JR湖西線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜3月期のJR湖西線 (近江塩津駅大津京駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.5万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -14.9%( -8.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 69 件(1年前(2019年)に比べて -14.8%( -12件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 25.5年(昨年 19.3年から +32.4 %増)。平均土地面積は 87.4 坪 (昨年 69.4 坪から +26.0 %増)。平均建物面積は 36.7 坪 (昨年 41.7 坪から -12.1 %減)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。近江高島駅おごと温泉駅比叡山坂本駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新旭駅で昨年に比べ +173.8 %、坪単価は 29.1 万円/坪となった。

上位 2 駅(新旭駅近江今津駅)は +152.5 %(坪単価 +26.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(蓬莱駅堅田駅)は -56.9 %(坪単価 -30.8 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 1.5 % → 2020年 1.5 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 19.3 年 → 2020年 25.5 年、+32.4 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2019年 18.8 分 → 2020年 21.8 分、+15.6 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 19.4 % → 2020年 27.7 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 29.9 % → 2020年 36.9 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となったおごと温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.1万円/坪(25.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +85.4%( +38.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった蓬莱駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.0万円/坪(4.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -62.8%( -25.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR湖西線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR湖西線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
近江塩津駅---
永原駅---
マキノ駅27.9万/坪
(31.0年/49.9坪)
46.8万/坪
(20.0年/142坪)
42.7万/坪
(13.0年/175坪)
近江中庄駅35.3万/坪
(22.0年/104坪)
41.4万/坪
(19.5年/75.1坪)
33.8万/坪
(22.0年/114坪)
近江今津駅60.9万/坪
(28.7年/65.4坪)
26.4万/坪
(31.0年/52.2坪)
28.6万/坪
(18.5年/46.9坪)
新旭駅29.1万/坪
(20.0年/110坪)
10.6万/坪
(16.0年/174坪)
18.5万/坪
(21.7年/142坪)
安曇川駅17.5万/坪
(30.7年/143坪)
29.9万/坪
(2.0年/86.5坪)
22.6万/坪
(21.2年/183坪)
近江高島駅27.0万/坪
(25.4年/130坪)
21.8万/坪
(34.0年/69.6坪)
13.7万/坪
(13.0年/78.7坪)
北小松駅43.6万/坪
(45.0年/69.6坪)
--
近江舞子駅59.8万/坪
(19.0年/424坪)
104万/坪
(4.5年/59.7坪)
29.8万/坪
(42.0年/79.4坪)
比良駅46.5万/坪
(10.0年/203坪)
21.4万/坪
(45.4年/170坪)
-
志賀駅-49.8万/坪
(32.0年/96.8坪)
38.6万/坪
(19.3年/77.5坪)
蓬莱駅15.0万/坪
(45.0年/145坪)
40.4万/坪
(25.0年/150坪)
-
和邇駅27.2万/坪
(36.0年/80.2坪)
37.8万/坪
(25.3年/74.6坪)
32.0万/坪
(37.4年/80.7坪)
小野駅34.3万/坪
(34.4年/64.0坪)
35.3万/坪
(29.0年/59.9坪)
9.1万/坪
(0年/66.6坪)
堅田駅34.8万/坪
(27.4年/58.1坪)
71.0万/坪
(14.2年/53.9坪)
57.7万/坪
(0年/72.6坪)
おごと温泉駅84.1万/坪
(8.8年/102坪)
45.4万/坪
(24.0年/65.4坪)
62.8万/坪
(16.7年/130坪)
比叡山坂本駅78.1万/坪
(10.4年/46.9坪)
49.6万/坪
(14.0年/43.9坪)
47.8万/坪
(20.6年/72.6坪)
唐崎駅55.7万/坪
(21.0年/54.0坪)
75.6万/坪
(11.9年/45.1坪)
57.5万/坪
(12.0年/34.3坪)
大津京駅51.9万/坪
(45.0年/74.5坪)
77.7万/坪
(16.9年/45.1坪)
55.7万/坪
(33.9年/72.0坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

新旭駅29.1 万/坪(昨年同期比 +173.8 %)

新旭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.1万円/坪(8.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +173.8%( +18.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 20.0年(昨年 16.0年から +25.0 %増)。平均土地面積は 110.4 坪 (昨年 173.9 坪から -36.5 %減)。平均建物面積は 21.9 坪 (昨年 25.0 坪から -12.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 60.0 分 → 2020年 29.5 分、-50.8 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 16.0 年 → 2020年 20.0 年、+25.0 %と大きく増加)

近江今津駅60.9 万/坪(昨年同期比 +131.2 %)

近江今津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.9万円/坪(18.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +131.2%( +34.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 28.7年(昨年 31.0年から -7.5 %減)。平均土地面積は 65.4 坪 (昨年 52.2 坪から +25.4 %増)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 32.1 坪から -20.0 %減)。

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 16.8 分 → 2020年 23.8 分、+41.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 66.7 %)

蓬莱駅15.0 万/坪(昨年同期比 -62.8 %)

蓬莱駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.0万円/坪(4.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -62.8%( -25.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 45.0年(昨年 25.0年から +80.0 %増)。平均土地面積は 145.2 坪 (昨年 150.2 坪から -3.4 %減)。平均建物面積は 16.6 坪 (昨年 51.9 坪から -68.0 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 25.0 年 → 2020年 45.0 年、+80.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.7 分 → 2020年 15.0 分、+164.7 %と大きく増加)

堅田駅34.8 万/坪(昨年同期比 -50.9 %)

堅田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.8万円/坪(10.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -50.9%( -36.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて -37.5%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 27.4年(昨年 14.2年から +93.0 %増)。平均土地面積は 58.1 坪 (昨年 53.9 坪から +7.8 %増)。平均建物面積は 34.3 坪 (昨年 32.9 坪から +4.2 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 14.2 年 → 2020年 27.4 年、+93.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 33.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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