JR常磐線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年10月〜12月期のJR常磐線 (勿来駅新地駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.0万円/坪(15.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -6.4%( -3.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 94 件(1年前(2020年)に比べて -21.0%( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 22.3年(昨年 22.4年から -0.4 %減)。平均土地面積は 97.8 坪 (昨年 99.5 坪から -1.7 %減)。平均建物面積は 44.7 坪 (昨年 42.3 坪から +5.8 %増)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が減少。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。原ノ町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは久ノ浜駅で昨年に比べ +281.8 %、坪単価は 116 万円/坪となった。

上位 2 駅(久ノ浜駅相馬駅)は +219.1 %(坪単価 +49.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大野駅富岡駅)は -73.1 %(坪単価 -37.8 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 22.3 % → 2021年 18.8 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2020年 30.4 分 → 2021年 35.3 分、+16.1 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 32.0 % → 2021年 23.5 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 35.0 % → 2021年 36.5 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった久ノ浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +281.8%( +85.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった富岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.3万円/坪(1.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -56.3%( -6.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR常磐線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR常磐線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
勿来駅37.1万/坪
(33.1年/93.8坪)
48.8万/坪
(14.9年/82.8坪)
73.3万/坪
(24.8年/93.8坪)
植田駅43.3万/坪
(17.4年/96.8坪)
68.6万/坪
(17.4年/103坪)
53.6万/坪
(20.3年/83.2坪)
泉駅59.6万/坪
(19.6年/88.6坪)
71.6万/坪
(8.8年/61.8坪)
56.6万/坪
(21.1年/89.7坪)
湯本駅44.3万/坪
(20.8年/168坪)
38.2万/坪
(36.2年/102坪)
31.2万/坪
(28.9年/72.0坪)
内郷駅63.0万/坪
(21.3年/82.1坪)
67.7万/坪
(0.8年/58.2坪)
69.9万/坪
(8.8年/80.2坪)
いわき駅56.9万/坪
(23.8年/82.2坪)
63.2万/坪
(25.0年/107坪)
68.1万/坪
(22.6年/112坪)
草野駅43.8万/坪
(13.3年/45.9坪)
-94.5万/坪
(0年/63.5坪)
四ツ倉駅67.8万/坪
(7.2年/65.3坪)
69.3万/坪
(30.8年/49.9坪)
53.5万/坪
(0.8年/45.4坪)
久ノ浜駅116万/坪
(-0.25年/75.6坪)
30.3万/坪
(24.8年/72.6坪)
81.4万/坪
(1.3年/74.1坪)
末続駅---
広野駅--
Jヴィレッジ駅---
木戸駅--16.5万/坪
(9.8年/99.8坪)
竜田駅-13.9万/坪
(30.8年/103坪)
48.1万/坪
(13.8年/151坪)
富岡駅5.3万/坪
(53.8年/393坪)
12.2万/坪
(18.8年/89.2坪)
17.4万/坪
(20.3年/98.3坪)
夜ノ森駅19.3万/坪
(18.8年/66.6坪)
-26.9万/坪
(22.3年/147坪)
大野駅7.7万/坪
(14.8年/363坪)
76.5万/坪
(41.9年/120坪)
-
双葉駅---
浪江駅30.9万/坪
(20.3年/145坪)
34.1万/坪
(23.4年/139坪)
-
桃内駅---
小高駅8.1万/坪
(31.8年/93.8坪)
17.8万/坪
(24.4年/141坪)
-
磐城太田駅-39.3万/坪
(12.8年/69.6坪)
6.4万/坪
(0年/393坪)
原ノ町駅33.7万/坪
(25.0年/125坪)
19.4万/坪
(33.3年/151坪)
49.3万/坪
(18.8年/130坪)
鹿島駅-12.7万/坪
(39.8年/99.8坪)
-
日立木駅-25.4万/坪
(0年/60.2坪)
-
相馬駅22.6万/坪
(36.0年/79.4坪)
8.8万/坪
(0年/96.8坪)
29.4万/坪
(11.1年/72.3坪)
駒ケ嶺駅-27.3万/坪
(21.8年/99.8坪)
-
新地駅-5.0万/坪
(23.8年/151坪)
-

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

久ノ浜駅115.7 万/坪(昨年同期比 +281.8 %)

久ノ浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +281.8%( +85.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は -0.2年(昨年 24.8年から -101.0 %減)。平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 72.6 坪から +4.2 %増)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 36.3 坪から -33.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 24.8 年 → 2021年 -0.2 年、-101.0 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.0 分 → 2021年 11.0 分、+37.5 %と大きく増加)

相馬駅22.6 万/坪(昨年同期比 +156.3 %)

相馬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.6万円/坪(6.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +156.3%( +13.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +500.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均土地面積は 79.4 坪 (昨年 96.8 坪から -18.0 %減)。平均建物面積は 29.2 坪 (昨年 22.7 坪から +28.9 %増)。

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 19.0 分 → 2021年 24.8 分、+30.7 %と大きく増加)

大野駅7.7 万/坪(昨年同期比 -89.9 %)

大野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.7万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -89.9%( -68.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 14.8年(昨年 41.9年から -64.8 %減)。平均土地面積は 363.0 坪 (昨年 119.7 坪から +203.2 %増)。平均建物面積は 130.1 坪 (昨年 68.1 坪から +91.1 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 41.9 年 → 2021年 14.8 年、-64.8 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 2.7 分 → 2021年 14.0 分、+415.8 %と大きく増加)

富岡駅5.3 万/坪(昨年同期比 -56.3 %)

富岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.3万円/坪(1.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -56.3%( -6.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 53.8年(昨年 18.8年から +186.6 %増)。平均土地面積は 393.3 坪 (昨年 89.2 坪から +340.7 %増)。平均建物面積は 205.7 坪 (昨年 40.8 坪から +403.7 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 26.5 分 → 2021年 12.0 分、-54.7 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 18.8 年 → 2021年 53.8 年、+186.6 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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