JR琵琶湖線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜3月期のJR琵琶湖線 (米原駅大津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.4万円/坪(20.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -5.1%( -3.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 179 件(1年前(2019年)に比べて +18.5%( +28件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 21.2年(昨年 17.3年から +22.5 %増)。平均土地面積は 72.8 坪 (昨年 63.9 坪から +13.9 %増)。平均建物面積は 42.3 坪 (昨年 40.4 坪から +4.7 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。能登川駅野洲駅膳所駅大津駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは米原駅で昨年に比べ +600.0 %、坪単価は 38.6 万円/坪となった。

上位 2 駅(米原駅河瀬駅)は +364.1 %(坪単価 +30.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(南彦根駅南草津駅)は -31.9 %(坪単価 -28.9 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 33.1 % → 2020年 24.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 17.3 年 → 2020年 21.2 年、+22.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 14.6 % → 2020年 24.7 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 38.5 % → 2020年 30.5 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった守山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.6万円/坪(29.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +18.4%( +15.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 19 件(1年前(2019年)に比べて -13.6%( -3件/坪)と不調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった能登川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.5万円/坪(9.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +47.2%( +10.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。

JR琵琶湖線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR琵琶湖線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
米原駅38.6万/坪
(22.0年/43.9坪)
5.5万/坪
(0年/49.9坪)
-
彦根駅33.1万/坪
(34.4年/74.3坪)
36.7万/坪
(22.0年/76.3坪)
44.5万/坪
(17.3年/74.5坪)
南彦根駅53.3万/坪
(15.8年/75.6坪)
86.5万/坪
(7.7年/48.7坪)
60.1万/坪
(6.1年/123坪)
河瀬駅48.9万/坪
(19.3年/59.5坪)
21.4万/坪
(25.0年/72.2坪)
47.2万/坪
(1.0年/40.8坪)
稲枝駅40.6万/坪
(22.0年/159坪)
-10.9万/坪
(0年/90.0坪)
能登川駅32.5万/坪
(28.4年/94.5坪)
22.1万/坪
(32.5年/108坪)
34.4万/坪
(0年/69.3坪)
安土駅43.5万/坪
(23.0年/108坪)
--
近江八幡駅51.5万/坪
(25.5年/62.6坪)
48.6万/坪
(25.0年/72.5坪)
52.9万/坪
(23.8年/52.5坪)
篠原駅44.1万/坪
(26.1年/51.0坪)
58.3万/坪
(30.4年/198坪)
35.7万/坪
(27.6年/70.3坪)
野洲駅95.6万/坪
(12.2年/74.6坪)
70.5万/坪
(21.1年/51.1坪)
84.2万/坪
(10.0年/68.6坪)
守山駅97.6万/坪
(8.5年/79.0坪)
82.4万/坪
(10.5年/62.1坪)
98.6万/坪
(11.2年/82.2坪)
栗東駅90.5万/坪
(12.0年/57.5坪)
111万/坪
(25.0年/51.4坪)
118万/坪
(22.8年/70.2坪)
草津駅81.0万/坪
(13.4年/72.2坪)
94.4万/坪
(12.9年/42.7坪)
82.5万/坪
(10.8年/63.3坪)
南草津駅72.7万/坪
(27.0年/82.3坪)
97.4万/坪
(13.3年/52.6坪)
110万/坪
(14.7年/76.3坪)
瀬田駅85.6万/坪
(16.5年/85.4坪)
97.3万/坪
(7.3年/39.5坪)
86.2万/坪
(13.9年/70.6坪)
石山駅59.9万/坪
(25.1年/62.5坪)
62.2万/坪
(19.3年/73.7坪)
59.0万/坪
(20.1年/47.3坪)
膳所駅80.5万/坪
(31.2年/64.2坪)
59.1万/坪
(24.1年/72.1坪)
71.9万/坪
(33.0年/179坪)
大津駅51.3万/坪
(10.0年/38.4坪)
39.5万/坪
(25.5年/21.2坪)
66.7万/坪
(34.0年/39.2坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

米原駅38.6 万/坪(昨年同期比 +600.0 %)

米原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.6万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +600.0%( +33.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 49.9 坪から -12.1 %減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 27.2 坪から +33.3 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 30.0 分 → 2020年 5.0 分、-83.3 %と大きく減少)

河瀬駅48.9 万/坪(昨年同期比 +128.2 %)

河瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.9万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +128.2%( +27.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 19.3年(昨年 25.0年から -22.7 %減)。平均土地面積は 59.5 坪 (昨年 72.2 坪から -17.6 %減)。平均建物面積は 38.3 坪 (昨年 45.8 坪から -16.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 25.0 年 → 2020年 19.3 年、-22.7 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 66.7 %)

南彦根駅53.3 万/坪(昨年同期比 -38.4 %)

南彦根駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.3万円/坪(16.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -38.4%( -33.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて -16.7%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 15.8年(昨年 7.7年から +105.5 %増)。平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 48.7 坪から +55.3 %増)。平均建物面積は 44.5 坪 (昨年 37.8 坪から +17.6 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 7.7 年 → 2020年 15.8 年、+105.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 50.0 %)

南草津駅72.7 万/坪(昨年同期比 -25.4 %)

南草津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.7万円/坪(22.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -25.4%( -24.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(1年前(2019年)に比べて -28.6%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 27.0年(昨年 13.3年から +103.6 %増)。平均土地面積は 82.3 坪 (昨年 52.6 坪から +56.3 %増)。平均建物面積は 50.0 坪 (昨年 35.3 坪から +41.5 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 24.0 分 → 2020年 21.3 分、-11.1 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 36.8 % → 2020年 30.8 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 13.3 年 → 2020年 27.0 年、+103.6 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 42.1 % → 2020年 7.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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