中古一戸建て相場の概況
2019年1月〜3月期のJR横須賀線 (武蔵小杉駅~久里浜駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 130万円/坪(39.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +5.7%( +7.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 175 件(1年前(2018年)に比べて -8.4%( -16件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 18.4年(昨年 16.3年から +12.8 %増)。平均土地面積は 52.1 坪 (昨年 49.1 坪から +6.0 %増)。平均建物面積は 36.9 坪 (昨年 36.0 坪から +2.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。新川崎駅、横浜駅、北鎌倉駅、田浦駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは横浜駅で昨年に比べ +55.7 %、坪単価は 351 万円/坪となった。
上位 2 駅(横浜駅、田浦駅)は +54.9 %(坪単価 +70.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(武蔵小杉駅、逗子駅)は -19.8 %(坪単価 -36.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 25.1 % → 2019年 22.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 16.3 年 → 2019年 18.4 年、+12.8 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 15.8 % → 2019年 21.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 46.4 % → 2019年 44.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった横浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 351万円/坪(106万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +55.7%( +125.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった田浦駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.8万円/坪(13.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +54.0%( +15.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR横須賀線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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武蔵小杉駅 | 150万/坪 (47.7年/107坪) | 206万/坪 (14.3年/19.2坪) | - |
新川崎駅 | 162万/坪 (3.2年/23.4坪) | 135万/坪 (11.9年/38.2坪) | 132万/坪 (0.7年/23.4坪) |
横浜駅 | 351万/坪 (18.7年/42.6坪) | 226万/坪 (38.4年/26.2坪) | 163万/坪 (29.8年/57.8坪) |
保土ケ谷駅 | 114万/坪 (10.6年/41.5坪) | 119万/坪 (5.8年/38.2坪) | 112万/坪 (8.0年/41.6坪) |
東戸塚駅 | 136万/坪 (14.6年/50.0坪) | 135万/坪 (9.5年/37.4坪) | 125万/坪 (14.0年/56.6坪) |
戸塚駅 | 119万/坪 (16.8年/51.8坪) | 107万/坪 (17.0年/48.6坪) | 108万/坪 (13.6年/43.7坪) |
大船駅 | 120万/坪 (19.5年/48.7坪) | 116万/坪 (15.5年/48.9坪) | 131万/坪 (13.8年/60.5坪) |
北鎌倉駅 | 109万/坪 (34.0年/66.6坪) | 90.9万/坪 (25.5年/74.1坪) | 152万/坪 (0.5年/63.5坪) |
鎌倉駅 | 173万/坪 (28.8年/46.3坪) | 169万/坪 (20.2年/54.3坪) | 178万/坪 (28.9年/76.3坪) |
逗子駅 | 116万/坪 (22.6年/53.8坪) | 133万/坪 (20.8年/56.7坪) | 102万/坪 (17.4年/68.8坪) |
東逗子駅 | 92.3万/坪 (23.0年/44.4坪) | 83.6万/坪 (39.0年/85.5坪) | 132万/坪 (25.4年/52.6坪) |
田浦駅 | 44.8万/坪 (13.0年/30.3坪) | 29.1万/坪 (30.0年/36.3坪) | 113万/坪 (0年/28.7坪) |
横須賀駅 | - | - | 174万/坪 (1.0年/25.7坪) |
衣笠駅 | 85.0万/坪 (24.5年/72.9坪) | 76.6万/坪 (20.7年/71.5坪) | 68.3万/坪 (18.0年/59.2坪) |
久里浜駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
横浜駅 351.3 万/坪(昨年同期比 +55.7 %)
横浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 351万円/坪(106万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +55.7%( +125.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.7年(昨年 38.4年から -51.3 %減)。平均土地面積は 42.6 坪 (昨年 26.2 坪から +62.5 %増)。平均建物面積は 96.3 坪 (昨年 29.7 坪から +223.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 38.4 年 → 2019年 18.7 年、-51.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 % → 2019年 16.7 %)
田浦駅 44.8 万/坪(昨年同期比 +54.0 %)
田浦駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.8万円/坪(13.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +54.0%( +15.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 13.0年(昨年 30.0年から -56.7 %減)。平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 36.3 坪から -16.7 %減)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 37.8 坪から +24.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 30.0 年 → 2019年 13.0 年、-56.7 %と大きく減少)
武蔵小杉駅 149.6 万/坪(昨年同期比 -27.3 %)
武蔵小杉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -27.3%( -56.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 47.7年(昨年 14.3年から +232.6 %増)。平均土地面積は 107.4 坪 (昨年 19.2 坪から +460.5 %増)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 36.3 坪から -6.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 7.0 分 → 2019年 5.3 分、-23.8 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 14.3 年 → 2019年 47.7 年、+232.6 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 33.3 %)
逗子駅 116.2 万/坪(昨年同期比 -12.3 %)
逗子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -12.3%( -16.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 19 件(1年前(2018年)に比べて -32.1%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.6年(昨年 20.8年から +8.7 %増)。平均土地面積は 53.8 坪 (昨年 56.7 坪から -5.2 %減)。平均建物面積は 29.7 坪 (昨年 42.7 坪から -30.5 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 26.9 % → 2019年 15.8 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 35.6 分 → 2019年 39.9 分、+12.1 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 19.2 % → 2019年 52.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 34.6 % → 2019年 21.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示