JR南武線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年1月〜3月期のJR南武線 (川崎駅稲田堤駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 163万円/坪(49.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +7.6%( +11.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 94 件(1年前(2021年)に比べて -37.7%( -57件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 14.4年(昨年 15.9年から -9.6 %減)。平均土地面積は 29.9 坪 (昨年 37.9 坪から -21.0 %減)。平均建物面積は 40.0 坪 (昨年 39.3 坪から +1.6 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。平間駅武蔵小杉駅武蔵中原駅久地駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは平間駅で昨年に比べ +29.7 %、坪単価は 193 万円/坪となった。

上位 2 駅(平間駅武蔵小杉駅)は +28.2 %(坪単価 +47.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(津田山駅鹿島田駅)は -19.3 %(坪単価 -33.6 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.7 % → 2022年 4.7 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 9.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2021年 14.9 分 → 2022年 17.9 分、+19.6 %と増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 10.6 % → 2022年 6.4 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 17.9 % → 2022年 18.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった武蔵小杉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 236万円/坪(71.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +26.7%( +49.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった中野島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -3.6%( -4.2万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR南武線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR南武線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
川崎駅155万/坪
(17.4年/31.0坪)
132万/坪
(18.3年/30.0坪)
130万/坪
(14.0年/38.1坪)
尻手駅174万/坪
(6.7年/18.8坪)
150万/坪
(13.0年/29.5坪)
143万/坪
(14.3年/62.6坪)
矢向駅171万/坪
(9.5年/18.5坪)
178万/坪
(7.3年/26.5坪)
127万/坪
(19.4年/28.7坪)
鹿島田駅136万/坪
(26.2年/61.5坪)
157万/坪
(6.4年/21.6坪)
172万/坪
(8.5年/17.0坪)
平間駅193万/坪
(11.0年/26.9坪)
149万/坪
(20.7年/35.7坪)
168万/坪
(6.8年/22.2坪)
向河原駅227万/坪
(0年/43.9坪)
206万/坪
(22.5年/38.6坪)
1,273万/坪
(0年/56.0坪)
武蔵小杉駅236万/坪
(11.0年/73.4坪)
187万/坪
(50.0年/28.7坪)
134万/坪
(23.4年/27.7坪)
武蔵中原駅198万/坪
(6.8年/20.6坪)
159万/坪
(16.8年/39.9坪)
203万/坪
(17.9年/26.1坪)
武蔵新城駅169万/坪
(14.1年/30.3坪)
149万/坪
(24.2年/70.3坪)
142万/坪
(15.7年/29.9坪)
武蔵溝ノ口駅---
津田山駅138万/坪
(20.0年/29.9坪)
183万/坪
(8.0年/43.1坪)
165万/坪
(8.9年/46.7坪)
久地駅150万/坪
(1.7年/18.7坪)
120万/坪
(11.7年/31.1坪)
121万/坪
(9.0年/46.5坪)
宿河原駅168万/坪
(0年/21.9坪)
162万/坪
(2.7年/28.7坪)
147万/坪
(6.5年/30.0坪)
登戸駅-167万/坪
(13.4年/23.3坪)
130万/坪
(14.8年/35.9坪)
中野島駅112万/坪
(28.0年/26.3坪)
116万/坪
(35.3年/59.7坪)
124万/坪
(18.7年/29.2坪)
稲田堤駅164万/坪
(1.0年/23.4坪)
147万/坪
(0年/28.2坪)
125万/坪
(13.2年/52.6坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

平間駅192.8 万/坪(昨年同期比 +29.7 %)

平間駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 193万円/坪(58.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +29.7%( +44.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて -58.3%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 11.0年(昨年 20.7年から -46.9 %減)。平均土地面積は 26.9 坪 (昨年 35.7 坪から -24.5 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 38.7 坪から -18.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 20.7 年 → 2022年 11.0 年、-46.9 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 % → 2022年 75.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2021年 7.2 分 → 2022年 8.0 分、+10.3 %と増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 20.0 %)

武蔵小杉駅236.5 万/坪(昨年同期比 +26.7 %)

武蔵小杉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 236万円/坪(71.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +26.7%( +49.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 11.0年(昨年 50.0年から -78.0 %減)。平均土地面積は 73.4 坪 (昨年 28.7 坪から +155.3 %増)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 25.7 坪から +52.9 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 50.0 年 → 2022年 11.0 年、-78.0 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 7.0 分 → 2022年 11.5 分、+64.3 %と大きく増加)

津田山駅137.5 万/坪(昨年同期比 -25.1 %)

津田山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 138万円/坪(41.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -25.1%( -46.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 20.0年(昨年 8.0年から +150.0 %増)。平均土地面積は 29.9 坪 (昨年 43.1 坪から -30.7 %減)。平均建物面積は 33.7 坪 (昨年 30.3 坪から +11.2 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 8.0 年 → 2022年 20.0 年、+150.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.0 分 → 2022年 11.0 分、+83.3 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 33.3 %)

鹿島田駅136.0 万/坪(昨年同期比 -13.5 %)

鹿島田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 136万円/坪(41.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -13.5%( -21.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -45.5%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 26.2年(昨年 6.4年から +311.2 %増)。平均土地面積は 61.5 坪 (昨年 21.6 坪から +184.9 %増)。平均建物面積は 85.0 坪 (昨年 33.0 坪から +157.4 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2021年 14.7 分 → 2022年 12.8 分、-12.9 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 18.2 % → 2022年 16.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 6.4 年 → 2022年 26.2 年、+311.2 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 81.8 % → 2022年 16.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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