福岡市七隈線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年7月〜9月期の福岡市七隈線 (橋本駅博多駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 117万円/坪(35.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +8.6%( +9.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 105 件(1年前(2020年)に比べて -4.5%( -5件/坪)と小幅に減少しています。)。

平均築年数は 16.1年(昨年 15.1年から +6.9 %増)。平均土地面積は 57.6 坪 (昨年 62.3 坪から -7.6 %減)。平均建物面積は 49.3 坪 (昨年 57.4 坪から -14.2 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。次郎丸駅野芥駅梅林駅七隈駅薬院大通駅博多駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは博多駅で昨年に比べ +94.6 %、坪単価は 242 万円/坪となった。

上位 2 駅(博多駅薬院大通駅)は +91.4 %(坪単価 +102.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(金山駅賀茂駅)は -32.4 %(坪単価 -38.9 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 9.1 % → 2021年 12.4 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 23.1 % → 2021年 17.8 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.8 % → 2021年 19.8 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 49.1 % → 2021年 42.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった博多駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 242万円/坪(73.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +94.6%( +117.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった橋本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.8万円/坪(23.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -5.5%( -4.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 10 件(前年比変わらず)。

福岡市七隈線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
福岡市七隈線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
橋本駅78.8万/坪
(24.7年/65.9坪)
83.4万/坪
(21.3年/62.2坪)
68.3万/坪
(25.2年/69.3坪)
次郎丸駅113万/坪
(10.6年/49.9坪)
90.3万/坪
(17.8年/47.6坪)
94.7万/坪
(6.5年/52.2坪)
賀茂駅83.2万/坪
(14.7年/47.2坪)
120万/坪
(6.0年/49.2坪)
96.1万/坪
(10.4年/44.4坪)
野芥駅117万/坪
(13.4年/72.1坪)
87.2万/坪
(9.2年/51.8坪)
64.7万/坪
(22.3年/66.4坪)
梅林駅89.3万/坪
(18.5年/65.0坪)
56.2万/坪
(33.5年/78.3坪)
43.5万/坪
(32.5年/60.5坪)
福大前駅90.7万/坪
(20.1年/54.8坪)
97.9万/坪
(21.1年/110坪)
84.3万/坪
(13.9年/71.2坪)
七隈駅122万/坪
(6.6年/46.5坪)
90.8万/坪
(23.2年/87.1坪)
87.7万/坪
(32.0年/76.5坪)
金山駅79.2万/坪
(27.5年/48.8坪)
120万/坪
(13.4年/50.8坪)
99.6万/坪
(19.8年/47.6坪)
茶山駅126万/坪
(11.9年/62.9坪)
132万/坪
(5.3年/54.5坪)
121万/坪
(1.5年/43.6坪)
別府駅143万/坪
(0.17年/27.7坪)
119万/坪
(9.4年/43.9坪)
54.2万/坪
(34.0年/40.1坪)
六本松駅114万/坪
(12.2年/32.3坪)
140万/坪
(4.0年/51.1坪)
133万/坪
(22.1年/69.1坪)
桜坂駅102万/坪
(32.0年/142坪)
135万/坪
(0.5年/59.0坪)
薬院大通駅184万/坪
(44.5年/40.8坪)
98.1万/坪
(14.5年/84.7坪)
667万/坪
(16.0年/55.2坪)
薬院駅131万/坪
(14.5年/45.4坪)
167万/坪
(27.4年/53.2坪)
132万/坪
(26.7年/90.4坪)
渡辺通駅79.8万/坪
(10.5年/119坪)
-219万/坪
(0.5年/56.7坪)
天神南駅-132万/坪
(22.5年/45.4坪)
-
櫛田神社前駅---
博多駅242万/坪
(39.3年/46.1坪)
124万/坪
(21.0年/79.9坪)
149万/坪
(26.7年/89.0坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

博多駅242.2 万/坪(昨年同期比 +94.6 %)

博多駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 242万円/坪(73.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +94.6%( +117.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 39.3年(昨年 21.0年から +87.1 %増)。平均土地面積は 46.1 坪 (昨年 79.9 坪から -42.3 %減)。平均建物面積は 108.6 坪 (昨年 275.8 坪から -60.6 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 21.0 年 → 2021年 39.3 年、+87.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 80.0 %)

薬院大通駅184.5 万/坪(昨年同期比 +88.1 %)

薬院大通駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 184万円/坪(55.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +88.1%( +86.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 44.5年(昨年 14.5年から +206.8 %増)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 84.7 坪から -51.8 %減)。平均建物面積は 80.9 坪 (昨年 275.3 坪から -70.6 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 14.5 年 → 2021年 44.5 年、+206.8 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 2.0 分 → 2021年 3.0 分、+50.0 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)

金山駅79.2 万/坪(昨年同期比 -34.2 %)

金山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.2万円/坪(23.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -34.2%( -41.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -55.6%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 27.5年(昨年 13.4年から +105.4 %増)。平均土地面積は 48.8 坪 (昨年 50.8 坪から -3.9 %減)。平均建物面積は 33.7 坪 (昨年 31.6 坪から +6.5 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 13.4 年 → 2021年 27.5 年、+105.4 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2020年 12.6 分 → 2021年 15.0 分、+19.5 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 55.6 % → 2021年 25.0 %)

賀茂駅83.2 万/坪(昨年同期比 -30.5 %)

賀茂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.2万円/坪(25.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -30.5%( -36.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -44.4%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 14.7年(昨年 6.0年から +147.2 %増)。平均土地面積は 47.2 坪 (昨年 49.2 坪から -4.2 %減)。平均建物面積は 33.0 坪 (昨年 42.7 坪から -22.8 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 22.2 % → 2021年 20.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 6.0 年 → 2021年 14.7 年、+147.2 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.4 分 → 2021年 27.0 分、+185.9 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 77.8 % → 2021年 60.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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