小田急江ノ島線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年1月〜3月期の小田急江ノ島線 (相模大野駅片瀬江ノ島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(40.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -5.2%( -7.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 182 件(1年前(2021年)に比べて -9.9%( -20件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 16.0年(昨年 12.3年から +30.7 %増)。平均土地面積は 43.1 坪 (昨年 46.6 坪から -7.4 %減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 36.2 坪から +4.6 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。全体的に上昇基調。東林間駅中央林間駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは片瀬江ノ島駅で昨年に比べ +385.7 %、坪単価は 375 万円/坪となった。

上位 2 駅(片瀬江ノ島駅東林間駅)は +208.7 %(坪単価 +167.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(藤沢駅本鵠沼駅)は -26.9 %(坪単価 -53.1 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2021年 16.9 分 → 2022年 14.8 分、-12.7 %と減少)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.5 % → 2022年 2.7 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.5 % → 2022年 6.6 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 12.3 年 → 2022年 16.0 年、+30.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 17.6 % → 2022年 25.3 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 54.4 % → 2022年 46.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった片瀬江ノ島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 375万円/坪(113万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +385.7%( +297.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった桜ケ丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.5万円/坪(27.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -13.2%( -13.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて +60.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

小田急江ノ島線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
小田急江ノ島線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
相模大野駅148万/坪
(18.8年/34.1坪)
147万/坪
(8.3年/53.2坪)
122万/坪
(13.8年/32.3坪)
東林間駅158万/坪
(8.2年/45.5坪)
120万/坪
(17.5年/42.4坪)
89.7万/坪
(29.5年/54.7坪)
中央林間駅161万/坪
(22.6年/33.1坪)
130万/坪
(18.4年/41.2坪)
117万/坪
(17.8年/26.3坪)
南林間駅107万/坪
(22.7年/45.7坪)
104万/坪
(16.0年/33.3坪)
108万/坪
(11.3年/42.1坪)
鶴間駅109万/坪
(17.7年/32.4坪)
111万/坪
(9.2年/29.2坪)
128万/坪
(24.4年/28.2坪)
大和駅120万/坪
(15.0年/40.0坪)
120万/坪
(7.3年/35.3坪)
106万/坪
(10.0年/49.4坪)
桜ケ丘駅90.5万/坪
(19.3年/35.9坪)
104万/坪
(11.8年/38.4坪)
104万/坪
(11.7年/36.9坪)
高座渋谷駅110万/坪
(15.0年/41.5坪)
101万/坪
(16.2年/33.7坪)
123万/坪
(14.7年/56.7坪)
長後駅111万/坪
(12.9年/46.6坪)
95.6万/坪
(13.8年/47.6坪)
76.8万/坪
(20.0年/39.0坪)
湘南台駅145万/坪
(9.9年/45.4坪)
137万/坪
(7.4年/58.5坪)
133万/坪
(11.6年/50.7坪)
六会日大前駅135万/坪
(12.0年/41.4坪)
141万/坪
(12.5年/41.0坪)
143万/坪
(11.3年/34.4坪)
善行駅129万/坪
(13.5年/39.2坪)
114万/坪
(11.0年/45.9坪)
94.4万/坪
(16.0年/53.4坪)
藤沢本町駅133万/坪
(7.0年/55.8坪)
152万/坪
(6.5年/45.4坪)
111万/坪
(27.8年/61.5坪)
藤沢駅147万/坪
(16.6年/49.1坪)
220万/坪
(15.9年/51.4坪)
120万/坪
(13.1年/42.5坪)
本鵠沼駅127万/坪
(38.3年/40.8坪)
161万/坪
(3.0年/45.7坪)
156万/坪
(19.1年/56.7坪)
鵠沼海岸駅161万/坪
(20.2年/52.1坪)
144万/坪
(16.2年/93.3坪)
153万/坪
(9.2年/37.2坪)
片瀬江ノ島駅375万/坪
(43.0年/84.7坪)
77.1万/坪
(29.0年/16.6坪)
181万/坪
(16.0年/45.4坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

片瀬江ノ島駅374.7 万/坪(昨年同期比 +385.7 %)

片瀬江ノ島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 375万円/坪(113万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +385.7%( +297.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 43.0年(昨年 29.0年から +48.3 %増)。平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 16.6 坪から +409.1 %増)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 36.3 坪から +25.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 14.0 分 → 2022年 4.0 分、-71.4 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 29.0 年 → 2022年 43.0 年、+48.3 %と大きく増加)

東林間駅158.4 万/坪(昨年同期比 +31.6 %)

東林間駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 158万円/坪(47.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +31.6%( +38.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2021年)に比べて -31.2%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 8.2年(昨年 17.5年から -53.2 %減)。平均土地面積は 45.5 坪 (昨年 42.4 坪から +7.5 %増)。平均建物面積は 35.5 坪 (昨年 46.1 坪から -23.1 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 17.5 年 → 2022年 8.2 年、-53.2 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 % → 2022年 72.7 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 26.7 % → 2022年 9.1 %)

藤沢駅147.2 万/坪(昨年同期比 -33.1 %)

藤沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 147万円/坪(44.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -33.1%( -72.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 27 件(1年前(2021年)に比べて -12.9%( -4件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 16.6年(昨年 15.9年から +4.3 %増)。平均土地面積は 49.1 坪 (昨年 51.4 坪から -4.6 %減)。平均建物面積は 39.2 坪 (昨年 31.7 坪から +23.5 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 16.1 % → 2022年 7.7 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.2 % → 2022年 3.8 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.1 % → 2022年 38.5 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 45.2 % → 2022年 30.8 %)

本鵠沼駅127.5 万/坪(昨年同期比 -20.7 %)

本鵠沼駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 127万円/坪(38.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -20.7%( -33.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 38.3年(昨年 3.0年から +1174.9 %増)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 45.7 坪から -10.6 %減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 32.4 坪から +2.8 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 13.2 分 → 2022年 7.5 分、-43.2 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 3.0 年 → 2022年 38.3 年、+1174.9 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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