物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2019年第3四半期
2019年7月9月

この記事は不動産鑑定士の竹内英二氏、宅地建物取引士の岩野愛弓氏により監修されたものです

記事監修:竹内 英二
【監修者】

不動産鑑定士

竹内 英二 (監修者)

不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2019年7月〜9月期のJR磐越西線 (郡山駅徳沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.8万円/坪(17.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -4.4%( -2.6万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 93 件(1年前(2018年)に比べて -25.6%( -32件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 25.8年(昨年 20.4年から +26.2 %増)。平均土地面積は 106.7 坪 (昨年 95.2 坪から +12.1 %増)。平均建物面積は 60.9 坪 (昨年 57.0 坪から +7.0 %増)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加。

値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。喜多方駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは磐梯町駅で昨年に比べ -58.6 %、坪単価は 4.6 万円/坪となった。

上位 2 駅(山都駅猪苗代駅)は +755.8 %(坪単価 +20.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(磐梯町駅会津若松駅)は -40.5 %(坪単価 -8.3 万円/坪)の下落。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 20.4 年 → 2019年 25.8 年、+26.2 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2018年 36.0 分 → 2019年 40.0 分、+11.1 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 35.4 % → 2019年 42.7 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 31.0 % → 2019年 19.5 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった郡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.7万円/坪(19.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -9.2%( -6.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 70 件(1年前(2018年)に比べて -9.1%( -7件/坪)と弱含みに推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった磐梯町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.6万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -58.6%( -6.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR磐越西線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR磐越西線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
郡山駅63.7万/坪
(24.8年/107坪)
70.2万/坪
(15.3年/95.3坪)
61.8万/坪
(20.0年/85.1坪)
郡山富田駅---
喜久田駅---
安子ケ島駅--1.5万/坪
(0年/127坪)
磐梯熱海駅--12.9万/坪
(41.2年/167坪)
中山宿駅---
上戸駅---
猪苗代湖畔駅---
関都駅--10.5万/坪
(50.5年/303坪)
川桁駅---
猪苗代駅42.8万/坪
(28.5年/66.6坪)
6.0万/坪
(10.5年/484坪)
8.9万/坪
(42.0年/210坪)
翁島駅-21.3万/坪
(34.0年/113坪)
-
磐梯町駅4.6万/坪
(36.5年/74.1坪)
11.0万/坪
(32.5年/188坪)
-
東長原駅--2.1万/坪
(0年/266坪)
広田駅18.9万/坪
(0年/81.7坪)
-19.0万/坪
(31.2年/83.7坪)
会津若松駅35.1万/坪
(26.6年/103坪)
45.2万/坪
(29.6年/79.6坪)
32.1万/坪
(37.2年/79.0坪)
堂島駅---
笈川駅8.4万/坪
(42.5年/121坪)
--
塩川駅-48.2万/坪
(21.0年/62.5坪)
19.1万/坪
(6.5年/45.4坪)
姥堂駅---
会津豊川駅---
喜多方駅53.1万/坪
(1.5年/111坪)
54.3万/坪
(14.8年/56.0坪)
37.1万/坪
(27.9年/60.1坪)
山都駅5.5万/坪
(54.5年/197坪)
0.6万/坪
(67.6年/333坪)
-
荻野駅---
尾登駅---
野沢駅--5.0万/坪
(67.6年/136坪)
上野尻駅---
徳沢駅---

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

山都駅5.5 万/坪(昨年同期比 +899.8 %)

山都駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +899.8%( +5.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 54.5年(昨年 67.6年から -19.3 %減)。平均土地面積は 196.6 坪 (昨年 332.8 坪から -40.9 %減)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 36.3 坪から +25.0 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 67.6 年 → 2019年 54.5 年、-19.3 %と減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 90.0 分 → 2019年 30.0 分、-66.7 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 100.0 %)

猪苗代駅42.8 万/坪(昨年同期比 +611.8 %)

猪苗代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.8万円/坪(12.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +611.8%( +36.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 28.5年(昨年 10.5年から +171.4 %増)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 484.0 坪から -86.2 %減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 33.3 坪から -22.7 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 30.0 分 → 2019年 26.0 分、-13.3 %と減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 10.5 年 → 2019年 28.5 年、+171.4 %と大きく増加)

磐梯町駅4.6 万/坪(昨年同期比 -58.6 %)

磐梯町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.6万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -58.6%( -6.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 36.5年(昨年 32.5年から +12.3 %増)。平均土地面積は 74.1 坪 (昨年 187.6 坪から -60.5 %減)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 45.4 坪から -3.3 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 100.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 32.5 年 → 2019年 36.5 年、+12.3 %と増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 7.0 分 → 2019年 19.0 分、+171.4 %と大きく増加)

会津若松駅35.1 万/坪(昨年同期比 -22.4 %)

会津若松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.1万円/坪(10.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -22.4%( -10.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(1年前(2018年)に比べて -61.1%( -22件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 26.6年(昨年 29.6年から -10.0 %減)。平均土地面積は 103.4 坪 (昨年 79.6 坪から +29.9 %増)。平均建物面積は 42.9 坪 (昨年 45.5 坪から -5.9 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 29.6 年 → 2019年 26.6 年、-10.0 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 15.2 % → 2019年 27.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 39.4 % → 2019年 18.2 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2018年 30.0 分 → 2019年 35.9 分、+19.4 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 36.4 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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