JR琵琶湖線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜12月期のJR琵琶湖線 (米原駅大津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.4万円/坪(20.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -3.6%( -2.6万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 688 件(1年前(2018年)に比べて -9.4%( -71件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 19.8年(昨年 20.1年から -1.9 %減)。平均土地面積は 72.5 坪 (昨年 71.9 坪から +0.9 %増)。平均建物面積は 46.5 坪 (昨年 45.7 坪から +1.9 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく減少、築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加。

値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。米原駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは米原駅で昨年に比べ +43.8 %、坪単価は 62.8 万円/坪となった。

上位 2 駅(米原駅栗東駅)は +29.2 %(坪単価 +15.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(稲枝駅河瀬駅)は -33.2 %(坪単価 -14.8 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.5 % → 2019年 27.5 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 0.1 % → 2019年 0.3 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2018年 28.3 % → 2019年 28.8 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 1.8 % → 2019年 1.5 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった栗東駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.1万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +14.6%( +12.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 26 件(1年前(2018年)に比べて +13.0%( +3件/坪)と好調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった稲枝駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.8万円/坪(7.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -37.4%( -14.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2018年)に比べて -53.8%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR琵琶湖線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR琵琶湖線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
米原駅62.8万/坪
(2.9年/117坪)
43.6万/坪
(13.2年/75.3坪)
41.0万/坪
(24.1年/46.5坪)
彦根駅43.3万/坪
(25.4年/90.6坪)
60.0万/坪
(23.2年/71.0坪)
64.4万/坪
(21.0年/94.8坪)
南彦根駅63.9万/坪
(14.5年/74.6坪)
56.4万/坪
(17.9年/92.2坪)
61.9万/坪
(12.1年/72.6坪)
河瀬駅36.1万/坪
(25.0年/75.0坪)
50.9万/坪
(18.1年/110坪)
27.4万/坪
(21.9年/107坪)
稲枝駅24.8万/坪
(34.8年/93.5坪)
39.6万/坪
(16.6年/99.9坪)
20.4万/坪
(39.7年/135坪)
能登川駅42.4万/坪
(27.4年/95.2坪)
47.6万/坪
(24.0年/96.6坪)
60.4万/坪
(19.9年/79.2坪)
安土駅44.5万/坪
(19.5年/82.9坪)
48.1万/坪
(17.5年/63.1坪)
66.6万/坪
(16.8年/87.0坪)
近江八幡駅52.6万/坪
(23.6年/87.5坪)
55.1万/坪
(20.9年/83.9坪)
47.7万/坪
(24.4年/83.5坪)
篠原駅41.2万/坪
(29.8年/90.8坪)
42.8万/坪
(30.1年/71.4坪)
46.6万/坪
(16.4年/86.2坪)
野洲駅69.8万/坪
(25.5年/99.2坪)
72.3万/坪
(16.6年/100坪)
72.4万/坪
(17.6年/77.4坪)
守山駅78.8万/坪
(11.5年/65.9坪)
85.3万/坪
(14.4年/69.6坪)
81.1万/坪
(13.8年/70.5坪)
栗東駅99.1万/坪
(16.4年/103坪)
86.4万/坪
(20.0年/82.4坪)
103万/坪
(13.0年/84.0坪)
草津駅92.5万/坪
(17.1年/62.9坪)
87.9万/坪
(17.2年/56.4坪)
81.3万/坪
(13.2年/62.5坪)
南草津駅97.8万/坪
(13.8年/64.5坪)
93.8万/坪
(18.5年/74.1坪)
82.9万/坪
(16.1年/80.4坪)
瀬田駅91.1万/坪
(11.3年/45.0坪)
87.9万/坪
(17.1年/71.4坪)
72.3万/坪
(17.6年/57.8坪)
石山駅62.6万/坪
(21.4年/61.6坪)
63.1万/坪
(21.0年/52.8坪)
63.0万/坪
(20.8年/70.8坪)
膳所駅61.6万/坪
(29.7年/70.8坪)
60.2万/坪
(35.2年/84.3坪)
61.5万/坪
(27.9年/63.8坪)
大津駅42.7万/坪
(33.0年/55.0坪)
58.9万/坪
(29.2年/43.8坪)
56.1万/坪
(28.5年/45.1坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

米原駅62.8 万/坪(昨年同期比 +43.8 %)

米原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.8万円/坪(19.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +43.8%( +19.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2018年)に比べて +20.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 2.9年(昨年 13.2年から -77.7 %減)。平均土地面積は 117.5 坪 (昨年 75.3 坪から +56.0 %増)。平均建物面積は 78.7 坪 (昨年 51.4 坪から +52.9 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 13.2 年 → 2019年 2.9 年、-77.7 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 75.0 %)

栗東駅99.1 万/坪(昨年同期比 +14.6 %)

栗東駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.1万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +14.6%( +12.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 26 件(1年前(2018年)に比べて +13.0%( +3件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 16.4年(昨年 20.0年から -18.0 %減)。平均土地面積は 102.5 坪 (昨年 82.4 坪から +24.4 %増)。平均建物面積は 55.2 坪 (昨年 61.2 坪から -9.8 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 20.0 年 → 2019年 16.4 年、-18.0 %と減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2018年 18.1 分 → 2019年 14.7 分、-19.2 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 4.3 % → 2019年 7.7 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 14.3 % → 2019年 11.1 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 44.4 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 28.6 % → 2019年 22.2 %)

稲枝駅24.8 万/坪(昨年同期比 -37.4 %)

稲枝駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.8万円/坪(7.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -37.4%( -14.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2018年)に比べて -53.8%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 34.8年(昨年 16.6年から +110.4 %増)。平均土地面積は 93.5 坪 (昨年 99.9 坪から -6.4 %減)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 39.2 坪から +11.9 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 20.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 16.6 年 → 2019年 34.8 年、+110.4 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 24.0 分 → 2019年 35.7 分、+48.6 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.7 % → 2019年 60.0 %)

河瀬駅36.1 万/坪(昨年同期比 -29.0 %)

河瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.1万円/坪(10.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -29.0%( -14.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 16 件(1年前(2018年)に比べて +166.7%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 25.0年(昨年 18.1年から +37.8 %増)。平均土地面積は 75.0 坪 (昨年 110.2 坪から -32.0 %減)。平均建物面積は 38.3 坪 (昨年 65.0 坪から -41.1 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 18.1 年 → 2019年 25.0 年、+37.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 % → 2019年 42.9 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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