福岡市七隈線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年10月〜12月期の福岡市七隈線 (橋本駅博多駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.9万円/坪(29.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -0.8%( -0.8万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 100 件(1年前(2018年)に比べて +28.2%( +22件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 18.5年(昨年 17.8年から +4.0 %増)。平均土地面積は 67.0 坪 (昨年 74.9 坪から -10.5 %減)。平均建物面積は 45.1 坪 (昨年 51.2 坪から -11.8 %減)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。賀茂駅梅林駅桜坂駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは渡辺通駅で昨年に比べ +145.7 %、坪単価は 155 万円/坪となった。

上位 2 駅(渡辺通駅梅林駅)は +112.8 %(坪単価 +66.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(薬院駅博多駅)は -55.6 %(坪単価 -103.1 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 31.1 % → 2019年 23.2 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.3 % → 2019年 3.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 13.5 % → 2019年 18.9 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 36.5 % → 2019年 30.5 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった渡辺通駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 155万円/坪(47.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +145.7%( +92.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった野芥駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.2万円/坪(20.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -15.6%( -12.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 16 件(1年前(2018年)に比べて +33.3%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

福岡市七隈線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
福岡市七隈線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
橋本駅99.3万/坪
(21.7年/86.2坪)
89.0万/坪
(28.3年/162坪)
67.9万/坪
(20.9年/68.1坪)
次郎丸駅106万/坪
(7.6年/47.1坪)
97.6万/坪
(2.8年/55.0坪)
55.8万/坪
(25.3年/76.9坪)
賀茂駅119万/坪
(1.1年/36.3坪)
91.8万/坪
(11.9年/62.3坪)
112万/坪
(3.6年/54.7坪)
野芥駅68.2万/坪
(24.8年/66.1坪)
80.9万/坪
(24.2年/72.2坪)
66.6万/坪
(18.3年/97.1坪)
梅林駅93.9万/坪
(12.1年/56.5坪)
52.2万/坪
(24.1年/59.0坪)
68.0万/坪
(36.0年/46.9坪)
福大前駅79.8万/坪
(14.4年/75.3坪)
89.1万/坪
(11.6年/82.1坪)
84.4万/坪
(19.6年/75.0坪)
七隈駅88.6万/坪
(25.8年/51.9坪)
99.3万/坪
(16.6年/52.0坪)
93.8万/坪
(26.6年/115坪)
金山駅122万/坪
(13.8年/83.5坪)
112万/坪
(7.8年/54.5坪)
107万/坪
(17.2年/48.4坪)
茶山駅147万/坪
(18.6年/50.9坪)
126万/坪
(0.8年/40.8坪)
64.3万/坪
(24.8年/43.9坪)
別府駅94.6万/坪
(22.3年/77.5坪)
107万/坪
(10.8年/46.9坪)
86.8万/坪
(20.4年/48.1坪)
六本松駅97.4万/坪
(30.1年/38.5坪)
121万/坪
(12.6年/68.6坪)
94.1万/坪
(30.4年/148坪)
桜坂駅134万/坪
(6.5年/64.3坪)
80.0万/坪
(0年/99.8坪)
-
薬院大通駅-116万/坪
(0年/21.2坪)
-
薬院駅83.8万/坪
(35.8年/99.8坪)
197万/坪
(41.4年/92.3坪)
291万/坪
(21.8年/137坪)
渡辺通駅155万/坪
(14.1年/98.3坪)
63.2万/坪
(17.8年/34.8坪)
93.5万/坪
(37.8年/165坪)
天神南駅-101万/坪
(27.8年/48.4坪)
175万/坪
(23.8年/32.5坪)
櫛田神社前駅---
博多駅79.9万/坪
(28.0年/56.6坪)
173万/坪
(46.8年/131坪)
134万/坪
(29.4年/83.2坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

渡辺通駅155.4 万/坪(昨年同期比 +145.7 %)

渡辺通駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 155万円/坪(47.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +145.7%( +92.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 14.1年(昨年 17.8年から -20.7 %減)。平均土地面積は 98.3 坪 (昨年 34.8 坪から +182.6 %増)。平均建物面積は 38.6 坪 (昨年 34.8 坪から +10.9 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 17.8 年 → 2019年 14.1 年、-20.7 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 6.0 分 → 2019年 9.0 分、+50.0 %と大きく増加)

梅林駅93.9 万/坪(昨年同期比 +80.0 %)

梅林駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.9万円/坪(28.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +80.0%( +41.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 12.1年(昨年 24.1年から -49.8 %減)。平均土地面積は 56.5 坪 (昨年 59.0 坪から -4.3 %減)。平均建物面積は 30.8 坪 (昨年 37.3 坪から -17.6 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 24.1 年 → 2019年 12.1 年、-49.8 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 11.7 分 → 2019年 8.0 分、-31.4 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 % → 2019年 33.3 %)

薬院駅83.8 万/坪(昨年同期比 -57.4 %)

薬院駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.8万円/坪(25.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -57.4%( -113.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 35.8年(昨年 41.4年から -13.7 %減)。平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 92.3 坪から +8.2 %増)。平均建物面積は 214.8 坪 (昨年 87.2 坪から +146.2 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 41.4 年 → 2019年 35.8 年、-13.7 %と減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2018年 9.7 分 → 2019年 11.0 分、+13.8 %と増加)

博多駅79.9 万/坪(昨年同期比 -53.8 %)

博多駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.9万円/坪(24.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -53.8%( -93.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 28.0年(昨年 46.8年から -40.1 %減)。平均土地面積は 56.6 坪 (昨年 130.6 坪から -56.7 %減)。平均建物面積は 45.8 坪 (昨年 70.6 坪から -35.2 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 46.8 年 → 2019年 28.0 年、-40.1 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 16.0 分 → 2019年 12.6 分、-21.3 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 % → 2019年 25.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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