江ノ島電鉄線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年1月〜12月期の江ノ島電鉄線 (鎌倉駅藤沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 192万円/坪(58.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +17.0%( +27.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 201 件(1年前(2021年)に比べて -18.6%( -46件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 22.0年(昨年 18.2年から +21.0 %増)。平均土地面積は 60.4 坪 (昨年 55.7 坪から +8.4 %増)。平均建物面積は 43.2 坪 (昨年 39.1 坪から +10.6 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。鎌倉駅鎌倉高校前駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは稲村ケ崎駅で昨年に比べ +142.3 %、坪単価は 279 万円/坪となった。

上位 2 駅(稲村ケ崎駅鎌倉駅)は +111.1 %(坪単価 +150.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(極楽寺駅長谷駅)は -31.5 %(坪単価 -58.0 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.0 % → 2022年 15.4 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 18.2 年 → 2022年 22.0 年、+21.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 22.4 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 23.8 % → 2022年 29.1 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった鎌倉高校前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 314万円/坪(95.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +57.6%( +114.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった腰越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 119万円/坪(36.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -1.7%( -2.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -12.5%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。

江ノ島電鉄線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
江ノ島電鉄線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
鎌倉駅307万/坪
(33.8年/86.2坪)
171万/坪
(20.8年/59.3坪)
134万/坪
(17.9年/53.9坪)
和田塚駅-301万/坪
(52.0年/182坪)
119万/坪
(42.7年/62.8坪)
由比ケ浜駅-192万/坪
(41.3年/72.6坪)
-
長谷駅131万/坪
(26.8年/60.0坪)
183万/坪
(24.9年/69.4坪)
49.0万/坪
(59.3年/36.3坪)
極楽寺駅120万/坪
(33.7年/51.1坪)
185万/坪
(16.0年/121坪)
90.2万/坪
(34.2年/103坪)
稲村ケ崎駅279万/坪
(5.1年/47.3坪)
115万/坪
(22.1年/61.1坪)
146万/坪
(11.3年/48.4坪)
七里ケ浜駅149万/坪
(38.7年/95.3坪)
164万/坪
(29.6年/96.5坪)
132万/坪
(23.3年/70.3坪)
鎌倉高校前駅314万/坪
(20.3年/54.8坪)
199万/坪
(25.9年/78.7坪)
146万/坪
(17.5年/37.8坪)
腰越駅119万/坪
(28.3年/34.1坪)
121万/坪
(16.6年/33.1坪)
122万/坪
(14.1年/28.0坪)
江ノ島駅135万/坪
(20.6年/37.8坪)
-69.0万/坪
(23.3年/31.8坪)
湘南海岸公園駅177万/坪
(5.6年/36.1坪)
159万/坪
(10.9年/41.8坪)
156万/坪
(18.4年/52.9坪)
鵠沼駅173万/坪
(7.9年/48.3坪)
153万/坪
(12.5年/40.7坪)
143万/坪
(17.6年/52.3坪)
柳小路駅205万/坪
(14.2年/51.1坪)
204万/坪
(19.8年/60.6坪)
232万/坪
(18.0年/67.4坪)
石上駅-161万/坪
(24.4年/43.1坪)
160万/坪
(8.8年/39.9坪)
藤沢駅149万/坪
(17.1年/51.1坪)
159万/坪
(15.7年/51.3坪)
129万/坪
(11.8年/43.0坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

稲村ケ崎駅278.9 万/坪(昨年同期比 +142.3 %)

稲村ケ崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 279万円/坪(84.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +142.3%( +163.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 5.1年(昨年 22.1年から -76.7 %減)。平均土地面積は 47.3 坪 (昨年 61.1 坪から -22.6 %減)。平均建物面積は 30.6 坪 (昨年 41.4 坪から -26.1 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 22.1 年 → 2022年 5.1 年、-76.7 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.6 分 → 2022年 13.2 分、+54.1 %と大きく増加)

鎌倉駅306.9 万/坪(昨年同期比 +79.9 %)

鎌倉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 307万円/坪(92.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +79.9%( +136.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 44 件(1年前(2021年)に比べて -24.1%( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 33.8年(昨年 20.8年から +62.5 %増)。平均土地面積は 86.2 坪 (昨年 59.3 坪から +45.3 %増)。平均建物面積は 48.5 坪 (昨年 39.2 坪から +23.6 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2021年 19.2 分 → 2022年 16.7 分、-12.9 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.4 % → 2022年 13.6 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 20.8 年 → 2022年 33.8 年、+62.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 43.9 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 12.2 %)

極楽寺駅120.5 万/坪(昨年同期比 -34.7 %)

極楽寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 120万円/坪(36.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -34.7%( -64.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +400.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 33.7年(昨年 16.0年から +110.3 %増)。平均土地面積は 51.1 坪 (昨年 121.0 坪から -57.8 %減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 36.3 坪から -8.3 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 16.0 年 → 2022年 33.7 年、+110.3 %と大きく増加)

長谷駅131.2 万/坪(昨年同期比 -28.3 %)

長谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 131万円/坪(39.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -28.3%( -51.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -14.3%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 26.8年(昨年 24.9年から +7.5 %増)。平均土地面積は 60.0 坪 (昨年 69.4 坪から -13.5 %減)。平均建物面積は 53.4 坪 (昨年 54.7 坪から -2.2 %減)。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 % → 2022年 20.0 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 % → 2022年 20.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.0 分 → 2022年 7.5 分、+50.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 % → 2022年 60.0 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 57.1 % → 2022年 33.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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