中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期のJR東海道本線 (川崎駅~湯河原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +11.3%( +12.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 372 件(1年前(2020年)に比べて -2.4%( -9件/坪)と僅かに減少しています。)。
平均築年数は 15.3年(昨年 15.7年から -2.7 %減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 48.6 坪から +2.8 %増)。平均建物面積は 39.0 坪 (昨年 40.4 坪から -3.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が小幅増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大船駅、藤沢駅、大磯駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは湯河原駅で昨年に比べ +118.3 %、坪単価は 66.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(湯河原駅、横浜駅)は +111.7 %(坪単価 +98.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(真鶴駅、小田原駅)は -51.9 %(坪単価 -42.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 46.9 % → 2021年 50.5 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.1 % → 2021年 1.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった横浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 315万円/坪(95.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +105.2%( +161.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -25.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった真鶴駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.1万円/坪(9.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -60.1%( -47.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR東海道本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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川崎駅 | 132万/坪 (18.3年/30.0坪) | 130万/坪 (14.0年/38.1坪) | 141万/坪 (19.1年/52.0坪) |
横浜駅 | 315万/坪 (19.3年/82.2坪) | 153万/坪 (24.6年/73.9坪) | 351万/坪 (18.7年/42.6坪) |
戸塚駅 | 109万/坪 (16.6年/49.1坪) | 101万/坪 (18.4年/49.8坪) | 119万/坪 (16.8年/51.8坪) |
大船駅 | 128万/坪 (14.2年/45.9坪) | 102万/坪 (23.3年/57.1坪) | 120万/坪 (19.5年/48.7坪) |
藤沢駅 | 220万/坪 (15.9年/51.4坪) | 120万/坪 (13.1年/42.5坪) | 135万/坪 (14.7年/40.2坪) |
辻堂駅 | 159万/坪 (4.2年/33.4坪) | 152万/坪 (12.9年/52.1坪) | 135万/坪 (12.5年/43.3坪) |
茅ケ崎駅 | 121万/坪 (13.8年/45.5坪) | 117万/坪 (11.0年/40.0坪) | 111万/坪 (13.9年/50.1坪) |
平塚駅 | 99.2万/坪 (13.4年/56.2坪) | 91.9万/坪 (11.9年/46.9坪) | 97.4万/坪 (12.2年/50.3坪) |
大磯駅 | 106万/坪 (10.3年/42.9坪) | 87.8万/坪 (27.7年/57.2坪) | 111万/坪 (9.7年/44.6坪) |
二宮駅 | 32.2万/坪 (35.2年/75.9坪) | 56.6万/坪 (22.9年/55.2坪) | 69.6万/坪 (16.2年/65.2坪) |
国府津駅 | 50.6万/坪 (26.0年/64.0坪) | 80.5万/坪 (10.7年/58.0坪) | 100万/坪 (8.5年/113坪) |
鴨宮駅 | 75.9万/坪 (14.1年/46.5坪) | 76.5万/坪 (23.8年/73.5坪) | 66.1万/坪 (20.7年/74.4坪) |
小田原駅 | 49.6万/坪 (44.0年/62.3坪) | 87.9万/坪 (24.5年/68.1坪) | 160万/坪 (25.7年/55.5坪) |
早川駅 | - | - | - |
根府川駅 | - | - | - |
真鶴駅 | 31.1万/坪 (31.3年/79.4坪) | 78.1万/坪 (30.0年/44.2坪) | 37.6万/坪 (28.9年/66.6坪) |
湯河原駅 | 66.5万/坪 (30.1年/112坪) | 30.5万/坪 (32.0年/55.7坪) | 73.1万/坪 (29.5年/141坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
湯河原駅 66.5 万/坪(昨年同期比 +118.3 %)
湯河原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.5万円/坪(20.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +118.3%( +36.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて +80.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.1年(昨年 32.0年から -5.9 %減)。平均土地面積は 111.9 坪 (昨年 55.7 坪から +101.1 %増)。平均建物面積は 52.6 坪 (昨年 33.0 坪から +59.5 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 75.0 % → 2021年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 16.2 分 → 2021年 20.6 分、+26.9 %と大きく増加)
横浜駅 314.6 万/坪(昨年同期比 +105.2 %)
横浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 315万円/坪(95.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +105.2%( +161.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -25.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.3年(昨年 24.6年から -21.8 %減)。平均土地面積は 82.2 坪 (昨年 73.9 坪から +11.2 %増)。平均建物面積は 60.1 坪 (昨年 117.5 坪から -48.9 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 24.6 年 → 2021年 19.3 年、-21.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 14.8 分 → 2021年 11.7 分、-20.9 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 % → 2021年 50.0 %)
真鶴駅 31.1 万/坪(昨年同期比 -60.1 %)
真鶴駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.1万円/坪(9.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -60.1%( -47.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 30.0年から +4.2 %増)。平均土地面積は 79.4 坪 (昨年 44.2 坪から +79.5 %増)。平均建物面積は 36.5 坪 (昨年 26.8 坪から +35.9 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 37.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 11.8 分 → 2021年 16.8 分、+42.6 %と大きく増加)
小田原駅 49.6 万/坪(昨年同期比 -43.6 %)
小田原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.6万円/坪(15.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -43.6%( -38.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -25.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.0年(昨年 24.5年から +79.6 %増)。平均土地面積は 62.3 坪 (昨年 68.1 坪から -8.5 %減)。平均建物面積は 33.0 坪 (昨年 31.4 坪から +5.2 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 24.5 年 → 2021年 44.0 年、+79.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 % → 2021年 80.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示