筑豊電鉄線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜12月期の筑豊電鉄線 (熊西駅筑豊直方駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.9万円/坪(16.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +8.1%( +4.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 160 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 24.0年(昨年 25.2年から -4.6 %減)。平均土地面積は 76.8 坪 (昨年 85.8 坪から -10.5 %減)。平均建物面積は 38.4 坪 (昨年 37.9 坪から +1.3 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。穴生駅今池駅通谷駅楠橋駅木屋瀬駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは森下駅で昨年に比べ +256.4 %、坪単価は 92.3 万円/坪となった。

上位 2 駅(森下駅東中間駅)は +206.8 %(坪単価 +45.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(萩原駅西山駅)は -59.7 %(坪単価 -43.8 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2020年 15.7 分 → 2021年 13.6 分、-13.4 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 31.9 % → 2021年 38.1 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 38.3 % → 2021年 35.5 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 4.4 % → 2021年 1.9 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 0.7 % → 2021年 0.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった穴生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +36.2%( +29.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった萩原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.0万円/坪(6.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -77.4%( -72.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

筑豊電鉄線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
筑豊電鉄線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
熊西駅77.6万/坪
(0.5年/51.4坪)
85.2万/坪
(0.4年/50.7坪)
26.1万/坪
(35.2年/189坪)
萩原駅21.0万/坪
(40.3年/28.0坪)
93.0万/坪
(2.3年/43.5坪)
91.0万/坪
(8.0年/141坪)
穴生駅110万/坪
(9.6年/111坪)
80.6万/坪
(13.4年/50.2坪)
85.9万/坪
(18.4年/133坪)
森下駅92.3万/坪
(3.0年/93.2坪)
25.9万/坪
(37.0年/80.7坪)
-
今池駅91.9万/坪
(7.2年/71.3坪)
74.4万/坪
(18.4年/113坪)
79.9万/坪
(12.7年/56.0坪)
永犬丸駅50.2万/坪
(29.3年/77.9坪)
49.7万/坪
(28.0年/68.3坪)
62.4万/坪
(24.9年/85.7坪)
三ケ森駅65.0万/坪
(17.8年/54.2坪)
71.1万/坪
(17.9年/79.8坪)
56.8万/坪
(23.7年/77.0坪)
西山駅21.6万/坪
(42.8年/81.9坪)
37.3万/坪
(24.1年/193坪)
43.7万/坪
(23.1年/65.5坪)
通谷駅43.0万/坪
(29.6年/71.6坪)
33.3万/坪
(32.4年/72.8坪)
35.1万/坪
(34.0年/87.5坪)
東中間駅41.2万/坪
(26.0年/56.0坪)
16.0万/坪
(43.0年/56.0坪)
33.7万/坪
(32.7年/64.8坪)
筑豊中間駅36.0万/坪
(29.7年/79.2坪)
52.7万/坪
(31.5年/92.5坪)
28.3万/坪
(22.6年/96.5坪)
希望が丘高校前駅35.4万/坪
(32.8年/79.8坪)
15.1万/坪
(44.3年/69.4坪)
25.4万/坪
(39.2年/60.5坪)
筑豊香月駅39.4万/坪
(24.6年/70.8坪)
17.2万/坪
(44.5年/61.1坪)
36.3万/坪
(30.2年/101坪)
楠橋駅50.1万/坪
(19.1年/95.0坪)
34.8万/坪
(30.0年/76.3坪)
51.6万/坪
(7.1年/83.8坪)
新木屋瀬駅57.1万/坪
(10.8年/80.2坪)
61.0万/坪
(8.2年/115坪)
39.6万/坪
(1.0年/62.8坪)
木屋瀬駅51.7万/坪
(21.3年/63.2坪)
36.6万/坪
(24.2年/121坪)
48.2万/坪
(21.0年/63.1坪)
遠賀野駅31.0万/坪
(39.8年/128坪)
47.1万/坪
(25.4年/83.8坪)
67.1万/坪
(8.1年/132坪)
感田駅70.6万/坪
(23.6年/104坪)
29.7万/坪
(29.9年/156坪)
33.9万/坪
(35.7年/151坪)
筑豊直方駅-86.0万/坪
(0.4年/66.6坪)
10.5万/坪
(48.8年/91.9坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

森下駅92.3 万/坪(昨年同期比 +256.4 %)

森下駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.3万円/坪(27.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +256.4%( +66.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 3.0年(昨年 37.0年から -92.0 %減)。平均土地面積は 93.2 坪 (昨年 80.7 坪から +15.5 %増)。平均建物面積は 132.8 坪 (昨年 58.2 坪から +128.1 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 37.0 年 → 2021年 3.0 年、-92.0 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 20.0 %)

東中間駅41.2 万/坪(昨年同期比 +157.2 %)

東中間駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.2万円/坪(12.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +157.2%( +25.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 26.0年(昨年 43.0年から -39.5 %減)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 56.0 坪から +0.0 %減)。平均建物面積は 44.2 坪 (昨年 26.7 坪から +65.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 43.0 年 → 2021年 26.0 年、-39.5 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 4.7 分 → 2021年 2.8 分、-40.0 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 40.0 %)

萩原駅21.0 万/坪(昨年同期比 -77.4 %)

萩原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.0万円/坪(6.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -77.4%( -72.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 40.3年(昨年 2.3年から +1639.4 %増)。平均土地面積は 28.0 坪 (昨年 43.5 坪から -35.7 %減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 31.8 坪から +4.8 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 2.3 年 → 2021年 40.3 年、+1639.4 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.0 分 → 2021年 10.0 分、+42.9 %と大きく増加)

西山駅21.6 万/坪(昨年同期比 -42.0 %)

西山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.6万円/坪(6.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -42.0%( -15.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +133.3%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 42.8年(昨年 24.1年から +77.3 %増)。平均土地面積は 81.9 坪 (昨年 192.6 坪から -57.5 %減)。平均建物面積は 33.1 坪 (昨年 48.4 坪から -31.7 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 24.1 年 → 2021年 42.8 年、+77.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 71.4 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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