JR香椎線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜12月期のJR香椎線 (西戸崎駅宇美駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.9万円/坪(29.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +11.6%( +10.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 225 件(1年前(2020年)に比べて -4.7%( -11件/坪)と小幅に減少しています。)。

平均築年数は 13.5年(昨年 14.0年から -3.8 %減)。平均土地面積は 70.3 坪 (昨年 70.2 坪から +0.1 %増)。平均建物面積は 43.3 坪 (昨年 43.9 坪から -1.4 %減)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。全体的に上昇基調。西戸崎駅奈多駅酒殿駅宇美駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは奈多駅で昨年に比べ +68.1 %、坪単価は 104 万円/坪となった。

上位 2 駅(奈多駅酒殿駅)は +60.3 %(坪単価 +47.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新原駅長者原駅)は -25.5 %(坪単価 -24.3 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.2 % → 2021年 16.9 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.3 % → 2021年 3.6 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.2 % → 2021年 15.2 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった酒殿駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 156万円/坪(47.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +52.5%( +53.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 37 件(1年前(2020年)に比べて +311.1%( +28件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった長者原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.4万円/坪(20.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -21.4%( -18.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。

JR香椎線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR香椎線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
西戸崎駅74.7万/坪
(20.1年/61.1坪)
60.9万/坪
(18.6年/61.0坪)
60.6万/坪
(16.0年/88.3坪)
雁ノ巣駅96.8万/坪
(0.5年/45.4坪)
94.9万/坪
(0.4年/52.3坪)
87.5万/坪
(16.5年/57.5坪)
奈多駅104万/坪
(9.2年/68.4坪)
61.8万/坪
(25.4年/56.5坪)
64.5万/坪
(15.9年/57.9坪)
和白駅90.4万/坪
(12.0年/61.3坪)
83.5万/坪
(13.4年/78.6坪)
66.3万/坪
(28.7年/140坪)
香椎駅107万/坪
(11.5年/54.8坪)
113万/坪
(10.0年/78.1坪)
107万/坪
(11.0年/66.6坪)
香椎神宮駅107万/坪
(7.1年/47.1坪)
113万/坪
(12.1年/54.6坪)
115万/坪
(17.5年/55.6坪)
舞松原駅97.6万/坪
(18.1年/59.3坪)
96.4万/坪
(18.2年/86.5坪)
106万/坪
(16.8年/82.6坪)
土井駅88.2万/坪
(19.9年/122坪)
84.7万/坪
(14.7年/86.3坪)
77.6万/坪
(14.8年/77.1坪)
伊賀駅92.7万/坪
(8.9年/102坪)
106万/坪
(14.6年/70.3坪)
45.8万/坪
(27.8年/194坪)
長者原駅67.4万/坪
(30.4年/96.4坪)
85.8万/坪
(13.0年/64.2坪)
58.4万/坪
(31.5年/98.1坪)
酒殿駅156万/坪
(0.6年/62.8坪)
103万/坪
(7.2年/56.5坪)
115万/坪
(29.5年/363坪)
須恵駅79.1万/坪
(13.0年/74.0坪)
96.0万/坪
(3.8年/54.3坪)
86.1万/坪
(2.3年/58.5坪)
須恵中央駅80.7万/坪
(13.2年/63.3坪)
72.4万/坪
(12.8年/67.8坪)
79.2万/坪
(18.5年/83.4坪)
新原駅71.7万/坪
(21.8年/97.7坪)
102万/坪
(8.7年/53.2坪)
26.1万/坪
(0年/96.8坪)
宇美駅68.8万/坪
(17.8年/61.0坪)
54.9万/坪
(21.1年/63.9坪)
61.5万/坪
(20.3年/79.0坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

奈多駅103.9 万/坪(昨年同期比 +68.1 %)

奈多駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +68.1%( +42.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 9.2年(昨年 25.4年から -63.8 %減)。平均土地面積は 68.4 坪 (昨年 56.5 坪から +21.2 %増)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 36.0 坪から -18.2 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 25.4 年 → 2021年 9.2 年、-63.8 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2020年 7.0 分 → 2021年 6.2 分、-10.7 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 25.0 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 25.0 %)

酒殿駅156.3 万/坪(昨年同期比 +52.5 %)

酒殿駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 156万円/坪(47.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +52.5%( +53.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 37 件(1年前(2020年)に比べて +311.1%( +28件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 0.6年(昨年 7.2年から -91.1 %減)。平均土地面積は 62.8 坪 (昨年 56.5 坪から +11.3 %増)。平均建物面積は 33.7 坪 (昨年 32.3 坪から +4.2 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 7.2 年 → 2021年 0.6 年、-91.1 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 14.9 分 → 2021年 4.7 分、-68.4 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 75.0 % → 2021年 86.5 %)

新原駅71.7 万/坪(昨年同期比 -29.6 %)

新原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.7万円/坪(21.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -29.6%( -30.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -28.6%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 21.8年(昨年 8.7年から +149.6 %増)。平均土地面積は 97.7 坪 (昨年 53.2 坪から +83.8 %増)。平均建物面積は 63.8 坪 (昨年 31.5 坪から +102.3 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 % → 2021年 20.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 8.7 年 → 2021年 21.8 年、+149.6 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 12.3 分 → 2021年 19.6 分、+59.5 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 71.4 % → 2021年 40.0 %)

長者原駅67.4 万/坪(昨年同期比 -21.4 %)

長者原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.4万円/坪(20.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -21.4%( -18.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 30.4年(昨年 13.0年から +133.5 %増)。平均土地面積は 96.4 坪 (昨年 64.2 坪から +50.2 %増)。平均建物面積は 42.1 坪 (昨年 35.2 坪から +19.5 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 13.0 年 → 2021年 30.4 年、+133.5 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.4 分 → 2021年 9.3 分、+44.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 % → 2021年 42.9 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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