江ノ島電鉄線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜3月期の江ノ島電鉄線 (鎌倉駅藤沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 142万円/坪(43.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -3.4%( -5.0万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 41 件(1年前(2018年)に比べて -29.3%( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 19.9年(昨年 11.4年から +75.6 %増)。平均土地面積は 45.5 坪 (昨年 53.0 坪から -14.1 %減)。平均建物面積は 28.3 坪 (昨年 33.5 坪から -15.5 %減)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。長谷駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは長谷駅で昨年に比べ +63.9 %、坪単価は 198 万円/坪となった。

上位 2 駅(長谷駅鎌倉駅)は +33.1 %(坪単価 +40.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(稲村ケ崎駅七里ケ浜駅)は -25.5 %(坪単価 -43.3 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 17.9 分 → 2019年 15.5 分、-13.7 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 10.3 % → 2019年 17.1 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.7 % → 2019年 2.5 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 11.4 年 → 2019年 19.9 年、+75.6 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 13.8 % → 2019年 30.0 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 10.3 % → 2019年 22.5 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった長谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 198万円/坪(60.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +63.9%( +77.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった腰越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.9万円/坪(29.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -13.2%( -14.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

江ノ島電鉄線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
江ノ島電鉄線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
鎌倉駅173万/坪
(28.8年/46.3坪)
169万/坪
(20.2年/54.3坪)
178万/坪
(28.9年/76.3坪)
和田塚駅-118万/坪
(24.0年/49.9坪)
-
由比ケ浜駅---
長谷駅198万/坪
(39.0年/42.4坪)
121万/坪
(6.5年/67.3坪)
154万/坪
(1.0年/46.9坪)
極楽寺駅--60.4万/坪
(47.0年/72.6坪)
稲村ケ崎駅142万/坪
(28.5年/58.5坪)
194万/坪
(32.0年/124坪)
-
七里ケ浜駅108万/坪
(17.7年/56.5坪)
143万/坪
(30.0年/94.9坪)
120万/坪
(46.0年/77.1坪)
鎌倉高校前駅--101万/坪
(31.0年/55.2坪)
腰越駅97.9万/坪
(32.7年/70.6坪)
113万/坪
(13.7年/45.9坪)
99.2万/坪
(44.0年/27.2坪)
江ノ島駅174万/坪
(1.0年/34.0坪)
-121万/坪
(26.5年/172坪)
湘南海岸公園駅126万/坪
(26.0年/31.0坪)
132万/坪
(19.0年/56.0坪)
120万/坪
(13.0年/40.8坪)
鵠沼駅173万/坪
(2.0年/43.9坪)
176万/坪
(1.0年/39.3坪)
-
柳小路駅-188万/坪
(9.7年/91.8坪)
182万/坪
(24.3年/43.9坪)
石上駅-221万/坪
(1.0年/37.8坪)
171万/坪
(1.0年/34.8坪)
藤沢駅135万/坪
(14.7年/40.2坪)
136万/坪
(4.7年/40.9坪)
150万/坪
(4.3年/38.1坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

長谷駅198.3 万/坪(昨年同期比 +63.9 %)

長谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 198万円/坪(60.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +63.9%( +77.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 39.0年(昨年 6.5年から +500.0 %増)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 67.3 坪から -37.1 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 59.7 坪から -46.8 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 6.5 分 → 2019年 4.0 分、-38.5 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 100.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 6.5 年 → 2019年 39.0 年、+500.0 %と大きく増加)

鎌倉駅173.0 万/坪(昨年同期比 +2.3 %)

鎌倉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 173万円/坪(52.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +2.3%( +3.8万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 28.8年(昨年 20.2年から +42.6 %増)。平均土地面積は 46.3 坪 (昨年 54.3 坪から -14.7 %減)。平均建物面積は 28.9 坪 (昨年 32.4 坪から -10.7 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 20.2 年 → 2019年 28.8 年、+42.6 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 8.3 % → 2019年 37.5 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 12.5 %)

稲村ケ崎駅142.0 万/坪(昨年同期比 -27.0 %)

稲村ケ崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 142万円/坪(43.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -27.0%( -52.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 28.5年(昨年 32.0年から -10.9 %減)。平均土地面積は 58.5 坪 (昨年 124.0 坪から -52.8 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 51.4 坪から -44.1 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 32.0 年 → 2019年 28.5 年、-10.9 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 100.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 4.0 分 → 2019年 6.0 分、+50.0 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 66.7 %)

七里ケ浜駅108.5 万/坪(昨年同期比 -24.0 %)

七里ケ浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -24.0%( -34.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 17.7年(昨年 30.0年から -41.1 %減)。平均土地面積は 56.5 坪 (昨年 94.9 坪から -40.5 %減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 38.9 坪から -2.9 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 30.0 年 → 2019年 17.7 年、-41.1 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 8.8 分 → 2019年 12.3 分、+41.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 66.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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