小田急江ノ島線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜12月期の小田急江ノ島線 (相模大野駅片瀬江ノ島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(36.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -3.0%( -3.8万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 652 件(1年前(2018年)に比べて -9.2%( -66件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 13.9年(昨年 11.9年から +17.1 %増)。平均土地面積は 51.9 坪 (昨年 50.6 坪から +2.6 %増)。平均建物面積は 43.6 坪 (昨年 40.7 坪から +7.0 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。片瀬江ノ島駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは片瀬江ノ島駅で昨年に比べ +12.5 %、坪単価は 160 万円/坪となった。

上位 2 駅(片瀬江ノ島駅大和駅)は +9.3 %(坪単価 +12.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鶴間駅中央林間駅)は -9.5 %(坪単価 -12.6 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.9 % → 2019年 2.1 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.0 % → 2019年 1.1 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 11.9 年 → 2019年 13.9 年、+17.1 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 8.7 % → 2019年 12.5 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 53.0 % → 2019年 49.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった本鵠沼駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 169万円/坪(51.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +0.0%( +0.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 20 件(1年前(2018年)に比べて -31.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった桜ケ丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.5万円/坪(28.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +1.2%( +1.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2018年)に比べて -34.5%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。

小田急江ノ島線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
小田急江ノ島線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
相模大野駅118万/坪
(13.1年/40.8坪)
120万/坪
(12.8年/45.4坪)
134万/坪
(11.4年/46.7坪)
東林間駅119万/坪
(14.6年/38.9坪)
126万/坪
(13.1年/52.8坪)
122万/坪
(12.4年/41.0坪)
中央林間駅145万/坪
(19.5年/68.7坪)
159万/坪
(9.7年/55.3坪)
135万/坪
(11.8年/39.0坪)
南林間駅112万/坪
(13.0年/49.7坪)
111万/坪
(10.6年/54.6坪)
106万/坪
(11.6年/45.5坪)
鶴間駅98.1万/坪
(16.2年/42.1坪)
109万/坪
(16.7年/45.5坪)
123万/坪
(7.6年/36.3坪)
大和駅121万/坪
(15.0年/57.8坪)
114万/坪
(18.6年/50.4坪)
148万/坪
(12.7年/49.5坪)
桜ケ丘駅92.5万/坪
(18.6年/48.3坪)
91.4万/坪
(18.2年/36.1坪)
101万/坪
(13.4年/34.9坪)
高座渋谷駅107万/坪
(12.5年/42.2坪)
103万/坪
(11.7年/41.9坪)
101万/坪
(11.0年/42.7坪)
長後駅98.1万/坪
(14.9年/65.0坪)
100万/坪
(13.7年/58.6坪)
93.5万/坪
(13.8年/40.1坪)
湘南台駅122万/坪
(13.3年/61.2坪)
129万/坪
(13.5年/56.0坪)
123万/坪
(12.0年/56.7坪)
六会日大前駅126万/坪
(11.1年/49.0坪)
120万/坪
(11.1年/46.4坪)
137万/坪
(2.8年/42.6坪)
善行駅117万/坪
(16.1年/57.2坪)
112万/坪
(16.8年/80.4坪)
116万/坪
(11.3年/56.9坪)
藤沢本町駅145万/坪
(8.0年/53.8坪)
157万/坪
(6.0年/42.3坪)
132万/坪
(14.5年/53.1坪)
藤沢駅131万/坪
(14.5年/50.1坪)
141万/坪
(6.8年/46.8坪)
131万/坪
(9.9年/41.7坪)
本鵠沼駅169万/坪
(12.8年/65.5坪)
169万/坪
(6.5年/49.7坪)
178万/坪
(5.6年/45.6坪)
鵠沼海岸駅151万/坪
(11.7年/52.1坪)
156万/坪
(9.8年/48.4坪)
158万/坪
(10.6年/47.6坪)
片瀬江ノ島駅160万/坪
(18.2年/46.2坪)
142万/坪
(17.3年/60.5坪)
148万/坪
(7.3年/40.3坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

片瀬江ノ島駅160.1 万/坪(昨年同期比 +12.5 %)

片瀬江ノ島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 160万円/坪(48.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +12.5%( +17.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて -12.5%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 18.2年(昨年 17.3年から +4.8 %増)。平均土地面積は 46.2 坪 (昨年 60.5 坪から -23.6 %減)。平均建物面積は 29.4 坪 (昨年 27.0 坪から +8.9 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 10.8 分 → 2019年 9.6 分、-11.0 %と減少)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 % → 2019年 16.7 %)

大和駅121.4 万/坪(昨年同期比 +6.2 %)

大和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 121万円/坪(36.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +6.2%( +7.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 42 件(1年前(2018年)に比べて -19.2%( -10件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 15.0年(昨年 18.6年から -19.2 %減)。平均土地面積は 57.8 坪 (昨年 50.4 坪から +14.8 %増)。平均建物面積は 59.0 坪 (昨年 43.9 坪から +34.5 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 18.6 年 → 2019年 15.0 年、-19.2 %と減少)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 3.8 % → 2019年 7.1 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 22.9 % → 2019年 14.3 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 45.8 % → 2019年 42.9 %)

鶴間駅98.1 万/坪(昨年同期比 -10.1 %)

鶴間駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.1万円/坪(29.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -10.1%( -11.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 39 件(1年前(2018年)に比べて +2.6%( +1件/坪)と僅かに増加しています。)。

平均築年数は 16.2年(昨年 16.7年から -3.2 %減)。平均土地面積は 42.1 坪 (昨年 45.5 坪から -7.4 %減)。平均建物面積は 40.6 坪 (昨年 49.1 坪から -17.4 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 27.8 % → 2019年 20.5 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 44.4 % → 2019年 48.7 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2018年 11.6 分 → 2019年 12.9 分、+11.6 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 13.9 % → 2019年 17.9 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 15.8 % → 2019年 10.3 %)

中央林間駅144.5 万/坪(昨年同期比 -8.9 %)

中央林間駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(43.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -8.9%( -14.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 20 件(1年前(2018年)に比べて +5.3%( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 19.5年(昨年 9.7年から +102.0 %増)。平均土地面積は 68.7 坪 (昨年 55.3 坪から +24.1 %増)。平均建物面積は 64.9 坪 (昨年 49.4 坪から +31.4 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 9.7 年 → 2019年 19.5 年、+102.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.6 % → 2019年 20.0 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.1 % → 2019年 30.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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