JR羽越本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜12月期のJR羽越本線 (小砂川駅秋田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.4万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -11.4%( -6.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 346 件(1年前(2020年)に比べて -10.8%( -42件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 25.2年(昨年 21.2年から +19.0 %増)。平均土地面積は 90.5 坪 (昨年 87.4 坪から +3.6 %増)。平均建物面積は 53.4 坪 (昨年 47.1 坪から +13.4 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。仁賀保駅西目駅羽後岩谷駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは岩城みなと駅で昨年に比べ +448.4 %、坪単価は 76.6 万円/坪となった。

上位 2 駅(岩城みなと駅羽後岩谷駅)は +255.6 %(坪単価 +40.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(秋田駅象潟駅)は -14.6 %(坪単価 -7.2 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.6 % → 2021年 2.9 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.6 % → 2021年 1.9 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 21.2 年 → 2021年 25.2 年、+19.0 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 19.8 % → 2021年 27.7 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 28.0 % → 2021年 22.3 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった岩城みなと駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.6万円/坪(23.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +448.4%( +62.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった象潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.2万円/坪(7.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -10.3%( -2.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。

JR羽越本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR羽越本線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
小砂川駅-0.8万/坪
(31.0年/78.7坪)
3.6万/坪
(18.0年/81.7坪)
上浜駅--7.9万/坪
(38.0年/424坪)
象潟駅23.2万/坪
(33.2年/85.6坪)
25.8万/坪
(31.4年/117坪)
10.4万/坪
(30.8年/95.8坪)
金浦駅39.2万/坪
(13.9年/113坪)
40.5万/坪
(14.9年/57.5坪)
17.9万/坪
(17.5年/115坪)
仁賀保駅46.2万/坪
(18.6年/82.9坪)
37.9万/坪
(19.2年/116坪)
31.5万/坪
(31.3年/159坪)
西目駅41.0万/坪
(30.1年/135坪)
26.6万/坪
(33.4年/122坪)
22.1万/坪
(30.5年/106坪)
羽後本荘駅35.9万/坪
(24.9年/111坪)
33.6万/坪
(24.7年/113坪)
39.5万/坪
(18.6年/89.7坪)
羽後岩谷駅49.4万/坪
(27.3年/89.2坪)
30.3万/坪
(25.9年/104坪)
4.3万/坪
(34.3年/118坪)
羽後亀田駅7.1万/坪
(36.8年/51.4坪)
-3.3万/坪
(33.3年/72.6坪)
岩城みなと駅76.6万/坪
(0.25年/84.7坪)
14.0万/坪
(30.3年/141坪)
-
道川駅-1.9万/坪
(44.8年/293坪)
-
下浜駅--16.5万/坪
(32.0年/123坪)
桂根駅-55.9万/坪
(4.4年/83.2坪)
16.4万/坪
(24.3年/148坪)
新屋駅43.8万/坪
(23.8年/88.8坪)
47.2万/坪
(20.4年/86.7坪)
45.5万/坪
(21.0年/74.9坪)
羽後牛島駅48.6万/坪
(22.3年/69.8坪)
49.1万/坪
(21.2年/77.0坪)
41.3万/坪
(24.2年/81.2坪)
秋田駅50.2万/坪
(26.6年/91.4坪)
62.0万/坪
(19.6年/80.4坪)
54.8万/坪
(22.3年/82.3坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

岩城みなと駅76.6 万/坪(昨年同期比 +448.4 %)

岩城みなと駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.6万円/坪(23.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +448.4%( +62.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 0.3年(昨年 30.3年から -99.2 %減)。平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 141.4 坪から -40.1 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 31.4 坪から -8.4 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 30.3 年 → 2021年 0.3 年、-99.2 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.8 分 → 2021年 12.0 分、+23.1 %と大きく増加)

羽後岩谷駅49.4 万/坪(昨年同期比 +62.7 %)

羽後岩谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.4万円/坪(14.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +62.7%( +19.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 27.3年(昨年 25.9年から +5.1 %増)。平均土地面積は 89.2 坪 (昨年 104.4 坪から -14.5 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 64.3 坪から -50.6 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 50.7 分 → 2021年 13.5 分、-73.4 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 50.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 50.0 %)

秋田駅50.2 万/坪(昨年同期比 -19.0 %)

秋田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.2万円/坪(15.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -19.0%( -11.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 173 件(1年前(2020年)に比べて -19.5%( -42件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 26.6年(昨年 19.6年から +35.6 %増)。平均土地面積は 91.4 坪 (昨年 80.4 坪から +13.6 %増)。平均建物面積は 60.9 坪 (昨年 48.3 坪から +25.9 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 19.6 年 → 2021年 26.6 年、+35.6 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.3 % → 2021年 28.7 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 32.7 % → 2021年 20.7 %)

象潟駅23.2 万/坪(昨年同期比 -10.3 %)

象潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.2万円/坪(7.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -10.3%( -2.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 33.2年(昨年 31.4年から +6.0 %増)。平均土地面積は 85.6 坪 (昨年 116.8 坪から -26.7 %減)。平均建物面積は 40.4 坪 (昨年 79.4 坪から -49.1 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 42.9 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2020年 15.2 分 → 2021年 16.7 分、+10.2 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 42.9 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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