JR久大本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜12月期のJR久大本線 (久留米駅筑後大石駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.5万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -0.1%( -0.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 116 件(1年前(2019年)に比べて -10.8%( -14件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 22.5年(昨年 24.7年から -8.9 %減)。平均土地面積は 105.7 坪 (昨年 129.9 坪から -18.6 %減)。平均建物面積は 58.4 坪 (昨年 55.5 坪から +5.1 %増)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。久留米高校前駅南久留米駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは南久留米駅で昨年に比べ +36.6 %、坪単価は 73.6 万円/坪となった。

上位 2 駅(南久留米駅久留米高校前駅)は +29.2 %(坪単価 +17.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(筑後大石駅筑後草野駅)は -39.8 %(坪単価 -15.4 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 21.4 分 → 2020年 18.8 分、-12.0 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 24.4 % → 2020年 33.7 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 0.8 % → 2020年 2.9 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 30.3 % → 2020年 34.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった久留米高校前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.0万円/坪(26.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +21.7%( +15.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -63.6%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった筑後草野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.8万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -31.8%( -5.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

JR久大本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR久大本線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
久留米駅63.1万/坪
(23.8年/82.8坪)
67.3万/坪
(21.6年/119坪)
69.7万/坪
(9.6年/52.3坪)
久留米高校前駅88.0万/坪
(7.9年/65.0坪)
72.3万/坪
(15.9年/78.9坪)
86.5万/坪
(8.0年/141坪)
南久留米駅73.6万/坪
(17.6年/85.5坪)
53.9万/坪
(24.4年/70.8坪)
46.3万/坪
(27.4年/98.5坪)
久留米大学前駅55.6万/坪
(21.2年/125坪)
62.3万/坪
(16.5年/101坪)
68.2万/坪
(18.6年/97.6坪)
御井駅55.3万/坪
(12.9年/88.1坪)
53.2万/坪
(19.9年/161坪)
64.8万/坪
(9.5年/193坪)
善導寺駅48.4万/坪
(17.7年/88.9坪)
58.6万/坪
(21.9年/115坪)
39.1万/坪
(29.5年/101坪)
筑後草野駅11.8万/坪
(65.6年/363坪)
17.3万/坪
(53.3年/130坪)
36.4万/坪
(18.3年/54.5坪)
田主丸駅44.6万/坪
(28.6年/81.2坪)
44.0万/坪
(25.5年/181坪)
28.8万/坪
(31.7年/153坪)
筑後吉井駅29.1万/坪
(37.6年/113坪)
34.7万/坪
(32.4年/145坪)
30.9万/坪
(22.2年/172坪)
うきは駅16.2万/坪
(26.9年/210坪)
20.0万/坪
(39.9年/185坪)
8.5万/坪
(37.9年/175坪)
筑後大石駅27.6万/坪
(31.3年/123坪)
52.9万/坪
(30.5年/212坪)
14.3万/坪
(35.8年/176坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

南久留米駅73.6 万/坪(昨年同期比 +36.6 %)

南久留米駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.6万円/坪(22.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +36.6%( +19.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(1年前(2019年)に比べて +31.2%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 17.6年(昨年 24.4年から -27.9 %減)。平均土地面積は 85.5 坪 (昨年 70.8 坪から +20.7 %増)。平均建物面積は 59.3 坪 (昨年 43.8 坪から +35.5 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 24.4 年 → 2020年 17.6 年、-27.9 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 42.9 % → 2020年 50.0 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 35.7 % → 2020年 10.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 21.4 % → 2020年 35.0 %)

久留米高校前駅88.0 万/坪(昨年同期比 +21.7 %)

久留米高校前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.0万円/坪(26.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +21.7%( +15.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -63.6%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 7.9年(昨年 15.9年から -50.4 %減)。平均土地面積は 65.0 坪 (昨年 78.9 坪から -17.6 %減)。平均建物面積は 36.7 坪 (昨年 38.5 坪から -4.7 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 15.9 年 → 2020年 7.9 年、-50.4 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 11.5 分 → 2020年 13.8 分、+20.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 18.2 % → 2020年 25.0 %)

筑後大石駅27.6 万/坪(昨年同期比 -47.8 %)

筑後大石駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.6万円/坪(8.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -47.8%( -25.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2019年)に比べて +33.3%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 31.3年(昨年 30.5年から +2.6 %増)。平均土地面積は 122.6 坪 (昨年 211.8 坪から -42.1 %減)。平均建物面積は 43.4 坪 (昨年 43.5 坪から -0.3 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 43.3 分 → 2020年 23.1 分、-46.7 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 28.6 % → 2020年 20.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 42.9 % → 2020年 70.0 %)

筑後草野駅11.8 万/坪(昨年同期比 -31.8 %)

筑後草野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.8万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -31.8%( -5.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 65.6年(昨年 53.3年から +23.0 %増)。平均土地面積は 363.0 坪 (昨年 130.1 坪から +179.1 %増)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 31.8 坪から +100.0 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 53.3 年 → 2020年 65.6 年、+23.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2019年 20.0 分 → 2020年 23.0 分、+15.0 %と増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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