【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期のJR京浜東北線 (川崎駅~横浜駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 153万円/坪(46.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +14.0%( +18.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 266 件(1年前(2020年)に比べて -21.5%( -73件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.2年(昨年 14.3年から +6.2 %増)。平均土地面積は 38.5 坪 (昨年 39.9 坪から -3.3 %減)。平均建物面積は 46.7 坪 (昨年 46.8 坪から -0.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が減少。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。新子安駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新子安駅で昨年に比べ +56.2 %、坪単価は 177 万円/坪となった。
上位 1 駅(新子安駅)は +56.2 %(坪単価 +63.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(東神奈川駅)は -5.4 %(坪単価 -11.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.2 % → 2021年 4.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 18.4 % → 2021年 16.5 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 49.2 % → 2021年 40.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 13.4 % → 2021年 16.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東神奈川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 205万円/坪(62.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -5.4%( -11.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鶴見駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 137万円/坪(41.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +6.1%( +7.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 114 件(1年前(2020年)に比べて -25.0%( -38件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR京浜東北線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
川崎駅 | 161万/坪 (14.7年/33.9坪) | 136万/坪 (15.9年/36.6坪) | 134万/坪 (19.7年/33.7坪) |
鶴見駅 | 137万/坪 (15.1年/40.3坪) | 129万/坪 (12.5年/39.6坪) | 144万/坪 (11.7年/39.0坪) |
新子安駅 | 177万/坪 (7.0年/31.6坪) | 113万/坪 (18.0年/65.2坪) | 93.3万/坪 (37.7年/35.5坪) |
東神奈川駅 | 205万/坪 (2.1年/25.7坪) | 217万/坪 (0.00年/36.8坪) | 141万/坪 (31.8年/57.5坪) |
横浜駅 | 189万/坪 (23.5年/59.4坪) | 163万/坪 (16.3年/50.9坪) | 292万/坪 (22.1年/36.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新子安駅 176.9 万/坪(昨年同期比 +56.2 %)
新子安駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 177万円/坪(53.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +56.2%( +63.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて -10.0%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 7.0年(昨年 18.0年から -61.5 %減)。平均土地面積は 31.6 坪 (昨年 65.2 坪から -51.5 %減)。平均建物面積は 34.5 坪 (昨年 71.4 坪から -51.8 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 18.0 年 → 2021年 7.0 年、-61.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 9.7 分 → 2021年 7.6 分、-22.1 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 % → 2021年 55.6 %)
東神奈川駅 205.4 万/坪(昨年同期比 -5.4 %)
東神奈川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 205万円/坪(62.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -5.4%( -11.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 2.1年(昨年 0.0年から +116375.0 %増)。平均土地面積は 25.7 坪 (昨年 36.8 坪から -30.1 %減)。平均建物面積は 28.0 坪 (昨年 94.8 坪から -70.5 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 0.0 年 → 2021年 2.1 年、+116375.0 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示