JR湖西線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年1月〜3月期のJR湖西線 (近江塩津駅大津京駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.8万円/坪(18.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +22.9%( +11.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 71 件(1年前(2021年)に比べて -1.4%( -1件/坪)と僅かに減少しています。)。

平均築年数は 20.2年(昨年 23.8年から -15.0 %減)。平均土地面積は 65.5 坪 (昨年 70.6 坪から -7.2 %減)。平均建物面積は 35.6 坪 (昨年 37.2 坪から -4.2 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。マキノ駅和邇駅小野駅大津京駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは安曇川駅で昨年に比べ +233.1 %、坪単価は 71.9 万円/坪となった。

上位 2 駅(安曇川駅新旭駅)は +199.7 %(坪単価 +37.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(志賀駅近江今津駅)は -52.0 %(坪単価 -28.7 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2021年 23.8 年 → 2022年 20.2 年、-15.0 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 27.7 % → 2022年 36.9 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 44.6 % → 2022年 27.7 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 24.6 % → 2022年 26.2 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった大津京駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +40.1%( +29.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった近江中庄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.3万円/坪(3.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -11.5%( -1.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

JR湖西線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR湖西線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
近江塩津駅---
永原駅---
マキノ駅40.6万/坪
(12.0年/106坪)
25.9万/坪
(22.0年/90.8坪)
27.9万/坪
(31.0年/49.9坪)
近江中庄駅10.3万/坪
(41.0年/63.5坪)
11.7万/坪
(27.0年/54.5坪)
35.3万/坪
(22.0年/104坪)
近江今津駅21.0万/坪
(30.0年/147坪)
42.8万/坪
(15.3年/113坪)
60.9万/坪
(28.7年/65.4坪)
新旭駅38.1万/坪
(26.7年/236坪)
14.3万/坪
(32.4年/127坪)
29.1万/坪
(20.0年/110坪)
安曇川駅71.9万/坪
(3.0年/106坪)
21.6万/坪
(29.8年/93.8坪)
17.5万/坪
(30.7年/143坪)
近江高島駅30.8万/坪
(40.4年/55.5坪)
-27.0万/坪
(25.4年/130坪)
北小松駅-9.9万/坪
(49.0年/112坪)
43.6万/坪
(45.0年/69.6坪)
近江舞子駅-72.4万/坪
(17.0年/151坪)
59.8万/坪
(19.0年/424坪)
比良駅-16.5万/坪
(0年/96.8坪)
46.5万/坪
(10.0年/203坪)
志賀駅31.5万/坪
(32.4年/142坪)
67.2万/坪
(22.0年/112坪)
-
蓬莱駅--15.0万/坪
(45.0年/145坪)
和邇駅55.7万/坪
(21.0年/86.2坪)
29.9万/坪
(34.7年/54.5坪)
27.2万/坪
(36.0年/80.2坪)
小野駅41.5万/坪
(30.0年/66.6坪)
24.4万/坪
(32.8年/63.8坪)
34.3万/坪
(34.4年/64.0坪)
堅田駅51.0万/坪
(28.3年/42.1坪)
58.0万/坪
(26.9年/61.7坪)
34.8万/坪
(27.4年/58.1坪)
おごと温泉駅50.6万/坪
(29.0年/46.1坪)
60.5万/坪
(22.6年/71.1坪)
84.1万/坪
(8.8年/102坪)
比叡山坂本駅78.4万/坪
(12.7年/47.2坪)
69.4万/坪
(8.7年/45.3坪)
78.1万/坪
(10.4年/46.9坪)
唐崎駅86.9万/坪
(8.9年/40.0坪)
77.1万/坪
(22.6年/88.3坪)
55.7万/坪
(21.0年/54.0坪)
大津京駅104万/坪
(8.7年/39.6坪)
74.1万/坪
(21.0年/41.2坪)
51.9万/坪
(45.0年/74.5坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

安曇川駅71.9 万/坪(昨年同期比 +233.1 %)

安曇川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.9万円/坪(21.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +233.1%( +50.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 3.0年(昨年 29.8年から -89.9 %減)。平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 93.8 坪から +12.9 %増)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 39.9 坪から -12.9 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 29.8 年 → 2022年 3.0 年、-89.9 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 64.0 分 → 2022年 8.0 分、-87.5 %と大きく減少)

新旭駅38.1 万/坪(昨年同期比 +166.3 %)

新旭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.1万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +166.3%( +23.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 26.7年(昨年 32.4年から -17.5 %減)。平均土地面積は 236.5 坪 (昨年 127.1 坪から +86.1 %増)。平均建物面積は 130.1 坪 (昨年 47.4 坪から +174.5 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2021年 32.4 年 → 2022年 26.7 年、-17.5 %と減少)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 100.0 %)

志賀駅31.5 万/坪(昨年同期比 -53.1 %)

志賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.5万円/坪(9.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -53.1%( -35.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 32.4年(昨年 22.0年から +47.0 %増)。平均土地面積は 142.2 坪 (昨年 111.9 坪から +27.0 %増)。平均建物面積は 38.3 坪 (昨年 28.0 坪から +36.9 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 22.0 年 → 2022年 32.4 年、+47.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 7.0 分 → 2022年 14.7 分、+109.5 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 33.3 %)

近江今津駅21.0 万/坪(昨年同期比 -50.9 %)

近江今津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.0万円/坪(6.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -50.9%( -21.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 30.0年(昨年 15.3年から +95.6 %増)。平均土地面積は 147.2 坪 (昨年 113.1 坪から +30.2 %増)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 53.7 坪から -34.3 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 15.3 年 → 2022年 30.0 年、+95.6 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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