JR横須賀線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年4月〜6月期のJR横須賀線 (武蔵小杉駅久里浜駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 111万円/坪(33.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +2.4%( +2.6万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 168 件(1年前(2018年)に比べて -9.7%( -18件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 16.5年(昨年 19.7年から -16.6 %減)。平均土地面積は 46.8 坪 (昨年 51.1 坪から -8.3 %減)。平均建物面積は 37.6 坪 (昨年 34.9 坪から +7.7 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が増加。

値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。武蔵小杉駅保土ケ谷駅鎌倉駅逗子駅東逗子駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは田浦駅で昨年に比べ +291.3 %、坪単価は 94.0 万円/坪となった。

上位 2 駅(田浦駅武蔵小杉駅)は +171.0 %(坪単価 +83.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(衣笠駅大船駅)は -16.4 %(坪単価 -14.6 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 19.7 年 → 2019年 16.5 年、-16.6 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.6 % → 2019年 5.4 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 38.5 % → 2019年 44.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 23.6 % → 2019年 26.4 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 1.6 % → 2019年 1.3 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった武蔵小杉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 290万円/坪(87.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +50.6%( +97.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった衣笠駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.1万円/坪(16.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -21.9%( -15.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 23 件(1年前(2018年)に比べて +27.8%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR横須賀線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR横須賀線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
武蔵小杉駅290万/坪
(0年/13.6坪)
192万/坪
(0.25年/18.2坪)
177万/坪
(18.1年/26.5坪)
新川崎駅144万/坪
(4.5年/21.9坪)
153万/坪
(4.8年/21.4坪)
151万/坪
(7.6年/25.3坪)
横浜駅270万/坪
(32.8年/33.7坪)
256万/坪
(9.3年/42.4坪)
234万/坪
(31.9年/85.3坪)
保土ケ谷駅104万/坪
(14.9年/35.8坪)
75.2万/坪
(32.7年/58.9坪)
127万/坪
(6.6年/44.6坪)
東戸塚駅122万/坪
(13.5年/50.0坪)
123万/坪
(16.1年/41.8坪)
129万/坪
(9.4年/44.2坪)
戸塚駅104万/坪
(16.8年/40.0坪)
117万/坪
(10.9年/44.8坪)
119万/坪
(10.3年/48.7坪)
大船駅113万/坪
(12.7年/46.9坪)
127万/坪
(23.7年/61.4坪)
116万/坪
(13.3年/56.0坪)
北鎌倉駅-123万/坪
(20.3年/130坪)
87.7万/坪
(24.3年/52.9坪)
鎌倉駅108万/坪
(27.8年/64.3坪)
86.9万/坪
(29.0年/67.0坪)
459万/坪
(25.1年/47.9坪)
逗子駅115万/坪
(14.0年/51.4坪)
87.2万/坪
(26.7年/52.8坪)
139万/坪
(9.2年/76.3坪)
東逗子駅123万/坪
(34.8年/168坪)
93.5万/坪
(30.9年/59.6坪)
71.5万/坪
(20.0年/48.4坪)
田浦駅94.0万/坪
(0.25年/51.4坪)
24.0万/坪
(34.3年/52.9坪)
71.8万/坪
(24.8年/41.6坪)
横須賀駅---
衣笠駅55.1万/坪
(26.7年/50.1坪)
70.6万/坪
(23.4年/58.0坪)
48.5万/坪
(21.6年/49.3坪)
久里浜駅---

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

田浦駅94.0 万/坪(昨年同期比 +291.3 %)

田浦駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.0万円/坪(28.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +291.3%( +69.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 0.3年(昨年 34.3年から -99.3 %減)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 52.9 坪から -2.9 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 37.8 坪から -24.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 34.3 年 → 2019年 0.3 年、-99.3 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 9.0 分 → 2019年 13.0 分、+44.4 %と大きく増加)

武蔵小杉駅289.9 万/坪(昨年同期比 +50.6 %)

武蔵小杉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 290万円/坪(87.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +50.6%( +97.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均土地面積は 13.6 坪 (昨年 18.2 坪から -25.0 %減)。平均建物面積は 19.7 坪 (昨年 28.7 坪から -31.6 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 16.5 分 → 2019年 8.0 分、-51.5 %と大きく減少)

衣笠駅55.1 万/坪(昨年同期比 -21.9 %)

衣笠駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.1万円/坪(16.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -21.9%( -15.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 23 件(1年前(2018年)に比べて +27.8%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 26.7年(昨年 23.4年から +14.4 %増)。平均土地面積は 50.1 坪 (昨年 58.0 坪から -13.6 %減)。平均建物面積は 32.2 坪 (昨年 33.4 坪から -3.3 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 23.8 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 23.4 年 → 2019年 26.7 年、+14.4 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.1 % → 2019年 38.1 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 27.8 % → 2019年 23.8 %)

大船駅112.9 万/坪(昨年同期比 -10.9 %)

大船駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -10.9%( -13.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 27 件(1年前(2018年)に比べて -3.6%( -1件/坪)と小幅に減少しています。)。

平均築年数は 12.7年(昨年 23.7年から -46.4 %減)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 61.4 坪から -23.6 %減)。平均建物面積は 42.1 坪 (昨年 42.0 坪から +0.2 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 23.7 年 → 2019年 12.7 年、-46.4 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 57.7 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 23.1 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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