江ノ島電鉄線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜12月期の江ノ島電鉄線 (鎌倉駅藤沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 164万円/坪(49.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +16.7%( +23.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 247 件(1年前(2020年)に比べて +28.0%( +54件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 18.2年(昨年 15.9年から +14.1 %増)。平均土地面積は 55.7 坪 (昨年 50.9 坪から +9.4 %増)。平均建物面積は 39.1 坪 (昨年 33.7 坪から +16.0 %増)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が減少。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。鎌倉駅七里ケ浜駅鎌倉高校前駅藤沢駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは長谷駅で昨年に比べ +273.8 %、坪単価は 183 万円/坪となった。

上位 2 駅(長谷駅和田塚駅)は +212.9 %(坪単価 +157.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(稲村ケ崎駅柳小路駅)は -16.6 %(坪単価 -29.5 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.7 % → 2021年 4.6 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.4 % → 2021年 13.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 15.9 年 → 2021年 18.2 年、+14.1 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 39.7 % → 2021年 32.9 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 13.6 % → 2021年 16.7 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった和田塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 301万円/坪(90.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +152.0%( +181.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった稲村ケ崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 115万円/坪(34.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -21.2%( -30.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

江ノ島電鉄線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
江ノ島電鉄線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
鎌倉駅171万/坪
(20.8年/59.3坪)
134万/坪
(17.9年/53.9坪)
120万/坪
(29.2年/61.8坪)
和田塚駅301万/坪
(52.0年/182坪)
119万/坪
(42.7年/62.8坪)
-
由比ケ浜駅192万/坪
(41.3年/72.6坪)
--
長谷駅183万/坪
(24.9年/69.4坪)
49.0万/坪
(59.3年/36.3坪)
145万/坪
(42.3年/35.5坪)
極楽寺駅185万/坪
(16.0年/121坪)
90.2万/坪
(34.2年/103坪)
185万/坪
(0.25年/42.4坪)
稲村ケ崎駅115万/坪
(22.1年/61.1坪)
146万/坪
(11.3年/48.4坪)
140万/坪
(25.2年/53.3坪)
七里ケ浜駅164万/坪
(29.6年/96.5坪)
132万/坪
(23.3年/70.3坪)
118万/坪
(34.4年/92.1坪)
鎌倉高校前駅199万/坪
(25.9年/78.7坪)
146万/坪
(17.5年/37.8坪)
124万/坪
(2.5年/52.9坪)
腰越駅121万/坪
(16.6年/33.1坪)
122万/坪
(14.1年/28.0坪)
104万/坪
(24.7年/56.2坪)
江ノ島駅-69.0万/坪
(23.3年/31.8坪)
147万/坪
(4.4年/34.4坪)
湘南海岸公園駅159万/坪
(10.9年/41.8坪)
156万/坪
(18.4年/52.9坪)
128万/坪
(16.9年/34.6坪)
鵠沼駅153万/坪
(12.5年/40.7坪)
143万/坪
(17.6年/52.3坪)
158万/坪
(16.0年/42.0坪)
柳小路駅204万/坪
(19.8年/60.6坪)
232万/坪
(18.0年/67.4坪)
148万/坪
(16.7年/64.6坪)
石上駅161万/坪
(24.4年/43.1坪)
160万/坪
(8.8年/39.9坪)
-
藤沢駅159万/坪
(15.7年/51.3坪)
129万/坪
(11.8年/43.0坪)
131万/坪
(14.5年/50.1坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

長谷駅183.1 万/坪(昨年同期比 +273.8 %)

長谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 183万円/坪(55.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +273.8%( +134.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +600.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 24.9年(昨年 59.3年から -58.0 %減)。平均土地面積は 69.4 坪 (昨年 36.3 坪から +91.1 %増)。平均建物面積は 54.7 坪 (昨年 40.8 坪から +33.9 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 59.3 年 → 2021年 24.9 年、-58.0 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 13.0 分 → 2021年 5.0 分、-61.5 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 28.6 %)

和田塚駅300.5 万/坪(昨年同期比 +152.0 %)

和田塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 301万円/坪(90.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +152.0%( +181.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 52.0年(昨年 42.7年から +22.0 %増)。平均土地面積は 181.5 坪 (昨年 62.8 坪から +189.2 %増)。平均建物面積は 49.9 坪 (昨年 32.5 坪から +53.5 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 6.5 分 → 2021年 2.0 分、-69.2 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 42.7 年 → 2021年 52.0 年、+22.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 100.0 %)

稲村ケ崎駅115.1 万/坪(昨年同期比 -21.2 %)

稲村ケ崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 115万円/坪(34.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -21.2%( -30.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 22.1年(昨年 11.3年から +96.0 %増)。平均土地面積は 61.1 坪 (昨年 48.4 坪から +26.2 %増)。平均建物面積は 41.4 坪 (昨年 31.8 坪から +30.5 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 11.3 年 → 2021年 22.1 年、+96.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.0 分 → 2021年 8.6 分、+22.9 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 20.0 %)

柳小路駅203.7 万/坪(昨年同期比 -12.1 %)

柳小路駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 204万円/坪(61.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -12.1%( -28.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて -13.3%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 19.8年(昨年 18.0年から +10.1 %増)。平均土地面積は 60.6 坪 (昨年 67.4 坪から -10.0 %減)。平均建物面積は 38.1 坪 (昨年 35.2 坪から +8.2 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2020年 7.3 分 → 2021年 6.2 分、-15.3 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 26.7 % → 2021年 53.8 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 26.7 % → 2021年 38.5 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 18.0 年 → 2021年 19.8 年、+10.1 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.7 % → 2021年 15.4 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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