JR東海道本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜12月期のJR東海道本線 (川崎駅湯河原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 111万円/坪(33.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +0.8%( +0.9万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 1158 件(1年前(2018年)に比べて -6.2%( -77件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 15.9年(昨年 14.4年から +10.8 %増)。平均土地面積は 51.6 坪 (昨年 53.0 坪から -2.6 %減)。平均建物面積は 41.2 坪 (昨年 39.6 坪から +4.1 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が減少、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。横浜駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは横浜駅で昨年に比べ +35.3 %、坪単価は 292 万円/坪となった。

上位 2 駅(横浜駅二宮駅)は +25.0 %(坪単価 +42.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(国府津駅藤沢駅)は -9.5 %(坪単価 -8.6 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.5 % → 2019年 3.4 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 24.4 % → 2019年 23.5 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 14.4 年 → 2019年 15.9 年、+10.8 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.2 % → 2019年 15.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 48.2 % → 2019年 45.0 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった横浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 292万円/坪(88.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +35.3%( +76.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2018年)に比べて +75.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった真鶴駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.8万円/坪(15.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +10.9%( +5.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 21 件(1年前(2018年)に比べて +16.7%( +3件/坪)と好調に推移しています。)。

JR東海道本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR東海道本線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
川崎駅134万/坪
(19.7年/33.7坪)
140万/坪
(15.3年/35.1坪)
156万/坪
(13.2年/37.0坪)
横浜駅292万/坪
(22.1年/36.9坪)
216万/坪
(23.7年/37.8坪)
193万/坪
(30.0年/67.4坪)
戸塚駅111万/坪
(14.2年/45.0坪)
112万/坪
(13.8年/49.9坪)
117万/坪
(12.0年/46.3坪)
大船駅116万/坪
(15.4年/46.4坪)
122万/坪
(17.5年/56.3坪)
124万/坪
(13.9年/52.4坪)
藤沢駅131万/坪
(14.5年/50.1坪)
141万/坪
(6.8年/46.8坪)
131万/坪
(9.9年/41.7坪)
辻堂駅140万/坪
(13.0年/45.1坪)
140万/坪
(11.5年/44.9坪)
138万/坪
(9.8年/47.0坪)
茅ケ崎駅115万/坪
(12.4年/50.3坪)
113万/坪
(12.4年/50.0坪)
112万/坪
(11.8年/47.1坪)
平塚駅90.0万/坪
(14.5年/54.7坪)
82.8万/坪
(14.5年/55.5坪)
90.1万/坪
(11.9年/55.7坪)
大磯駅89.4万/坪
(17.8年/57.8坪)
79.3万/坪
(20.6年/61.0坪)
78.3万/坪
(16.0年/59.2坪)
二宮駅67.8万/坪
(16.9年/67.2坪)
59.2万/坪
(21.1年/74.5坪)
59.9万/坪
(19.3年/70.2坪)
国府津駅53.2万/坪
(16.5年/81.8坪)
60.3万/坪
(20.5年/46.7坪)
65.0万/坪
(15.3年/44.8坪)
鴨宮駅71.5万/坪
(18.4年/62.6坪)
69.4万/坪
(11.3年/64.6坪)
62.7万/坪
(20.2年/61.6坪)
小田原駅89.7万/坪
(33.0年/75.7坪)
79.5万/坪
(21.2年/77.1坪)
74.8万/坪
(18.1年/53.5坪)
早川駅-19.8万/坪
(44.5年/30.3坪)
53.1万/坪
(33.7年/64.3坪)
根府川駅41.3万/坪
(41.7年/65.8坪)
--
真鶴駅50.8万/坪
(30.4年/77.9坪)
45.8万/坪
(28.1年/94.2坪)
33.5万/坪
(32.2年/98.6坪)
湯河原駅54.0万/坪
(28.4年/105坪)
48.9万/坪
(27.2年/121坪)
56.5万/坪
(25.4年/86.0坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

横浜駅292.4 万/坪(昨年同期比 +35.3 %)

横浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 292万円/坪(88.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +35.3%( +76.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2018年)に比べて +75.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 22.1年(昨年 23.7年から -7.0 %減)。平均土地面積は 36.9 坪 (昨年 37.8 坪から -2.3 %減)。平均建物面積は 73.5 坪 (昨年 85.1 坪から -13.6 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 13.6 分 → 2019年 11.5 分、-15.6 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 12.5 % → 2019年 28.6 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 28.6 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 12.5 % → 2019年 21.4 %)

二宮駅67.8 万/坪(昨年同期比 +14.6 %)

二宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.8万円/坪(20.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +14.6%( +8.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 56 件(1年前(2018年)に比べて +21.7%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 16.9年(昨年 21.1年から -19.5 %減)。平均土地面積は 67.2 坪 (昨年 74.5 坪から -9.8 %減)。平均建物面積は 41.8 坪 (昨年 32.0 坪から +30.9 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 21.1 年 → 2019年 16.9 年、-19.5 %と減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2018年 25.8 分 → 2019年 21.3 分、-17.2 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 23.3 % → 2019年 35.7 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 48.8 % → 2019年 32.1 %)

国府津駅53.2 万/坪(昨年同期比 -11.9 %)

国府津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.2万円/坪(16.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -11.9%( -7.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2018年)に比べて +11.1%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 16.5年(昨年 20.5年から -19.3 %減)。平均土地面積は 81.8 坪 (昨年 46.7 坪から +75.1 %増)。平均建物面積は 43.1 坪 (昨年 34.6 坪から +24.5 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 20.5 年 → 2019年 16.5 年、-19.3 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 33.3 %)

藤沢駅131.4 万/坪(昨年同期比 -7.1 %)

藤沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 131万円/坪(39.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -7.1%( -10.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 93 件(1年前(2018年)に比べて -19.8%( -23件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 14.5年(昨年 6.8年から +112.5 %増)。平均土地面積は 50.1 坪 (昨年 46.8 坪から +7.0 %増)。平均建物面積は 40.1 坪 (昨年 33.0 坪から +21.6 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 23.1 分 → 2019年 20.0 分、-13.4 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 0.9 % → 2019年 3.2 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.7 % → 2019年 4.4 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 6.8 年 → 2019年 14.5 年、+112.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 2.6 % → 2019年 16.5 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 69.0 % → 2019年 52.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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