JR日豊本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年7月〜9月期のJR日豊本線 (小倉駅吉富駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.8万円/坪(17.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +11.7%( +6.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 119 件(1年前(2019年)に比べて +35.2%( +31件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 21.0年(昨年 27.0年から -22.0 %減)。平均土地面積は 83.2 坪 (昨年 90.8 坪から -8.4 %減)。平均建物面積は 44.3 坪 (昨年 50.0 坪から -11.5 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。苅田駅行橋駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは南小倉駅で昨年に比べ +139.0 %、坪単価は 109 万円/坪となった。

上位 2 駅(南小倉駅安部山公園駅)は +120.3 %(坪単価 +52.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(椎田駅小波瀬西工大前駅)は -75.8 %(坪単価 -69.7 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 27.0 年 → 2020年 21.0 年、-22.0 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 24.4 % → 2020年 38.9 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 38.5 % → 2020年 28.7 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 10.2 % → 2020年 5.9 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 2.3 % → 2020年 1.7 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった苅田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +56.4%( +41.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった椎田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.6万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -95.0%( -107.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

JR日豊本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR日豊本線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
小倉駅49.7万/坪
(20.5年/116坪)
51.2万/坪
(33.2年/61.5坪)
46.2万/坪
(26.1年/58.1坪)
西小倉駅-30.5万/坪
(34.5年/15.1坪)
18.9万/坪
(25.9年/298坪)
南小倉駅109万/坪
(26.5年/62.9坪)
45.4万/坪
(24.9年/93.1坪)
87.6万/坪
(17.0年/65.5坪)
城野駅86.5万/坪
(22.4年/54.6坪)
140万/坪
(10.5年/79.7坪)
87.6万/坪
(20.8年/56.0坪)
安部山公園駅82.3万/坪
(20.8年/55.3坪)
40.9万/坪
(36.7年/69.8坪)
59.4万/坪
(23.2年/61.4坪)
下曽根駅75.2万/坪
(13.6年/65.5坪)
74.5万/坪
(9.6年/55.4坪)
60.7万/坪
(21.5年/54.5坪)
朽網駅20.0万/坪
(42.0年/68.4坪)
-78.9万/坪
(0.00年/54.5坪)
苅田駅116万/坪
(0.5年/49.9坪)
74.0万/坪
(15.2年/107坪)
81.4万/坪
(0.17年/62.5坪)
小波瀬西工大前駅24.4万/坪
(50.5年/66.6坪)
56.3万/坪
(14.8年/79.4坪)
56.4万/坪
(23.7年/105坪)
行橋駅51.5万/坪
(17.7年/64.0坪)
36.1万/坪
(32.1年/88.6坪)
44.8万/坪
(19.1年/92.4坪)
南行橋駅67.8万/坪
(2.3年/54.7坪)
68.0万/坪
(18.1年/75.6坪)
85.2万/坪
(10.8年/60.9坪)
新田原駅12.0万/坪
(49.5年/72.6坪)
21.1万/坪
(25.9年/127坪)
28.7万/坪
(31.5年/91.8坪)
築城駅6.2万/坪
(28.0年/112坪)
9.2万/坪
(44.5年/169坪)
62.8万/坪
(0.5年/60.5坪)
椎田駅5.6万/坪
(28.0年/114坪)
113万/坪
(47.0年/110坪)
14.4万/坪
(49.0年/164坪)
豊前松江駅6.2万/坪
(38.5年/230坪)
--
宇島駅11.2万/坪
(48.5年/151坪)
16.4万/坪
(42.8年/192坪)
26.6万/坪
(36.9年/132坪)
三毛門駅6.6万/坪
(39.5年/127坪)
--
吉富駅23.0万/坪
(20.5年/333坪)
-11.2万/坪
(51.5年/121坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

南小倉駅108.6 万/坪(昨年同期比 +139.0 %)

南小倉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(32.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +139.0%( +63.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2019年)に比べて -8.3%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 26.5年(昨年 24.9年から +6.4 %増)。平均土地面積は 62.9 坪 (昨年 93.1 坪から -32.4 %減)。平均建物面積は 46.1 坪 (昨年 55.8 坪から -17.3 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 22.8 分 → 2020年 14.3 分、-37.3 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 % → 2020年 50.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 30.0 % → 2020年 50.0 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 9.1 %)

安部山公園駅82.3 万/坪(昨年同期比 +101.6 %)

安部山公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.3万円/坪(24.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +101.6%( +41.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 20.8年(昨年 36.7年から -43.4 %減)。平均土地面積は 55.3 坪 (昨年 69.8 坪から -20.8 %減)。平均建物面積は 31.3 坪 (昨年 31.5 坪から -0.6 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 36.7 年 → 2020年 20.8 年、-43.4 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2019年 13.0 分 → 2020年 11.1 分、-14.3 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 % → 2020年 42.9 %)

椎田駅5.6 万/坪(昨年同期比 -95.0 %)

椎田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.6万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -95.0%( -107.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 28.0年(昨年 47.0年から -40.4 %減)。平均土地面積は 114.4 坪 (昨年 109.9 坪から +4.1 %増)。平均建物面積は 48.4 坪 (昨年 32.3 坪から +50.0 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 47.0 年 → 2020年 28.0 年、-40.4 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 4.7 分 → 2020年 16.0 分、+242.9 %と大きく増加)

小波瀬西工大前駅24.4 万/坪(昨年同期比 -56.6 %)

小波瀬西工大前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.4万円/坪(7.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -56.6%( -31.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 50.5年(昨年 14.8年から +240.4 %増)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 79.4 坪から -16.2 %減)。平均建物面積は 19.7 坪 (昨年 29.1 坪から -32.5 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 21.0 分 → 2020年 6.0 分、-71.4 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 14.8 年 → 2020年 50.5 年、+240.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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