.1万/坪
(15.0年/124坪)
50.5万/坪
(11.1年/86.2坪)
51.1万/坪
(11.0年/86.6坪)
渋川駅28.4万/坪
(30.7年/127坪)
34.1万/坪
(25.8年/95.9坪)
33.2万/坪
(22.2年/92.1坪)
敷島駅25.8万/坪
(29.8年/175坪)
-8.2万/坪
(10.0年/499坪)
津久田駅---
岩本駅43.7万/坪
(27.5年/301坪)
77.7万/坪
(8.3年/192坪)
13.6万/坪
(33.8年/260坪)
沼田駅26.0万/坪
(29.6年/113坪)
36.2万/坪
(25.7年/140坪)
26.5万/坪
(29.3年/108坪)
後閑駅7.3万/坪
(35.5年/125坪)
12.4万/坪
(42.5年/157坪)
26.1万/坪
(29.5年/181坪)
上牧駅10.8万/坪
(30.3年/271坪)
--
水上駅39.9万/坪
(21.0年/65.0坪)
19.4万/坪
(38.8年/66.6坪)
6.2万/坪
(35.0年/81.7坪)
湯檜曽駅---

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

水上駅39.9 万/坪(昨年同期比 +106.0 %)

水上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.9万円/坪(12.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +106.0%( +20.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 21.0年(昨年 38.8年から -45.8 %減)。平均土地面積は 65.0 坪 (昨年 66.6 坪から -2.3 %減)。平均建物面積は 18.2 坪 (昨年 43.4 坪から -58.1 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 38.8 年 → 2020年 21.0 年、-45.8 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 13.7 分 → 2020年 70.5 分、+415.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 50.0 %)

八木原駅67.1 万/坪(昨年同期比 +32.7 %)

八木原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.1万円/坪(20.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +32.7%( +16.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(1年前(2019年)に比べて +3.6%( +1件/坪)と小幅に増加しています。)。

平均築年数は 15.0年(昨年 11.1年から +35.2 %増)。平均土地面積は 124.1 坪 (昨年 86.2 坪から +44.0 %増)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 34.3 坪から +2.9 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 11.1 年 → 2020年 15.0 年、+35.2 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2019年 25.7 分 → 2020年 29.8 分、+15.9 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 65.2 % → 2020年 25.0 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 26.1 % → 2020年 32.1 %)

岩本駅43.7 万/坪(昨年同期比 -43.8 %)

岩本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.7万円/坪(13.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -43.8%( -34.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 27.5年(昨年 8.3年から +233.3 %増)。平均土地面積は 301.5 坪 (昨年 192.1 坪から +57.0 %増)。平均建物面積は 17.6 坪 (昨年 29.5 坪から -40.2 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 105.0 分 → 2020年 80.0 分、-23.8 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 8.3 年 → 2020年 27.5 年、+233.3 %と大きく増加)

後閑駅7.3 万/坪(昨年同期比 -41.1 %)

後閑駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.3万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -41.1%( -5.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 35.5年(昨年 42.5年から -16.5 %減)。平均土地面積は 124.8 坪 (昨年 157.3 坪から -20.7 %減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 51.2 坪から -49.8 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 42.5 年 → 2020年 35.5 年、-16.5 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 60.0 % → 2020年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 41.3 分 → 2020年 120.0 分、+190.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 40.0 % → 2020年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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